【vol.199】「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード⑧

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道


旧年からの引き続きですが、「2021年マーケティング界隈の流行りコトバ」というコンテンツを紹介しています。

今回の記事はコレ

The list of the top 30+ marketing buzzwords you can’t ignore.
「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード
(https://www.truepush.com/blog/top-30-marketing-buzzwords-in-2021-every-marketer-should-know/)

前回に引き続き、30個のバズワードから5つを紹介します。
(30個のリストは長すぎるので上のリンクから確認してみてください。)

まずはざっと5つのバズワードとカンタンな意味をリスト化しますね。

25.Social media management(ソーシャルメディア・マネジメント)
26.Thumb stopping(サム・ストッピング)
27.Buyer persona(バイヤー・ペルソナ)
28.Customer loyalty(カスタマー・ロイヤルティ)
29.Marketing conversion(マーケティング・コンバージョン)

次に、カンタンに用語の意味合いを記載します。
割と「既知」な用語は手短に、どちらかというと「あまり周知されていない、かつ、役に立ちそう」な用語を掘り下げます。

25.Social media management(ソーシャルメディア・マネジメント)
SNS上の「顧客」や「潜在顧客」の行動や反応をトラッキングして、自社製品の開発や販促に活かそう、ということですね。
本文中に紹介されていた、別サイトの記事で
「SNSマネジメントツールBEST14」
というのがあったので、リンクを貼っておきます。
中身を見てみると基本的には、Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、Pinterestを横断的に管理・分析できるサービスが主力になっているようです。

Top 14 Social Media Management Tools for 2021
https://www.oktopost.com/blog/top-14-social-media-management-tools-2021/

ちなみに、上記リンクに出ていた統計として
「(BtoCだけでなく)BtoBの領域では、SNSを販売に活用すると平均すると16%以上の収益増につながることが証明されているのに、実際に実行している営業責任者は4人に1人しかいない」
というのが載っていました。

なので、上記リンクに載っているような「管理ツール」を導入すればいいですよ、という話につながるようです。
よくよく見てみると、上記のリンクの記事も「宣伝っぽい」書き方なので、まあお察しください(笑)

26.Thumb stopping(サム・ストッピング)
直訳すると「Thumb(親指)をstop(停止)してしまうような」となります。
一応本文載せておきます。

Thumb stopping is the type of content that makes your potential leads stop scrolling on their mobile phones. It could be a catchy ad or FAQ that’s relevant to their queries.

Thumb stopping(親指止めるほどのもの)というのは、潜在顧客がスマホをスクロールしているときに、スクロールを止めてしまうような(良い)コンテンツです。知りたいことに対して適切な、キャッチーな広告のこともあれば、FAQのこともあります。

スマホを「親指=Thumb」でスクロールする人が多いので、その親指をピタッと止めてしまうほどの良いコンテンツ、ということですね。

FAQはもちろんのこと、知りたいことや興味あることに直結していれば「広告」すらも良いコンテンツ(Thumb Stopping Contents)になりうる、という解釈だと思います。

適切な場所で、適切な広告が、適切な潜在顧客に提示されていれば、「広告は良きコンテンツなのだ」となってくると、もはや「“純粋なコンテンツ”と“広告”を、どうにかして区別させようとする旧世代の大人的な方法論」は時代遅れなのかもしれません。

2つお知らせがあります。
1つ目のお知らせは「27.Buyer persona」「28.Customer loyalty」「29.Marketing conversion」の3つは、掘り下げるほどのものでもないので、スキップします、というお知らせです。
2つ目のお知らせは、今回の記事タイトルは『「避けて通れない」30個のマーケティング世界のバズワード』なので、30個のバズワードがあるはずなのですが、ご覧の通り「29.Marketing conversion」でどうやら最後のようです、というお知らせです(汗)
私の見落とし(→可能性大)か、もともと29個しかないのか、は分かりませんが、今回はこれで終わりです。

こんな感じで、2022年もよろしくお願い申し上げます。

 

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「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報


小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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