こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
最近、いろんな人から猫背を指摘されるので、今年は猫背を治したい金子亜佑美です。
安田佳生です。
今回は40代映像制作の方からご質問いただいています。亜佑美ちゃん、江美ちゃん、安売り野菜さん(笑)こんにちは。思い切ってお三方をあだ名で呼ばせてもらいました(汗)。いつも楽しく聞いています。今回の質問ですが、テレビとYouTubeの境目を教えてください。僕はテレビ番組をYouTubeでよく見ます。それが違法なのかどうかよくわかっていませんが、いつでもどこでもネット環境とデバイスがあれば見れるYouTubeはとても便利です。今後この2つのメディアがどうなっていくのかを含め、安田さん、栃尾さん、金子さんのご意見教えてください。とのことです。
じゃあ、栃尾先生。
先生!
まあ、なんでしょうね、テレビっていうのは習慣のものだと思うんですよね。
ほぉ、習慣?
見る習慣がある。ない?
曜日とかで?
曜日もそうですし、リビングにだいたい1台置いてあって、帰ってきたらポチっとつけて、ガチャガチャガチャっと見て、いいやつがあったらそれを見ると。で、若い人はテレビがおうちにない人が多いみたいですね、20代の人とか。なので、習慣はなかなかそんなに変わらないので、世代交代するまでは結構やっぱり視聴者があるんじゃないかなと思います。
テレビは続くよと?
はい。
で、いずれはみんな見なくなるんじゃないの?ってことですかね。
そうですね。で、それが劇的に来るんじゃなくて、どうしても人の習慣に依存するんじゃないかなと思っています。
なるほど。
じゃあ、テレビとYouTubeの境目はズバリなんですか?
あ、そうか(笑)そう言われると「作り方」って気もしちゃいますけどね。
作り方?
はい。
たしかに。YouTubeのほうがテレビよりも自由度が高いので何でもできちゃう。
そうなんですか?
そうなんですか?
そうみたいです。たとえば、この映像制作の方はテレビ番組をYouTubeで見ているけれど、ユーチューバーとかはそうじゃなくて、テレビでできない危ない挑戦とかもYouTubeで放映したりしていて。
タブーがないって感じ?
タブーがあまりない。
それはYouTubeが決めるんですかね、「さすがにこれはダメだよ」とか。
「さすがにこれはダメだよ」というのは、著作権があるものに関しては消されるんですよね、YouTubeって。テレビ番組も「著作権でダメだよ」っていうのは消されちゃったり。
あと、犯罪めいたものとか。
あ、そうですね。テロのすごいグロテスクな映像とかっていうのはネットに上がるけど、YouTubeのほうで消されるっていうのを聞いたことがあります。
ってことはYouTubeが法律なんですよね。YouTubeさんっていう会社がたぶんあって、その人たちが独自のルールで・・・
グーグルじゃないんですか?
グーグルです。
あ、グーグルさんなんですか?
グーグルさんだと。
グーグルさんがYouTubeを買ったんでしたっけ?
買ったんですよね、たしか。
じゃあそうですね、「これはダメだろう」っていうのは見れなくしちゃうと。それよりもさらにテレビのほうがルールが厳しいってことですか?
と思ってます。境目ってわかんないけど。
放送するルールの境目ってことでしょうね、それは。まず、テレビは誰でもできないですよね、YouTubeは誰でもできますけど。
ああ、たしかに。
テレビで何か自分のドラマ流そうと思っても流せないけどYouTubeだったら流せるっていう、そこがまず違いますよね。
作る方の視点でっていうことですよね。
作る方の視点もそうですけど、放映する権利が誰にでもあるってこと、ルールに違反しない限り。テレビはテレビ局以外の人は勝手に流せないんで。収録すればいつでも見れるとはいえ、何を見せるかっていうのはだいたいテレビ側が主導権持ってて、今でこそYouTubeもあるしビデオもあるんでコマーシャルとか飛ばせますけど、昔は強制的に見せられてたんで。でも、やっぱり一番の違いは僕はマネタイズの方法っていうか、どうやって金稼いでるかが一番の違いかなっていう気はしますけどね。
そうか。
テレビ局はスポンサーさんがいるの知ってますか?
