
なるほどね。ありがとうございました!今回は30代・医療専門職の方からご質問いただいてます。境目研究家の安田さんに質問です。伝統と惰性の境目はどこにあるのでしょうか?一定の年数を超えるといきなり伝統になるのでしょうか?ということです。

(笑)でね、この答えなんですけど、僕なりの。さっき栃尾さんが「必要とされてることが重要じゃないか」とおっしゃってたじゃないですか。それを聞いてほほぉと思ったんですが、やっぱ必要とされるためには同じことを続けてたらダメなんじゃないかって気がすんですね。

だから、伝統と言われてる、たとえば歌舞伎とかもそうだと思うんですけど、元々はお能から庶民向けに進化したわけで、たぶん焼き物とかも何でもそうだと思うんですけど、素人的にはずっと同じでただ続いてるように見えるけど、たぶん時代に合わせて300年続いてるまんじゅう屋とかも絶対味をちょっとずつ変えて、すごい工夫し続けてると思うんですよね。だから、意志をもって変化というか、進化というか、改良というか、それをやり続けてきたものが伝統なんじゃないかなって。

やっぱ、だから、「ちょっとでも良くしよう」という意志があってこの番組がもし50年続けば伝統になってるかもしれないし、ただ単に「週に1回、気づいたらやりつづけちゃったね」っていうんでは惰性になっちゃうんじゃなかろうかという気が。

なんでしたっけ。まず、意志があるかないかが境目であると。で、意志をもって、時代や流行に合わせて改善しているものが伝統になっていて、意志なくただ前と同じものをやってるのが惰性なのではないでしょうか、という美しいお答えで。
*本ぺージは、2018年11月21日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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