GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
先週までは、Smart Insightsというマーケティング系webサイトの記事を紹介しましたが、今週は、CSA(Chain Store Age)というサイトで見つけた「短いけど為になる記事」 を掘り下げます。
今回の記事はコレ↓
Top 10 global consumer trends for 2020
2020年の消費者トレンドTOP10(グローバル版)
[Top 10 global consumer trends for 2020 | Chain Store Age]
・Catch Me in Seconds
・Frictionless Mobility
・Inclusive for All
・Minding Myself
・Multifunctional Homes
・Private Personalization
・Proudly Local, Going Global
・Reuse Revolutionaries
・We Want Clean Air Everywhere
(なお、リストそのものの元ネタはEuromonitor Internationalという調査会社でした)
今日は最初の2個をざっと見ておきます。
リストの前半は普通で、 後半ほど面白いので来週以降にしっかり深掘りします(笑)
Beyond Human(人を超えて)
Artificial intelligence is becoming mainstream. Consumers are embracing AI for convenience, and businesses are integrating this technology to automate operations and deliver personalized solutions.
→
Artificial intelligence(AI)が主流になって来ている。
消費者は便利さゆえにAIを受け入れつつあり、 企業の側は技術を集約してオぺレーションを自動化したり、 個人に最適化されたソリューションを提供しつつある。
トレンド予想の時に「 とりあえずAIって言っておかないと始まらない」 というのがここ数年の主流ですので、例に漏れず「AI」です。 AIって便利だから消費者に普通に受け入れ始めてますよね、 という普通の話。以上。
Catch Me in Seconds (私のことを、秒でキャッチして!)
With the amount of information readily available, capturing consumer attention requires concise, relevant and multisensory content that can be processed in an instant.
→
すぐに利用できる情報が周囲にたくさんある中で、 消費者のattention(注意・注目) を引きつけようと思ったら、concise(簡潔)で、 relevant(適切)で、multi-sensory( 複数の感覚器官)に訴えるような、 あっという間に伝わるコンテンツが必要だ。
「情報が溢れている」わけですから、五感に訴えるような、 簡潔な情報を「即座に」に伝える必要があるよね、という「 そりゃそうですね」という話。
そういえば、「in seconds」は「即座に」という意味です。
secondは「2番」という意味合いではなくて、ここでは「 秒」です。
まあ、「秒で●●をする」という意味合いです。
というわけで、「いつか役に立つかもしれない英単語」でした。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)