人は何のために働くのか。仕事を通じてどんな満足を求めるのか。時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。その中で「従業員満足度」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道(ふじわら・せいどう)さんに、従業員満足度を上げるためのノウハウをお聞きします。
第47回 成長し続けるために必要な「変化」

藤原さんのメルマガで、「脳が元気なら年齢を重ねても成長できる」と書かれていたのが気になってまして。そうだったらいいなと私も期待しているんですけど、本当なんだろうかと。

いえいえ、そこは以前話題に上がったように、ある程度の年齢で世代交代するべきでしょうね。政治でも経営でも、「仕事に必要な機能」は衰えていくでしょうから。とはいえ全ての機能が衰えるわけではないんじゃないかと思うんです。

ははぁ、なるほど。確かに90歳を超えても素晴らしい焼き物を作ったり、武術の技を極めていく人はいますからね。歳を重ねるにつれて、考え方が深みを増していくというか、人生の真理のようなものに近づいているというか。

一体「何が」成長し続けるのか、という点については非常に興味深い部分ではありますよね。70歳80歳になっても成長して魅力を増していく人もいれば、30代でも魅力を感じられなくなってしまう人もいるわけで。

なるほど、安田さんらしいですね(笑)。でもすごくわかります。一般的には悪い方向だとしても、いいか悪いかは結局主観ですから。例えば収入が減っていたとしても、以前より明らかに生き生きしていることもあるし。
対談している二人
藤原 清道(ふじわら せいどう)
従業員満足度研究所株式会社 代表
1973年京都府生まれ。旅行会社、ベンチャー企業を経て24歳で起業。2007年、自社のクレド経営を個人版にアレンジした「マイクレド」を開発、講演活動などを開始。2013年、「従業員満足度研究所」設立。「従業員満足度実践塾」や会員制メールマガジン等のサービスを展開し、企業のES(従業員満足度)向上支援を行っている。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。