住宅業界(新築・リフォーム・不動産)の「課題何でも解決屋」として20年以上のキャリアを持つ株式会社ランリグが、その過程で出会った優秀な人材を他社に活用してもらう新サービス『その道のプロ』をスタートしました。2000名以上のスペシャリストと繋がる渡邉社長に、『その道のプロ』の活用方法を伺う対談企画。
第57回 これからは「移民」も「解雇」も受け入れる
確かに「派遣の人口を増やした」と一部では不人気ですが、主張には筋が通っていると思うんですよ。少なくとも私の周りでは、自ら望んで派遣で働いてる人ばかりだったので、派遣自体が問題だとは思いませんし。
確かに一つ一つの考え方は合理的ですよね。僕も各論を詰めていく必要はあると思いますが、「移民の受け入れ」とか「解雇規制の緩和」の方向性には賛成です。
ミャンマーやベトナムなどの仏教国とか。親や家族に対する考え方で言えば、儒教の国は日本に近い気がしますね。
そういう教育でしたから。よく言われる「昔の日本はこうだった」っていうのは、明治維新以降の国策による教育のことですよ。そういう流れの中に終身雇用や労働組合もあったわけですけど、いずれも崩壊しつつある。
そうなんですよね。解雇できないということは、「どんなに仕事ができない社員でも定年まで雇い続けなければいけない」ってことですよ。それが60歳から65歳、さらに70歳まで伸びるとなったら、破綻するのも当然なわけで。
確かに、とりあえずお試しで採用するのはありでしょうね。
へぇ。紹介予定派遣のような感じですか?
なるほど。そうやってお試しができれば、企業も人材も選択肢が増えますね。
対談している二人
渡邉 昇一(わたなべ しょういち)
株式会社ランリグ 代表取締役
1975年、大阪市に生まれる。大学卒業後、採用コンサルティング会社ワイキューブに入社。同社の営業、マーケティングのマネージャー、社長室長及び、福岡などの支店立上げを担当し、同社の売上40億達成に貢献した。29歳の年に株式会社ラン・リグを設立し、今期20期目。述べ900社以上の住宅会社のマーケティング、人材コンサルティング支援と並行し、500店舗以上が加盟するボランタリーチェーン「センリョク」など、VC、FC構築にも多数携わる。また、自身が司会を務め、住宅業界の経営者をゲストに招き送る自社のラジオ番組は、6年間で、延べ300回以上の配信を経て、毎月2万人以上の業界関係者が視聴する番組に成長した。今年5月には、2000人以上のプロ人材とのネットワークを生かした~社長の右腕派遣サービス~【その道のプロ】を本格リリース。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。