Press For Champagne (at Bob Bob Ricard)
「シャンパンお代わりボタン」Bob Bob Ricard [https://www.bobbobricard.com/ ]
—原文
Unique Feature: Each of the tables has a ‘press for champagne’ button. Pop inside, press the button and get an endless supply of bubbles. Just keep an eye on the costs.
→独自のポイント:各テーブルに‘press for champagne(シャンパンボタン)’ があって、押すだけでエンドレスにシャンパンが出てきます。お会計だけ気をつけましょう〜。
SOHOというエリアにあって、駅でいうとPiccadilly Circus(ピカデリーサーカス)と、Oxford Circusの間くらいにあります(いや、わかりにくいですね、、、要は「繁華街です」ということです)
で、ウワサのpress for champagneボタンがコレです。
このボタン自体が「アイコンとして機能している」ということと、「press for champagneボタンを押しに行ってきた!」とSNSにpostしたい欲求を満たしてくれる点でユニークです。
ポイントとしては
・Press For Champagneという「注文方法自体をアイコン化」
・「ご飯を食べに行く」から「噂のボタンを押しに行く」へのパラダイム変換
・SNSのハッシュタグとして機能
・ボタンで注文するのに高級品
・最も頻度高く注文される商品だけ自動化して効率運営
という感じでしょうか。
結果「客単価UP」と「オーダー手間の削減」を同時に達成できていますね。
Amazonダのッシュボタンにしても、iPadで注文するお店にしても、「頻度高く買う日用品」とか「単価の安いDIYレストラン」だからこそ機能していた訳ですが、「高級品を、ワンタップでエンドレスに注文する」という新しいアプローチは「ボタン押しに行ってきた」というストーリーをお土産にできるので、うまく機能しているんでしょうね。
もちろん、このフレームワーク(マインドトリック)は日本でそのまま使えますね。
なお、こんなお店紹介しておきながらアレですが、僕、シャンパンどころかお酒も飲めません、、、(汗)
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)