ネットの履歴書
第6回『ネットの履歴書はココが違う』

株式会社ソルナが開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第6回『ネットの履歴書はココが違う』

 

安田

ネット情報って、自分でも調べられますよね。私なんか自分の名前入れると、いっぱい情報が出てきます。

三澤

そうですね。

安田

普通の人が調べるのと、ネットの履歴書と、何が違うんでしょうか?

三澤

「探し方のノウハウ」としか言いようがないんですけど。

安田

探し方のノウハウ?

三澤

はい。まず、一般の方が普通に検索して出てくる情報って、氷山の一角でしかない。

安田

それは、GoogleやYahooで検索しても、一部分しか出てこないってことですか?

三澤

そうです。

安田

なぜ全部出てこないんですか?

三澤

そもそも、Googleに「読み込んでいいよ」っていう許可を出していない。

安田

どういうことですか?

三澤

Googleは勝手にロボットがきて、情報をとっていくんですけど、「来るな」っていうこともできる。

安田

できるんですか!?そんなこと。

三澤

はい、もちろん。ディープウェブとかダークウェブと言われています。厳密には両者の意味は違うんですけど。

安田

ディープウェブにダークウェブ?

三澤

どちらもなかなか普通の人が行けないような、行き着かないような特殊な通信空間ですね。

安田

なぜ行けないんですか?

三澤

知らないといけませんし、危険ですから。そもそもGoogleという会社は、「ユーザーに優しいサイト」を評価して上にあげるんですよ。

安田

ユーザーに優しい?

三澤

たとえば「ウイルスが含まれているようなサイト」って上位にあがらない。

安田

そうなんですか!

三澤

そうなんです。Googleさんって、親切なんですよ。

安田

たとえば「危ない人がいそう」だとか「事件に巻き込まれそう」だとか?

三澤

そういうのは、できるだけ拾わないようにしてくれてます。

安田

へぇ。ホントに親切なんですね。

三澤

検索以外のサイトなんかも、迂闊に入ると、そこから逆に追いかけられちゃうわけです。

安田

追いかけられる?

三澤

はい。IPアドレスっていうのを、辿って来られちゃうんです。それで自分のパソコンにウイルスを仕込まれたり、何かの犯人にされたり。

安田

恐ろしいですね。

三澤

だから普通の人は、近寄らないほうがいいです。

安田

プロはどうやって近寄るんですか?

三澤

IPアドレスをまったく相手に通知されずに、そこに入っていく方法っていうのがあるんですよ。

安田

映画の世界ですね。

三澤

そうですね。かなり特殊な分野の知識ですね。

安田

でもGoogleで検索しても、出てこないんですよね?

三澤

出て来ないです。

安田

じゃあ、どうやってたどり着くんですか?

三澤

「ダークウェブの見方」などと検索したら、出てきます。

安田

え!そうなんですか?

三澤

はい。

安田

「ダークウェブの見方」は、Googleさんは出しちゃうんですか?

三澤

出しちゃうんです。ものすごい犯罪の温床になっていますけどね。

安田

犯罪の温床?

三澤

はい、武器とか麻薬とか、企業の機密情報の売買場所になっていたり。仮想通貨が登場して、さらに酷くなりましたよね。

安田

そんなのがあるんですか!じゃあGoogleさんも出しちゃダメじゃないですか。

三澤

そのサイト自体は、べつにダメじゃない。情報提供だけなので。

安田

「どうやってアクセスするか」という情報だけなら、害はないと?

三澤

そうです。ただ、そこに貼られてるリンクが「詐欺サイト」などに繋がってると、ブロックされることもあります。

安田

じゃあ、その先は自分で判断しろと?

三澤

そのサイト自体に問題がなければ、ただの情報なのでGoogleはあげてきます。

安田

怖いですね。でもそのリスクを負えば、個人でも情報は手に入るということですか?

三澤

もちろん大きなリスクを追ってトライするのは個人の自由ですが、意味のある情報に行きつくのは難しいでしょうね。

安田

なるほど。じゃあ、個人で検索するのは危ないし、検索しても出てこない情報があると?

三澤

あとはスピードですね。私たちが一瞬で集めて来れる情報も、普通の人が集めると丸2日かかるとか。

安田

じゃあ情報の質も違うし、自分でやろうと思ったら、とてつもない時間がかかる?

三澤

個人でツールもないとなると、ちょっと無理ですね。

安田

素の人物像を見極めるとなると、表に出てこない情報が大事になってきますしね。

三澤

消されてしまったサイトとかもありますし。

安田

消された情報も見つけられるのですか?

三澤

コピーをとってるサイトが、世界中にたくさんあるんですよ。そういう情報をどれだけ知っているかも大事です。

安田

なるほど。

三澤

あとは日本人の場合、同姓同名の方が多いので。

安田

確かに。漢字まで一緒だと、どれが本人か見分けがつかないですもんね。

三澤

同じ名前の人がたくさん出てきた時に、情報を仕分けするだけですごく時間がかかります。

安田

ちなみに、同姓同名の人をどうやって別人だと認識するんですか?

三澤

基本的には名前と、生年月日と、あと写真ですね。

安田

写真って難しそうですね。撮り方とか、髪型で、ぜんぜん変わりますよね

三澤

「特徴点が何個一致したら本人として出す」という社内ルールが決められています。

安田

なるほど。

三澤

まずは履歴書情報をいただいて、それを照合していくところから始まります。

安田

いきなり違うってことも、あるんですか?

三澤

学歴・経歴は結構ありますね。職歴を飛ばして書いていたりとか。

安田

いたことを、あえて書かないみたいな?

三澤

はい。あえて隠して書いている。

安田

怪しいですね。

三澤

中途の職歴は、そういうの多いですよ。

安田

へぇ!多いんですか?

三澤

だって、削りたいでしょ?数日しかいなくて、ポッと辞めちゃったとか。

安田

確かに。 またすぐに辞めんじゃないのか、みたいな。

三澤

でも、ちょっとした書き込みでバレちゃうんですよ。

安田

自分で書き込んでるんですか?

三澤

たとえば、お客さんが「担当してもらいました」とか。取引先の人が「誰々さんって人に会いました」とか。

安田

なるほど。本人が知らないところで、書かれてるかもしれないと。

三澤

膨大な情報量ですからね、ネットは。

安田

たとえば「水商売やってました」というのは、どうなんですか?

三澤

そのつもりで探しにいけば、見つけられますね。でも通常の採用では調べないです。

安田

意外ですね。たとえば銀行とかってOKなんですか?「むかし水商売してました」みたいなの。

三澤

会社にもよりますけど、結構そこはOKですね。

・・・次回へ続く・・・

感想・著者への質問はこちらから