「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。
第29回 コミュニケーションアカデミー、参加者募集中!

前回から、岩上さんがこれから新しく始める予定の『コミュニケーションアカデミー』についてお伺いしています。お客さんとのコミュニケーションに悩んでいる美容師さんは多いでしょうけど……お高いんじゃないですか?

笑。まず今やっている『提案技術アカデミー』は、基本的に1年契約で、月額7万円+消費税でやらせていただいています。今回の『コミュニケーションアカデミー』もひとまずは同じスタイルで始めてみようかなと。

いえ、どちらかと言えばクレーム対応ですね。というのも、アカデミーに参加している方ってプライベートサロンの方がほとんどで。つまり自分が現場に立っている方なので、お客様からクレームやご意見をいただくことがあるわけです。

そうそう。お客様に送る前に、まず僕に見せてくださいって。それで、ちゃんとお客様の意図を汲んだ回答ができているか、きちんと次回につながるようなフォローができているか、といったことをアドバイスさせてもらっています。

そうですよね(笑)。それに参加者の方にとっても、他の人の質問やアドバイスなんかを聞ける合同セッションの方が学びが多いと思っていて。だから今後は8〜10人ほどのメンバーで、月に1回120分の合同セッション、というプログラムにしていこうかなと考えています。

これが意外と「この辺りの相場はカット5000円だから、ウチも5000円にしておこう」みたいなパターンが多いんですよ。なんていうのかな…美容業界全体的に「原価発想」があまりないせいなんでしょうね。

そうです。「どんなメニュー」を「どういう人」に「いくらで売りたい」のか、一緒に整理して考えてあげたいなと思っています。その一環として、「自分の一番の売り」は何かということも、掘り下げていこうかなと。

そうなんですよ。実際に現在の「コミュニケーションアカデミー」にも「コンテンツとしての売りを見つけたい」と受講される方が多くて。それこそハウオリを売りにしたいとか、カットは負けたくないとか、他店とは違うカラー技術を身に着けたいとか。

ははぁ…やっぱり岩上さんは「営業思考」ですよね。「すでに決まっている商品をどうやって高く売るか」ではなく「自分のオリジナル商品を作る」ことにフォーカスしているというか。

基本的には1年契約になるので「お互い、長く付き合いたいと思えるかどうか」を重視しています。「お金払ってるんだから、いろいろ教えてよ」とか「このセッション受けたら、売上どんどんアップするんでしょ?」みたいな考え方の人はご遠慮いただきたいかなぁ…。

対談している二人
岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表
美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。