日曜日には、ネーミングを掘る ♯136「谷口集学校」

今週は!

昨日(10/24)は、富山県立山町を訪れ、
『おかえり集学校プロジェクト』3校目となる
谷口集学校の開校式にお邪魔した。

構想時からお手伝いさせていただいている
同プロジェクトについては
以前もこのブログで紹介したことがあるので、
今回は各部屋の名称について少し書いてみたい。

まずは、こちら。

パソコン教室やイベント等に使用する
集学校のメインとなる部屋であるが、
名称には、かつての教室を、
今日に活かすという意味を込めている。

ちなみに現在兵庫県丹波市で進行中の
4校目(芦田集学校)には、
小学生を対象にしたプログラミング学習を行う
『学ぶ室』という名称の部屋を新たに設ける。
こちらは「(先生に)教えられる」から、
「自ら学ぼう」という意味が込められている。

次は、今回の目玉ともいえる、

谷口集学校は、東谷地区と
呼ばれる場所に建っているが、
ここはちょうど山地と平野の
ちょうど境目にあたる。
立山と東谷で「山と谷」、
このコンセプトを凸と凹で表現した
子どもたちの遊び場である。

そして、こちらが、もうひとつの目玉、

集学校の前身、旧谷口小学校は、
テーブルサンゴを重ねたようなユニークな形状。
2階以上の各階には広い屋外スペースがあり、
町内を一望できるほか、晴れた日には
雄大な立山連峰を眺めることができる。
この雰囲気をテラスに見立てて、
誰もがふらっと訪れて寛げるようにと、
命名させていただいた。
こちらはどちらかというと大人向けで、
冬にはペレットストーブに火が入る。

最後にご紹介するのは、
集学校の運営母体である
リングロー株式会社の碇敏之社長。

2025年までに各都道府県に1校を、
という夢のあるプロジェクトを、
これからも応援していきたいと思っている。

https://shugakko.jp/

設計:株式会社スギウラ・アーキテクト
サインデザイン:株式会社モトモト

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