“生粋の商売人”倉橋純一。全国18店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第52回 SNSをフル活用する万代社長の炎上対策
SNSに力を入れている倉橋さんですが、採用や集客、市場調査まで幅広く活用されてますよね。そういう中で、ポジティブな意見だけじゃなくクレームのようなネガティブなものを受け取ることはないですか?
もちろんあります。ただ、そのどちらも大事な情報には違いありません。一見ネガティブな意見だとしても、万代のことを想って言ってくれているんだなぁと感じるものも多々ありますし。
なるほど。とはいえ、中には「アンチ」と言われるような、ただ単に絡んでくるだけのような存在も一定数いるじゃないですか。
そうでしたか、それは大変でしたね。ちなみにどんな経緯だったんです?
「お金がなくて困っている」と言われたので「こうしたら楽に稼げるようになりますよ」と返したんです。そしたら「そんなこと言うならまずは俺に金をくれ」と全然関係ない人から絡まれちゃって。それ以降、単に絡んでくる人はブロックするようになりましたね。
僕も一緒です。文面から明らかにマイナスなイメージを受ける人はスルーするようにしています。
そうですね。僕自身はあまりネガティブなことは投稿しないようにしているので、今まで炎上をしたことはないんですけど。まぁ、過激なことを言わないからフォロワーがあまり伸びないのかもしれませんが(笑)。でも、そもそもフォロワー数を増やすためにやっているわけではないので。
それはそうですよね。炎上系ユーチューバーとかって、アンチが増えて再生回数が伸びれば伸びるほど儲かる仕組みですから。こないだも政党まで作ってYouTubeのネタにして捕まった人がいましたけど。
そう考えると、フォロワーを増やすためにエッジの効いたことを発信するのはもう限界があるというか。我々のように本名で発信していると、なかなかそういうことはできないですよね。そもそも、したいとも思わないし(笑)。
同感です。とはいえ最近、ベンチャー系の創業社長とか、その人自身に個性があって発信力もあるような人がSNSをやるケースも増えてきましたよね。採用やブランディングに活かす目的だと思いますが、元々の発信がエッジが効いているというか、アンチが出てきそうだなと思うものも多くて。
そうですよねぇ。結局オンラインでも「ファンづくり」が大事なんですよ。
本当にそう思います。だから自分自身もポジティブな人間だとブランディングした方が絶対にいい。フォロワーさんのことをバカにしたり汚い言葉を使っていたら、その店に行く人は確実に減ると思うんです。
どの業界でも同じことが言えますよね。SNSでパワハラ発信が多いという人は、おそらく普段会社でも社員にそういうことを言ってしまっている気がします。
そうですよね。それでいくと、倉橋さんはリアルでも社員に対してポジティブに接してるんでしょうね。リアルでブラックな人が、オンラインでだけホワイトになるのは難しいですから。
つまり倉橋さんご自身の人間性が、アンチや炎上を遠ざける対策になっているということですよね。素晴らしいですよ。
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。