この対談について
健康人生塾の塾長にしてホリスティックニュートリション(総括的栄養学)研究家の久保さんと、「健康とは何か」を深堀りしていく対談企画。「健康と不健康は何が違うのか」「人間は不健康では幸せになれないのか」など、様々な角度から「健康」を考えます。
第77回 生活習慣を見直せば、健康寿命も伸びる
第77回 生活習慣を見直せば、健康寿命も伸びる

そうですねぇ…。最近は「人生100年時代」なんて言われていますけど、最期の10年を寝たきりで過ごすなら、別にそんなに長くなくてもいいような(笑)。

ぞうですね。老いて弱っていくのは自然なことで、それ自体を避けることはできないと思います。私としては、最期の数ヶ月だけ寝たきりになり、家族のお世話になりながら亡くなるのが、自然の摂理に従った生き方なんじゃないかなと。

当時60代だった「団塊の世代」の人たちが、十数年後には後期高齢者になる。それによって医療費が10〜15兆円は増えるだろうって話でしたね。

そういうことです。「後期高齢者は寝たきりの人ばかり」という前提で、医療施設や介護施設、医療・介護の従事者をどう増やしていくか、といった問題を議論しているわけです。

ええ。生活習慣病になってしまうと、臓器がだんだんと弱っていって、やがて機能しなくなります。結果、日常生活に不具合が出て思うように動けなくなり、最終的には寝たきりになってしまう。つまり「生活習慣」を変えることが、寝たきりを防ぐための唯一の方法なのかなと。
対談している二人
久保 光弘(くぼ みつひろ)
健康人生塾 塾長/ホリスティックニュートリション研究家
仙台出身、神奈川大学卒。すかいらーくグループ藍屋入社後、ファンケルへ。約20年サプリメントの営業として勤務後、2013年独立し「健康人生塾」立ち上げ。食をテーマにした「健康人生アドバイザー」としての活動を開始。JHNA認定講師・JHNA認定ストレスニュートリショニスト。ら・べるびい予防医学研究所・ミネラル検査パートナー。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。