第41回 万代の採用基準は「好奇心」と「情熱」

この対談について

“生粋の商売人”倉橋純一。全国18店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。

第41回 万代の採用基準は「好奇心」と「情熱」

安田

倉橋さんはXで積極的に採用について発信されてますよね。万代さんで今一番求めている人材というか、こんな人がいたら「即採用!」という人ってどんな人なんでしょうか?


倉橋

うーん、一つに絞るのは難しいですね……以前お話した「ガンダム博士」のようにSNS発信を頑張ってくれる人も欲しいですし、店舗を作ったりマネジメントができる人も外せません。

安田

確かにそうですね。じゃあ採用基準は職種などによってバラバラだったりするわけですか?


倉橋
そうですね。職種やキャリアごとに求めるものは違ってきます。ただそれ以前に、「万代を好きでいてくれる」ことが大前提ですね。
安田

ははぁ、なるほど。応募者のスキルや実績より、万代に対しての想いが大事だと。確かに万代好きな人の方がモチベーション高く働いてくれそうです。


倉橋

そうなんですよ。そういう意味でもSNS経由の採用って話が早いんですよね。普段の僕の発信を見てくれた上で応募してくれているので。

安田
そうでしょうね。さらに言えば、SNSを活用することでいわゆるインフルエンサー的な人とも繋がりやすいですよね。たとえば「僕、TikTokでフォロワーが10万人いるんです」みたいな人が万代に入ったら、また新たなPRができそうじゃないですか。

倉橋

まさに仰るとおりですね! 「じゃあウチのSNSマーケティングをお願いします」という風に話を進めていけますし。

安田

いいですね。好きなことや得意なことを活かして働くって、すごく今っぽいです。ちなみに万代さんはいま海外進出に向けていろいろ準備されているところだと思いますが、「海外に一緒に行きたい!」という人がいたら、それもプラスになりますか?


倉橋

もちろんです! 私の方も「海外で仕事をしたい」という人に情報が届くよう、SNSで積極的に呼びかけているところでして。

安田
ああ確かに、よく海外進出についてポストされてますもんね。ちなみに「海外ビジネスにはすごく興味があるけど、万代のビジネスにはそこまで興味がない」という人はどうなんでしょう?

倉橋

うーん、そういう方は難しいかもしれません。やっぱりまずは「万代という業態」に理解や共感を持っていてほしいなと思うので。

安田

なるほど。そこは最低限必要な条件だと。じゃあ「海外に行きたい」人で、かつ「万代が好き」「世界中に日本のサブカルチャーを広げていきたい」という人がいたらパーフェクトですね。


倉橋
ええ。そんな方がいたらすぐにでもお会いしたいですね! 
安田
そうですよね。じゃあ「我こそは!」という方はこちらからご連絡いただくとして。他にはどんな条件があるんでしょうか。

倉橋
「好奇心旺盛であること」かな。僕たちのようなトレンドビジネスだと、好奇心が大事なスキルの一つになってくるんです。お客さんに笑ってもらったり幸せな気分になってもらうには、仕掛ける側の感受性の高さも重要なんですよ。
安田

ああ、なるほどなぁ。好奇心旺盛な人って社交的なイメージもありますけど、例えば「人見知りだけど誰かを喜ばせるのは大好き」という人はOKですか?


倉橋
それは全然OKです! 裏方仕事というか、クリエイティブな仕事も多いので、ちゃんと活躍してもらえると思いますよ。いま店舗の装飾をやってくれている社員の中にも、黙々と製作している方がいます。静かなんですけどすごく真剣で、内なる熱量を感じるというか。
安田

ははぁ、きっとすごい集中力で作ってるんでしょうね。つまり「好奇心」と「人を喜ばせたいという情熱」さえあればいいと。その上で人と接するのが好きなら店舗で接客すればいいし、苦手だったら裏方の仕事があるわけですね。


倉橋
仰るとおりです。よく言うんですが、「万代は文化祭を事業化しているようなもの」なんです(笑)。文化祭っていろんなタイプの人がそれぞれ得意なことを活かして一つのものを作り上げるでしょう? そんな風にいい店舗、いい会社を作っていけたらと思っています。
安田
なるほど。そういう意味でも「チーム戦」なんですね。

 


対談している二人

倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表

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株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に19店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中

 


安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家

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1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。

 


 

 

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