中卒社長、FCビジネスを始める。|中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.37

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中卒の僕でも、社長になれた。
裸一貫からのスタートから年商4億円のビジネスを作り上げた「中卒社長・クボサトシ」がゆる〜く語る経営のコツ。既にビジネスを始めている方も、これから始めたいという方も、頭をからっぽにして読んでみてください。

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中卒社長クボサトシ「学ナシ経営のススメ」 vol.37
中卒社長、FCビジネスを始める。

“中卒社長”のクボサトシです。

『学ナシ経営のススメ』では、小さな頃から学校の授業が大嫌いだった私が、どうやって年商4億円のビジネスを立ち上げたのか、その経緯やノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

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さて、先週はペイント王のFCビジネス「ペイント王の名前で始めようプラン」について紹介させていただきました。

今回は私がなぜFCビジネスを始めたかについてお話していければと思います。

以前コチラのコラムでも書かせていただいた通り、私は「売上10億円の企業を10社つくりたい」と考えています。それで言うと私が作った一社目の「ペイント王」もまだ売上10億円には達していません。

ですから当然、「ペイント王の売上をどうやって伸ばそう」と考えるわけですが、最初に私が取った戦法は、シンプルに「ペイント王の事業所を増やす」というものでした。

塗装事業の単価はある程度決まっている。顧客単価を劇的に増やすのは難しい。だったら工事の数を増やして売上アップだ!

ということです。

そこで私たちは、大阪エリア内に「泉大津店」「箕面店」「寝屋川店」と少しずつ店舗展開をしていきました。狙い通り工事件数は順調に伸び、ペイント王としての売上も拡大していきました。しかし一方で、営業エリアを拡大していく中で、だんだんわかってきたこともあります。

端的に言えば、「これ以上エリアを広げていけば、いずれは私の目が行き届かなくなる」という事です。

大阪エリアの特定範囲内だから大丈夫だが、京都や奈良まで広げたらどうなるか。あるいは関東や九州に支店を出したらどうなるか。工事の度に大阪の職人を派遣するわけにもいきませんから、当然現地の職人を手配しなければなりません。オフィスを借りて面接をして……たとえいい人材と出会うことができたとしても、私がその支店に張り付くわけにもいかないし、不在時にクレームが起きたらどう対処するのか。

「安いのに高品質!アフターフォローもバッチリ!」ここ10数年で築き上げてきたそんなペイント王のブランドが、どこかのタイミングで破綻してしまうのではないだろうか。そんな風に考えたのです。

そこで私が思いついたのが、既に現地で事業をされており、職人さんの管理体制も整っている会社に「ペイント王」を名乗ってもらう方法、つまりFCビジネスでした。このひらめきには、売上拡大と同時に、もう一つのワクワクが含まれていたのですが……それについてはまた来週。

ということで、ここで今週の「学ナシ経営のススメ」。

「ブランドを広げていく難しさ

私たちの商品は「塗装工事」であり、その価値は常に現場・現地で提供されます。ネットで不特定多数に、同時に販売できるタイプのものではありません。売上拡大のために事業所を増やす、という戦法自体は間違っていなくとも、同時に「ブランド価値」をどう担保するかを考えなければならないのです。ここがなかなか難しいところです。

ということで、また来週。

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