第48回 【職人さんを「出世」させる場合はご注意を!】ペイント王代表 久保聖のコラム

ペイント王代表 久保聖のコラム|このコンテンツについて
年商3億円を売り上げる塗装会社「ペイント王」を経営する久保聖が、塗装職人さん・塗装会社さんにお届けするお役立ちコラム。一人親方から今の成功を掴んだ久保が、この10年間で培ったノウハウを語ります。
第48回 【職人さんを「出世」させる場合はご注意を!

こんにちは!ペイント王代表の久保です。今週も塗装職人さん・塗装会社さんに役立つコラムをお届けさせていただきます。

さて、ここ数回は「自社雇用の職人を減らし、仕事はできるだけ外注しよう」という話をしてきました。そうすることでコストを圧縮でき、広告費など投資に回せるお金も増えていくでしょう。

そんな中で今週は少し毛色の違う話を。

自社雇用をできるだけ減らし、外注メインの会社体制を整えていくと、必然的に社内は「精鋭メンバー」で固まっていくことになります。その中でも「出世」していく人といえば、(外注先に対するものも含め)マネジメント業務を任せられる人、つまるところ自社雇用の職人さんになりがちです。

腕がよく、会社に対する想いも強い職人さんが「偉く」なる。こう書けば何も問題ないどころか、それが正しいことのように思えます。実際、この方法で会社をより大きくされた社長さんも大勢いるでしょう。

しかし私は敢えて「待った」をかけさせていただきたい。理由は2つあります。

1つは、出世させることで、その人と現場の距離が遠ざかってしまう、ということ。会社組織として考えればプラスでも、現場から見ると「優秀な職人が少なくなった」という意味でマイナスになりかねません。

その人の腕を信頼しているならなおさら、その人が管理職になることで生まれる「現場への影響」をしっかり考えるべきでしょう。

もう1つは、「優秀な職人が優秀な管理職になるとは限らない」ということ。マネジメント能力というのは一つの独立したスキルであり、職人としての腕と必ずしも正比例の関係にはありません。

職人としてはピカイチの人が、マネジメントでは全然ダメ、ということは当たり前にあり得ます。

そういうわけで、職人さんを「出世」させる場合はご注意を!

★もっと知りたいという塗装職人さん・塗装会社さんは、ぜひこちらのプロジェクトへの参加をご検討ください。

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著者:久保聖(ペイント王代表)

はじめまして。大阪の外壁塗装専門会社・株式会社ペイント王代表の久保と申します。技術・知識・真心を兼ね備えた腕のいい職人が集まっており、日々多くのお客様からご依頼をいただいています。

今でこそ年商3億円の塗装会社の代表をしていますが、10年前は私も下請け専門の塗装職人でした。しかし、無理な納期や安い賃金に苦しむ中で、「自分で元請け企業を作らなければダメだ!」と一念発起し、今に至ります。

このコンテンツを通じて、少しでも塗装職人さんや塗装会社さんのお役に立てたら嬉しいです。

 

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