第44回 生野菜でカラダが冷える人、冷えない人

この対談について

健康人生塾の塾長にしてホリスティックニュートリション(総括的栄養学)研究家の久保さんと、「健康とは何か」を深堀りしていく対談企画。「健康と不健康は何が違うのか」「人間は不健康では幸せになれないのか」など、様々な角度から「健康」を考えます。

第44回 生野菜でカラダが冷える人、冷えない人

安田
先日、酵素についてのお話の時、久保さんは生野菜を食べるといいと仰っていましたよね。ナゴミソルトをかけて食べると最高だ、と(笑)。

久保
そうですね。酵素は熱に弱いので、生野菜で食べれば効率よく酵素を摂れますよ、とお伝えしました。
安田
ところが、私の周りのドクターや健康に造詣が深い人たちは、全員口を揃えて「生野菜はカラダが冷えるから良くない」って言うんですよ。なんでこんなに極端に意見が分かれるのか、今日はお聞かせいただきたいと思いまして。

久保
確かに生野菜はカラダを冷やします。なのでその方たちが仰っていることも間違っていません。
安田
え、そうなんですか!

久保
はい。ただしそれが当てはまるのは血液が問題なくサラサラと流れている人ですね。以前もお話しましたが、現代人の多くは赤血球が重なったりくっついたりしてしまう「ルロー」になっているんですよ。
安田
ああ、そういえば以前受けた『血液栄養分析ワークショップ』で見せていただきました。私は大丈夫でしたが、赤血球が塊のようになっている方もいましたね。

久保
そうなんです。実は日本人全体の7〜8割もの人がルロー状態、つまり血液が正常に流れていないと言われていて。だからまずはルローを解消して血液をサラサラにする必要があるんです。
安田
確かルローは消化不良が原因で起こるんでしたよね。

久保
そうですそうです。だからこそ、なるべく消化に負担のかからない食べ物=生野菜を食べ、そこに含まれる酵素を使って自己消化するようにする。要は、まずは血液のルローをほどいてあげましょう、とお伝えしているんです。
安田
なるほど。体が冷えることより、血液がドロドロなことをまず気にしなさいと。ちなみに私はサラサラの血液だったので、「生野菜のせいでカラダが冷える」というのは当てはまるということですか?

久保
仰る通りです。だけど安田さんのような方は100人中10人程度。残りの人はほぼ確実に赤血球の質があまり良くないので、まずはそちらに目を向けるべきだとは思いますね。
安田
なるほど。ちなみにお医者さんたちは「ルロー」という言葉や、それを解消する方法って知っているんですかね?

久保
どうでしょうねぇ。血液がサラサラ・ドロドロってよく言われますが、本当にそのメカニズムを正しく理解できているお医者さんは少ないと思いますよ。
安田
それは由々しき問題ですね。以前の「血液検査」の話ではないですが、ちゃんと「赤血球の質」まで診断して対処方法を教えてくれてもいいと思うんですが(笑)。

久保
同感です(笑)。ちなみにアメリカなどでは効果の高い「消化酵素のサプリメント」を簡単に手に入れることができるんですよね。「予防」に効くサプリメントを、医師の診断なしに普通の薬局で買えますよ。
安田
へぇ。日本でそういうサプリメントが買えないのは薬機法(旧・薬事法)があるからなんでしょうか。

久保
そうですね。もっとも、日本の薬事法は消費者を守るために「粗悪なものを市場に流出させない」というのが一番の役目で。
安田
粗悪なものの防波堤になっていると。でも久保さんがいま仰ったサプリメントは、粗悪品ではないわけでしょう?

久保
そうなんですけどね。たとえカラダに良いサプリメントであろうと、消費者が見分けることが難しいならすべてまとめて流通させない、という法律なので。
安田
なるほど。サプリメントを本気で作っているメーカーさんにとっては大きなジレンマでしょうね。

久保
ええ。そういう点からも、私はいつも「病気予防」に大きな効果が期待できるサプリメントは海外のものをオススメしています。日本のものとは入っている有効成分や体内吸収率も全く違いますし、何より海外のサプリメントの知識を得てもらいたいので。
安田
ふ〜む、そういう話を聞くと、日本のお医者さんたちが意識を変えて、本当に効果の高いサプリメントを処方できるようになればいいですね。

久保
そう思います。ただ現状、日本のお医者さんは「病気のプロ」であって「健康のプロ」ではないので。病気を治すための知識や技術はたくさんお持ちですが、予防のための食事法や栄養についてはあまり勉強されていないんじゃないですかねぇ。
安田
ほぉ、そうですか。

久保
例えば癌になったりアトピーになったりしたら、お医者さんは「手術」や「薬」で治療してくれます。でもそれはあくまでも対処療法。癌やアトピーの原因である生活習慣を改めない限り、何度も繰り返し症状は出てきます。
安田
でもその部分に関しては、お医者さんはノータッチなんですね。……とはいえ、例えば糖尿病の患者さんにはお医者さんが食事療法をしますよね。それは生活習慣の改善に一役かっていると言えませんか?

久保
うーん、そこも正直疑問ですね。「糖尿病だからこの食事」といったような画一的なメニューが果たして本当に効果があるのかどうか…。患者さん1人ひとりの状態に合わせた食事内容や調理方法にしないと、かえって症状を悪化させてしまう可能性も……。
安田
なるほどなぁ。ところで久保さんはこれまでの対談の中でも、一貫して「西洋医学の医者は病気の専門家であって、健康の専門家ではない」ということを仰っています。それで医師組合とかドクターたちから苦情が来たりしていませんか?(笑)

久保
私くらいの発言力では、今のところ大丈夫です(笑)。
安田
今後もっと有名になったらどうなるかわかりませんよ?(笑)とは言えやはり多くの日本人が「医者に行けば健康にしてもらえる」と思い込んでいる。

久保
ええ。重要なのは「この症状にどう対処するのか」ではなく、「なぜこの症状が出ているのか」を知ることなんです。だからこそ私はこれからも地道に訴えていきたいですね。
安田
そうですね。私もこの対談を通じて、少しでも多くの方に久保さんの想いを届けられるよう、お手伝いしていきます!

 


対談している二人

久保 光弘(くぼ みつひろ)
健康人生塾 塾長/ホリスティックニュートリション研究家

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仙台出身、神奈川大学卒。すかいらーくグループ藍屋入社後、ファンケルへ。約20年サプリメントの営業として勤務後、2013年独立し「健康人生塾」立ち上げ。食をテーマにした「健康人生アドバイザー」としての活動を開始。JHNA認定講師・JHNA認定ストレスニュートリショニスト。ら・べるびい予防医学研究所・ミネラル検査パートナー。

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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