CMですよね。
CM。
なんとなく。「この提供は○○のスポンサーの…」
違う、「この提供は」じゃなくて「この番組は」。提供しかないじゃん(笑)
たしかに(笑)
なんとなくわかります。
だから、ドラマを作ったりしてるし、見る人は無料で見れちゃいますよね。じゃあどうやって生活してんの?というと、コマーシャルを流してる人がお金を払ってるわけですね。昔は日本にはNHKしかなかったって知ってました?
いや、知らなかったです。そうなんですか?
そうなんですよ。
黒柳徹子さんが初期に出てた頃。
出てた。はい。だから視聴率は100パーセントだったわけですね。
やばいですね。
でも、NHKはみんなが放送を見るためにテレビ設置したらお金を払うっていうことで成り立ってるじゃないですか。それで運営費が成り立ってるんですよね。だから、民放を作るときにお金取るのか取らないのかで「取らないほうがみんな見てくれるだろう。みんなが見ればそこにCMが取れるだろう。広告出したい会社があるだろう」ということで、そういうビジネスモデルを考えて成功したってことですよね。
ビジネスなんですね、テレビって。
ビジネスなんですよ、そうなんですよ。お台場のでかい建物が企業のコマーシャルを流す料金だけで建てれちゃう。
すごい!そうかそうか。
だから何秒で何億とか何十億とかっていう、そういう世界なんで。じゃあ、YouTubeはどうやって稼いでるんですか?
YouTubeは番組最初もしくは途中に流れるCMによって収入を得ている方が多いそうです。わからない。
まあ、でもそうですよね、ある程度再生回数が増えてくるとYouTube側が勝手に広告をそこに載っけて、よく見られる番組だから広告も見られるだろうということで広告料を払って載っけてるっていう。
再生数によって広告料が変わるっていう。
そうですよね。でも、そこで広告料を取れるような有名なユーチューバーさんってほとんどいないんですよね。にもかかわらず、みんなすごい動画流してるじゃないですか。あれはなぜなんでしょうね。
なんでですかね。面白いからやってるんですかね。好きだからとか。
自分でもできそうだって思いますよね、テレビに比べると。
それは「もしかしたら稼げるかもしれない」っていうことでやってるってことですかね。
っていう人が多いんじゃないですか。
ああ、そうかもしれないですね。
僕はYouTubeに関しては、そうやってユーチューバーとして稼ぐ人もいますけど、たとえば企業とか個人のお笑い芸人とか有名になった人いたじゃないですか。何でしたっけ。ピコ太郎さんでしたっけ。
ああ、はいはい。
ああ。
とかは、自分を売るきっかけにしてるんですよね。それで再生されてお金はもちろん入ってきたでしょうけど、テレビだったらば番組のプロデューサーさんとかが選んでくれないと出れないじゃないですか。自分で自分を売って、たとえば金子さんだったら自分の歌とかをそこで歌って、自分のファンを作ってって、再生回数でお金を稼げなかったとしても聞いてくれた人がファンになって自分のCD買ってくれたり仕事を依頼してくれたり、だからマネタイズのポイントが実はいっぱいあるんですよね、YouTubeっていうのは。有名なのはユーチューバーさんみたいにYouTubeが金払うっていうことなんですけど、そうとは限らなくて、いくらでも稼ぎようがある。
企業のCMもYouTubeに載せて自社のホームページからリンクしてたりしますもんね。
しますします。
で、ロングバージョン作ったり。
そうですよね。だから、テレビだったらば放映料を払わないといけないけど、YouTubeだったら企業のCMは無料で流せるわけですよ。だけど、テレビだったら強制的に見せれるけど、YouTubeは見ない人もいるんで、面白く作んないといけないっていうのがありますね。2つのメディアがどうなっていくかに答える時間がなくなってしまったんで、これは栃尾さんにまとめて答えていただきましょう。
どうなっていくか最初に言いましたよね、私は「時代とともに変わっていく」って言いましたけど。
はい、時代とともにだんだんとテレビは廃れていく。
廃れていくのではないかと。でも、今までのまとめとしては、大きくは収入源が違うのと、あと目的、PRのためなのか広告を取るためなのかっていうのが違うかなっていうとこですかね。
そうですね。ある意味動画っていう意味では一緒ですけど、それ以外は何もかも違うって言ったほうがいいんじゃないかなっていう気がしますけど。
はい。
なるほど。
はい。ということで本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年3月14日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。
1件のコメントがあります
いつも楽しく拝聴しております。
質問、取り上げてくださいましてありがとうございます!
非常に参考になるご意見でした。
動画の可能性を感じました。