この対談について
健康人生塾の塾長にしてホリスティックニュートリション(総括的栄養学)研究家の久保さんと、「健康とは何か」を深堀りしていく対談企画。「健康と不健康は何が違うのか」「人間は不健康では幸せになれないのか」など、様々な角度から「健康」を考えます。
第75回 食べる順番を変えるだけで、心身ともに健康になれる
第75回 食べる順番を変えるだけで、心身ともに健康になれる

今日は『健康人生塾』塾長の久保さんに「食べる順番によって健康になれる」というのが本当なのか、教えていただきたいと思いまして。というのも、私の妻がいつも「白米を食べる前にモズクを食べて」って言うんですよ。

仰るとおりです。でも「水溶性の食物繊維」がたっぷり入っているモズクや野菜を先に食べることで、後から入ってきた糖質が薄まる。そしてその状態で腸まで運ばれてゆっくり吸収されるので、血糖値が急激に上がることを防げるというわけです。

なるほどなぁ。大人も子どもも「食べる順番」には気をつけた方が良いということですね。そういえば洋食のコース料理って、必ずサラダから出てきますよね。あれもやっぱり体のことを考えられた順番ということになりますか?

だと思いますよ。それに和食の懐石料理。あれもとても理に適っているなぁといつも感心してしまうんですよね。ご飯ものが最後に出てくることで、穏やかに糖が吸収できるようになっている。

そうか…私はいつも「サラダが先に出てきたらお腹いっぱいになっちゃう」とか「なんでお腹いっぱいになっているところにご飯を出してくるんだ」とか思っていたんですけど(笑)、健康のためには良かったというわけですね。

そういうことです(笑)。しかも以前にもお話しましたが、生野菜を最初に食べることで野菜の消化酵素も最初に体内に入ってくるので、その後の食事の消化も助けてくれますし。

ということは、家での食事もサラダから食べたほうがいいわけですね。いや〜私、完全に間違っていました。メインのご飯やおかずを楽しんだあと、最後にお腹の隙間に入れるくらいの気持ちでサラダを食べていたので(笑)。
対談している二人
久保 光弘(くぼ みつひろ)
健康人生塾 塾長/ホリスティックニュートリション研究家
仙台出身、神奈川大学卒。すかいらーくグループ藍屋入社後、ファンケルへ。約20年サプリメントの営業として勤務後、2013年独立し「健康人生塾」立ち上げ。食をテーマにした「健康人生アドバイザー」としての活動を開始。JHNA認定講師・JHNA認定ストレスニュートリショニスト。ら・べるびい予防医学研究所・ミネラル検査パートナー。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。