“生粋の商売人”倉橋純一。全国21店舗展開中の遊べるリユースショップ『万代』を始め、農機具販売事業『農家さんの味方』、オークション事業『杜の都オークション』など、次々に新しいビジネスを考え出す倉橋さんの“売り方”を探ります。
第85回 万代のエンターテインメントを世界に届けよう!

自分が実際に海外で仕事をするわけじゃなくても、会社が世界に挑戦するなんてすごく楽しそうです。そしてもう一つ重要なのはエンターテインメント、つまり「人を喜ばせること」が好きな人だということですよね。

ええ、まさに。エンターテインメントって、僕は「お客様と働く仲間が一体となって感動を共有するもの」だと考えているんです。お芝居やスポンサーでも、作る側と観る側が一体になることで感動が生まれるじゃないですか。

仰るとおりです。企業理念としても、「私たちの仕事、それはお客様、働く仲間に感動を創ること」という言葉を掲げていまして、これが年末年始などの繁忙期はもちろん、あらゆる場面に共通する考え方なんです。

ありがとうございます。海外進出が実現したら、さらに面白くなりますよ。ガチャガチャ一つとっても、日本とは比べ物にならないくらいのリアクションが返ってきますから。日本人からすると「ちょっとオーバー過ぎない?」って感じるくらいの(笑)。

わかる気がします(笑)。それにしても、ガチャガチャもそうだし漫画やアニメなども、最初は日本の一部のコアなファンが喜ぶものだったのに、随分と一般化しましたよね。まして海外でこんなに人気になるとは。

確かに以前は「オタク文化」という印象もありましたもんね。でも最近では一つのカルチャーとして世界中で受け入れられている。アイドルや歌手、ゲームなど、すべて「日本発の文化」として確立されているんです。eスポーツなんかの人気もすごいですしね。

もはやサブカルチャーの域を超えていますよね。そしてそこに対して世界的ビジネスを仕掛けようとしているのが万代さんだと。いやぁ、ワクワクしますね。…ところでお話していた「ビジョンへの共感度」って、可視化が難しい部分ですよね。面接とかでどう判断するんです?
対談している二人
倉橋 純一(くらはし じゅんいち)
株式会社万代 代表
株式会社万代 代表|25歳に起業→北海道・東北エリア中心に20店舗 地域密着型で展開中|日本のサブカルチャーを世界に届けるため取り組み中|Reuse × Amusement リユースとアミューズの融合が強み|変わり続ける売り場やサービスを日々改善中|「私たちの仕事、それはお客様働く人に感動を創ること」をモットーに活動中
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。