「この子に普通学級は難しいかもしれない」|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.2

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.2
「この子に普通学級は難しいかもしれない」


“中卒社長”のクボサトシです。

この『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

今回も先週に引き続き、私の幼少期のお話を。

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小学校に入学してすぐ、授業をまともに受けられないことが発覚した私。テストはいつも白紙で出し、名前すら書こうとしないので毎回0点。そんな問題児でした。

それでも低学年の頃は、大なり小なり僕と似たようなタイプのクラスメイトもいたのです。しかし、中学年ともなると、これほど徹底して授業に出ない生徒は私一人になっていました。

学校側も考えたのでしょう。5年生で新しく担任になった先生は、母を呼び出してこう言ったのだそうです。

「この子に普通学級は難しい。特別学級に移ってもらった方がいいかもしれない」

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先週、「私にはもう一つ事情があった」と書きました。それは私の家庭環境です。

父は仕事もせず、母がやっとのことで稼いできた金をこっそり持ち出して、パチンコに行ってしまうような人でした。

そんな生活ですから、家にお金があった試しなどありません。住んでいる家もボロボロで、雨の日はいつも雨漏りしていました。玄関には一応鍵がありましたが、スコップで叩けば簡単に開いてしまいます。要するに、それくらい貧しい環境でした。

こんな生活を変えようと、私が4年生のときに母は父と離婚。それから母は私を含めた3人の子どもを、女手一つで育ててくれていたのです。

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先生の言葉を聞いた母はショックだったでしょう。

とりあえずもう少し様子を見よう、ということで話は終わりましたが、私は母の顔を見て思ったのです。

このままでは、母を悲しませてしまう。どうにかしなければ。

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いま思い返してみれば、私が「自分の頭で考える」ことの必要性を実感したのは、あの時だったのかもしれません。

ともあれ、だからといって、授業が始まるとやっぱりソワソワして席を立ってしまう。結局学校での生活は変わらず、テストは0点のまままでした。

しかし私は、「あるもの」に興味を持ち始めていました。

やがて経営者となってからも、大いに役立つ技術を得るキッカケとなった「あるもの」。

来週はそれについてお話してみたいと思います。

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