第72回 ドローンが配達するもの

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自覚して生きている人は少ないですが、人生には必ず終わりがやってきます。人生だけではありません。会社にも経営にも必ず終わりはやって来ます。でもそれは不幸なことではありません。不幸なのは終わりがないと信じていること。その結果、想定外の終わりがやって来て、予期せぬ不幸に襲われてしまうのです。どのような終わりを受け入れるのか。終わりに向き合っている人には青い出口が待っています。終わりに向き合えない人には赤い出口が待っています。人生も会社も経営も、終わりから逆算することが何よりも大切なのです。いろんな実例を踏まえながら、そのお話をさせていただきましょう。

トラックの売買に関わる仕事をしていると、
物流にとても興味が湧いてきます。
どんなトラックが走っているのか?、
何を運んでいるのか?、
誰が何の目的で運んでいるのか?、
そして、物流網の凄さに驚くことになります。

宅配が日常になりました。
わざわざ、お店に行かなくても良いですし、
指定日時に家にいれば良いので、
便利以外のなにものでもありません。

宅配のトラックも相当数増えました。
住宅地をぐるっと回れば、
宅配をしているドライバーに出会います。
これだけ発達すると、
国勢調査より宅配会社のほうが、
正確な住民所在地を把握していそうな気がします。

その一方で、
ドローンでの輸送が活発になりそうです。
現在はドローン輸送サービスとしては、
ようやく離島向け、ゴルフ場などで、
話を聞くくらいですが、
22年度に規制緩和が検討されています。

目視できない距離を飛行することが、
現実になるとのことで、
どこまでサービス化されるのかが、
興味深いところです。

電波干渉や、悪天候下の事故の問題があるそうですが、
東京オリンピックの
ドローンのデモンストレーションを見る限り、
それも解決されそうな気がしてきます。

トヨタ自動車さんが発表している
「スマートシティ構想」では、
街全体の地下が倉庫のようになっていて、
宅配トラックもドローンも必要なさそうです。
そこまで実現するのは、
まだ先ではあると思いますが、
新しい大規模再開発の住宅地では、
ドローン宅配などが、
標準でついてくることもありそうです。

トラックが売れなければ、私の商売も
お先真っ暗なので手放しで喜べないのですが、
よくよく考えると、
子供の頃貪るように読んだ、
星新一のSF小説やドラえもんなどの漫画などで、
夢に見ていた世界が、
すぐそこまで来ているなと実感します。

夕食の準備中に醤油がきれているのに気づいたら、
スマホに命令すれば、
無人ロボットが空を飛んで
持ってきてくれるわけです。
もう、
のび太やカツオに言って、
お隣に醤油を借りに行かせる必要はありません。
いや、すごい世の中になったもんだ。

今回のコラムは、
トラック宅配の出口や私の仕事の出口を
書きたかったのですが、
それ以上に未来へのワクワク感が
勝ってしまいました。
空を無数のドローンが働いているのを想像すると、
夢を手に入れた気分になれます。
ドローン宅配待っています!

 

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- 著者自己紹介 -

人材会社、ソフトウェア会社、事業会社(トラック会社)と渡り歩き、営業、WEBマーケティング、商品開発と何でも屋さんとして働きました。独立後も、それぞれの会社の、新しい顧客を創り出す仕事をしています。
「自分が商売できないのに、人の商品が売れるはずがない。」と勝手に思い込んで、モロッコから美容オイルを商品化し販売しています。<https://aniajapan.com/>
売ったり買ったり、貸したり借りたり。所有者や利用者の「出口」と「入口」を繰り返して、商材を有効活用していく。そんな新規マーケットの創造をしていきたいと思っています。

出口にこだわるマーケター
松尾聡史

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