GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
先週に引き続き「マーケティング領域」の話です。
記事は、Forbesから「2022年のマーケティングトレンドTOP15」を紹介します。
今週の記事はコレ
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15 Top Trends That Will Impact Marketing In 2022
2022年マーケティングにインパクトをもたらす15のトレンド
(https://www.forbes.com/sites/forbesagencycouncil/2022/01/14/15-top-trends-that-will-impact-marketing-in-2022/?sh=66e258ef6f0c)
先週に引き続きトレンドを読んでみます。
13. A Renewed Emphasis On Reputation
(「評判」の重要性が再強調される)
How does a brand attract and gain advocates without alienating a market segment? It’s an unprecedented scenario for brands to navigate.
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各ブランドが、一つの市場セグメントも排除しないでadvocates(支持者)を惹きつけて獲得するか? それは、ブランドがこれまで経験したことのないシナリオとなるでしょう。
「特定のセグメントを排除するブランドは成長できない」というのが『ゲームのルール』になりつつある、という話と理解しました。
いわゆる「inclusive(インクルーシヴ):内包性」の議論ですね。
排除してしまうと「市場に警告」される”セグメント”の代表例は、”ハンディキャップ”のある人たちや”LGDP”などですよね。
日本では、古くから”老人”や”こども”は排除しない仕組み(優先対応)が根付いているけれど、逆に言えば”老人”や”こども”以外についてはinclusiveじゃなくても「大した問題にはならない」という風潮あるかもですね。
とにかく『ゲームのルール』が変わるよ、という話でした。
14. Long-Form ‘Guide’ Pages
(長い「ガイド」ページ)
The best content is going to win out. However, everyone is writing long-form “guide” pages. So putting them in the best format and making them readable and shareable will be key.
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最良のコンテンツが勝ち続ける。しかしながら、今はみんな長いガイドページを書いている。こうした長いガードページを、最適なフォーマットに落とし込んで、多くの人に読んでもらえるような、そしてシェアしてもらえるようなページにすることが成功のキーとなる。
自社の製品・サービスのガイドページ(ランディングページの場合が多いですかね。もしくはTOPページ)は、たくさんのことを伝えようとするあまり「長いページ」になりがち、という指摘ですね。
その「長くなりがち」なガイドページを、うまく「読みやすく」て、「シェアしやすい」フォーマットに落とし込めたプレイヤーがマーケットの支持を勝ち取れる、という話のようです。
まあ、それはそうですね。という類の話です。
長いガイドページになるのは仕方ないけど、長々と解説をテキストベースで公開するのではなく、infographics(インフォグラフィクス)などで可視化しながらキャッチーに説明しましょうね、という話かもしれません。
若干ピンと来ていないのが、正直なところです。。。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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