第49回 ハウオリの爆発的普及には、お客さんからのアプローチがカギ?

この対談について

「遊んでいるかのように働きたい」をモットーに、毎日アロハシャツ姿で働く“アロハ美容師”こと岩上巧さん。自身が経営するヘアサロン「mahaloco(マハロコ)」には、岩上さんしか実現できない<ココロオドル髪型>を求め多くのお客様が訪れます。その卓越したビジネスセンスの秘密に、ブランディングの専門家・安田佳生が迫る対談企画です。

第49回 ハウオリの爆発的普及には、お客さんからのアプローチがカギ?

安田

私、恵比寿にかれこれ20年近く通っている美容室がありまして。そこでハウオリを導入してくれないか、とずっと思っているんです。


岩上

うわ〜それは嬉しいです!

安田

やっぱり自分の行きつけの美容室でハウオリができるのが一番良いなと思うんですよね。それでついに先日、美容師さんに「ハウオリって知ってます?」って聞いてみたんです。そうしたら「いや、知りません」って言われちゃって…(笑)。


岩上

そりゃ知らないでしょうね(笑)。

安田

だから私、ハウオリの素晴らしさについて語っておきました(笑)。「薬剤なんか使わず、水だけで髪の毛の質が変わるんですよ!」って言ったら、すごくびっくりしていましたよ。しかもその場ですぐスマホで調べてくれて。それで思ったんですが、ハウオリって「お客さん側」から広めていくのがいいんじゃないでしょうか。


岩上

あぁ…やっぱりそう思われますか? 実は僕もそれは感じていて。安田さんのその美容師さん同様、ハウオリについて知っている美容師さんがほとんどいないのが現状で。どうやって周知したものかと頭を悩ませているんですよ。

安田

それはもったいないですね。でも美容師さんって常に新しい技術に関して情報を仕入れているようなイメージですけど、違うんですか?


岩上

他の職種に比べればそうなのかもしれませんが、実際に美容師さんたちがどこから情報を仕入れているかというと、付き合いのあるディーラーさんやメーカーさん…つまり、パーマ・カラーなどの薬剤を売り込みにくる人たちなんです。

安田

ああ〜、なるほど。そういう人たちはたとえハウオリを知っていたとしても広めてはくれないでしょうね。薬剤が売れなくなっちゃったら困るから(笑)。


岩上

そうなんですよ(笑)。そういう意味でも、美容業界って情報鎖国とでも言えるくらい閉鎖的なんです。「水だけで変わる」と言われても、「そんなの怪しいんじゃないの?」と余計に距離を置かれてしまう。

安田

うーん、悩ましいところですね。この対談でも何度も言っていますが、ハウオリってデメリットがないじゃないですか。美容師さんとしては顧客単価があがりますし、お客さんも髪の悩みを解消するだけじゃなくて頭皮も健康になるわけだから。


岩上

そうですね、ハウオリは誰にも損がない「新しい価値創造」ができる施術だと思います。

安田

カラーとかパーマという技術に匹敵する「第3の技術」ですよ。野球で言えばフォークボールが編み出された時くらいの衝撃です(笑)。


岩上

ありがとうございます(笑)。ハウオリの魅力をわかっていただける美容師さんがもっと増えていけばいいんですけどね。

安田

私の担当美容師さんも「ハウオリってどういう仕組みなの?」ってすごく興味を持っていたんですよね。だからさっき言ったように、やっぱりこれは「客側」からアプローチしていくべきなのかなとも思うんです。「この美容室、まだハウオリやってないんですか? 遅れてますね」みたいな(笑)。


岩上

あぁ、それいいですね(笑)。ハウオリに価値を見出してくださった方が、いろんな美容室で「このサロンはハウオリやってますか?」って聞いてくださったら、美容室オーナーとしても無視できないでしょうから。

安田

そういうことです。ハウオリは今のところまだ「飛び道具」のような見え方になってしまっているかもしれませんが、でもこれがいつかパーマやカラーと同じようなポジションになって、「どの美容室に行っても必ずハウオリができる」状態を目指したいですよね!


岩上

そうですね。ハウオリのWebサイトも随時更新しているところですし、美容師さんだけでなくもっと多くの方にハウオリに興味を持っていただけると嬉しいです。

安田

私も一般の人にもっとハウオリを広められるような必殺技、考えてみたいと思います!


対談している二人

岩上 巧(いわかみ たくみ)
アロハ美容師/頭髪改善特許技術発明者/パーソナルブランディングプロデューサー/株式会社 OHANA 代表

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美容専門学校卒業後、都内のサロンに就職するも、オーナーと価値観の違いから大喧嘩し即クビに。出身地である水戸に戻り実家の美容室で勤務しながら技術を磨き、2008年自身のヘアサロン「mahaloco(マハロコ) 」をオープン。結婚式のプロデュースやイベント企画なども行うパーソナルブランディングプロデュースサロンとして人気を博す。2014 年、髪質改善技術「美髪矯正 hauoli®(2021 年特許取得)」を開発。「まるでハワイで暮らしているように」をテーマに、毎日アロハシャツを着、家族・仲間・お客様と共にハワイアンライフを満喫中。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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