人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第140回 社員ゼロで1億円を稼ぐ「新しい経営」

昔、安田さんがワイキューブ時代に「経営とは何か」というテーマでセミナーをされていたかと思いますが、最近のメルマガでもまた書かれていましたよね。経営に対する考え方もどんどんアップデートされているでしょうし、あらためて話してみるのも面白そうだなと。

ああ、いいですね。例えば「経営者」ということでいうと、「会社を作って1人で下請け仕事をしている社長」が、自分を「経営者」と名乗ることがありますよね。でもあれは社長であっても経営者ではないだろうと思うんですよ。

そうなんです。じゃあ社員を雇わないと経営できないのかと言われると、私は今まさに「社員を雇わずに経営をやってみる」ことに挑戦しようとしていて。昔は、社員の時間と会社のお金を使って、それを増やしていくのが経営だと思っていたんですが。

そうそう(笑)。3年間寝ていてもお金が入ってくるような仕組みを構築する作業が「経営」なんだろうなと。それを認めたくなくて1人でやってきたんですけど、最近の不足感や空虚感は経営をしていないからだと気づきまして。

ええ。かつて自分の会社を世界で一番年収の高い会社にしようと借金をして給料を上げたんですが、うまくいかなかった。でも自分と一緒にビジネスをやる人の収入を増やしたいという思いは変わっていないので、今度は外注として関わってくれる人の年収をどんどん上げたいなと。

会社組織じゃないから、評価制度も管理システムもいらないし、利益を会社にプールする必要もありません。そう考えたら、高い報酬を払いながら私も儲かる仕組みができるんじゃないかと。それを考えるのが楽しいんです。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

















