大阪・兵庫を中心に展開する、高価買取・激安販売がモットーの『電材買取センター』。創業者である株式会社フジデン代表・藤村泰宏さんの経営に対する想いや人生観に安田佳生が迫ります。
第28回 社員の「失敗」を、褒めて表彰する会社

突然ですが、社員がミスをした時って、藤村さんは社長としてどんな対応をされているんです?

僕はそう考えています。一生懸命に、真剣にやった結果ならOK。でも、手を抜いて起こったことならちゃんと怒る。そういう感じですね。ただなんというか、「ミスが多い人」というのはいますね。そういう人はだいたい「いつも人のせい」にしている。

仰るとおりです。一方の「失敗」は、「できることは全部やった。でも何らかの理由で失敗してしまった」ということで、全然意味が違うわけです。本人は全力でやっていたんだから、責める必要なんてない。むしろ褒めてあげてもいいくらいで。実際、社員総会で「大失敗したで賞」として表彰したこともあるくらいなんです(笑)。

ある時、『電材買取センター』の店舗スタッフが、閉店直前にトイレの床掃除をしていたんですね。水をジャーっと出しながらキレイにしてくれていた。そんな時にご来店されたお客様がいらっしゃったので、彼女は慌てて接客しに行ったんです。

彼女は一生懸命にお客様の対応をして、そのまま閉店作業をして帰った。…トイレの水を出しっぱなしにしたままね(笑)。たまたま別のスタッフが店舗に忘れ物を取りに来て、自動ドアを開けた瞬間…水がザザザーって勢いよく溢れてきたそうで(笑)。
対談している二人
藤村 泰宏(ふじむら やすひろ)
株式会社フジデンホールディングス 代表取締役
1966(昭和41)年、東京都生まれ。高校卒業後、友禅職人で経験を積み、1993(平成5)年に京都府八幡市にて「藤村電機設備」を個人創業。1999(平成11)年に株式会社へ組織変更し、社名も「株式会社フジデン」に変更。代表取締役に就任し、現在に至る。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。