GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
先週に引き続き、EXPLODING TOPICSという「今どんなトピックが盛り上がっているのか?」を可視化する専門サイトから、「自動車産業のトピック」を取り上げたいと思います。
今回の記事はこれ。
10 Important Auto Industry Trends (2024-2026)
自動車産業の2024-2026年における10のインパクト
https://explodingtopics.com/blog/auto-industry-trends
自動車産業の10のインパクトは下記の通りです。
1. Electric Vehicle Adoption Increases Worldwide
2. Autonomous Vehicles Change The Face Of The Auto Industry
3. Cars Become Even More Connected
4. Vehicle Purchases Shift Online
5. The Automotive Parts Market Continues To Grow
6. Chip Shortage Continues To Plague Auto Manufacturers
7. Auto Sales Impacted By Low Inventory And High Prices
8. Micromobility Presents A Potential Shift Among Consumers
9. Hydrogen May Be The Fuel Of The Future
10. Luxury Car Brands See Growth
先週の「1.Electric Vehicle Adoption Increases Worldwide」に引き続き、「2. Autonomous Vehicles Change The Face Of The Auto Industry」を見ていきます。
2. Autonomous Vehicles Change The Face Of The Auto Industry
(自律走行車が自動車産業を変える)
Autonomous vehicles (AVs) are set to disrupt the auto industry.
The AV industry itself is just in its infancy, as there are only 1,400 self-driving cars on the road in the US today.
However, it’s estimated that there will be 33 million autonomous vehicles on the road by 2040.
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自律走行車(AV)が自動車業界を破壊しようとしている。
「自律走行」の検索数は過去10年間で1,029%以上も増加している。
AV業界そのものはまだ黎明期にあり、現在米国で走っている自動運転車はわずか1,400台に過ぎない。
しかし、2040年までに3,300万台の自律走行車が走ると推定されている。
Searches for “autonomous driving” have increased by over 1,029% over the past 10 years.
「自律走行」の検索数は過去10年間で1,029%以上も増加している。
完全な自動運転の車はアメリカでもまだ一部でしか普及していない(サンフランシスコ等)ものの、ここから急激に増加傾向に転じるようです。
まずは、タクシーの領域から自動運転化されているようです。
自動運転の検索が10年で1000%増加であることからも見てとれます。
Large automakers like Tesla, Alphabet, Ford, GM, and Volvo have all entered the autonomous vehicle space.
Alphabet Inc. subsidiary Waymo is now operating in Phoenix, San Francisco and LA.
Volkswagen closed a $2.6 billion investment in AV startup, Argo AI, in June of 2020. It joins Ford Motors, as the two now own roughly 80% of Argo.
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テスラ、アルファベット、フォード、GM、ボルボといった大手自動車メーカーが自律走行車の分野に参入している。
アルファベット傘下のウェイモは現在、フェニックス、サンフランシスコ、LAで事業を展開している。
フォルクスワーゲンは2020年6月、AVスタートアップのアルゴAIへの26億ドルの投資を完了した。フォルクスワーゲンはフォード・モーターズに加わり、両社でアルゴの約80%を所有することになる。
Search interest in “Waymo” has increased by 108% over the last two years.
「ウェイモ」に対する検索関心は、過去2年間で108%増加した。
とにかく直近の自動運転車の話題といえば、Waymo(ウェイモ)だと思います。google(アルファベット)の子会社なので、バックグラウンドも最強レベルですね。
このWaymo(ウェイモ)のタクシーがサンフランシスコ等の一部地域から、日常レベルでの実用化に向けて動き出しているようです。
アプリベースではUberと連携しているみたいです。
旧来型自動車産業の雄であるフォルクスワーゲンとフォードが出資したArgo(アルゴ)にも触れられていますが、撤退のニュースが出ていたりしますので、結局自動運転の世界もgoogleの天下になってしまいそうです。。。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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