読むPodcast『大久保圭太のマネトレ』シリーズ。お届けする回は、2018年2月8日に配信された「銀行に関する質問を、大久保圭太が一刀両断!」です。お届けする質問は「必要な調達額を聞かれた場合、銀行には正直に答えたほうがいいのか」です。冒頭は、コインチェックの話題で盛り上がり、1月に登壇した「第7回グローバル・経営者フォーラムin九州」での様子も一部ご紹介。盛り沢山な内容です。
こんにちは。円道カズキです。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたします。
お願いします。
今日もやってまいりたいと思いますが、最近いろいろありますけど。
何?いろいろって?
コインチェックの話もあったり。
そうですね。
補償するんでしょ?男前だ。あれ良かったね、あの対応がね。
早かったですよね。
早かったし。だから取引所に置いちゃだめなんだよね。とか言いながら置いといたんだけどさ。だって、あそこがあんなに手数料が入る!おかしい!ってことに今回みんな気づいちゃったから。そもそもブロックチェーンだから個別の相対取引っていうのは非中央集権みたいな感じじゃん。それをああいう中央主権型がやってるのはおかしいよねっていうことに気づいたということでいいんじゃないの、とは思ってんだけど。
そこが学びのポイントで、いったんは。
すげえ下がってるから誰かが仕掛けた説もなきにしもだけど。
今、そうですね、ちょうど収録が1月の末の時点ですけど。
そう、時点ですげえ変わるからね。
そうですね、今、すごい下がってますね。
話変わるけどさ、その日に、「イーサリアム(Ethereum)で買って中国の取引所に送ったんだけど、それって申告したらいいんですか?」みたいな。秒で変わるやん?「いくらかわかんないんですけど」って言われて。っていう質問が結構相次いでます。
それは個人的にですか?
個人的にっていうか、お客さんで持ってて、たしかに取引所に送った瞬間に課税されるかマイナスかわかんないけど、ってことはたしかに秒単位でとんなきゃいけねえんだなって。でも、コインチェックのイーサ(ETH)がマイナスのイーサみたいだからわかんないですっていう、俺もわかんないですって言ったけどさ。
ちょうど57回目でビットコインのその話しましたからね。
億いってた人たちが半分とかになってんだろうなっていう。ざまぁ(笑)。
ざまぁじゃないです(笑)。でも、また上がんじゃないのっていう。
予測的なことはわかんないけど。1つ面白い事件だったのかなっていうね。
大久保先生は特段そこまでは被害被ることなく?
わかんない、Ripple売ったお金がそこに入ってるんで、まあ出せんだろうけど、今出せないだけ。「あ、置きっぱなしだった」っていう。まあ、大したあれじゃないんで。
ビットコインの話はいろいろタイムリーにあると思うので、落ち着いたときにまとめてしましょうかね。今ざわつき過ぎてますからね。
ざわつき過ぎてるね。
というわけで、いきたいと思いますが。と、別に、いつですかね、1月に福岡ででっかいフォーラムを、ポッドキャストでも告知させていただきましたが、大盛況だったって聞いてますけど、いろいろなお客様たちから。
そうなんですか?
はい。
まあ、なんかいいフォーラムでしたね、やっぱね。あれはやっぱ原さん良かったねえ。
原丈人さん。
はい。原先生すごいねえ。
公益資本主義を唱えられてましたけど。
結構良かったっすよ。
実際、原先生がお話しされるところを普通に聞くこともできたんですか?
もちろんもちろん。聞いてて。全体的に結構いいかんじですよ。最後すごい内容の話をしてて。結構会場がほとんど泣いてたからね。
あ、そんな空気感だったんですか。
うん、なんか最後すげえ泣いてたよ。
へぇ……え、どういうことですか?
わかんない。
もうちょっと詳しく聞かせてください。
それは来年のお楽しみで(笑)。具体的に説明したら「アホちゃう?」って思うかもしれないけど、価値観とかの話だけど、来たほうがいいよ円道さん。
はい。来年は。
来年、また1月だと思います。1月の末ぐらいで開催になると思います。
大久保先生の講演は、ご自身では恥ずかしそうなんで、聞いてる話を代わりにお伝えすると、会場は沸き起こり、何かのライブだったみたいだったって感想を聞いたりしてますけどね。
あはは(笑)。そうなんですか。
司会のアナウンサーの方、お知り合いの方ですよね。
ああ、そうそう。
なかなか濃い回だったようで、大盛況だったと聞いてますので、ぜひ興味ある方は、来年になりますけど。
来年もまた3日間たぶんやると思うんで。
ぜひ行ってみてください。大久保先生呼ばれるかわかりませんけどね。
俺出ないんじゃない?2年連続で出ない。
いま、2年連続じゃないですか。
いや、それは一昨年。
あ、そうか。
出ないでしょ来年は。来年は黒子で。
目立ちすぎですよ。
来年はだから逆に・・・
すごい服着てたって聞いてますけどね。
すげえゆっくり飲めるから。
屋台で?
屋台で。飲み過ぎたぁ。
まあ、そんな話もありましたが、早速今回も前回に続きまして一刀両断の回答いきたいと思いますよ。
もう今、喋りきった感じがしちゃってんだけど、ここからね。
ここからですよ。ここからなんでいきたいと思いますが、前回に続きましてサクサクいきましょう。ご準備はよろしいでしょうか?
「サクサクいきましょう」って、質問した人に失礼だろ(笑)
そうかもしれませんが、量多いんですもん。残りまだ10個ぐらいありますんで、いきます。複数行取引をしています。以前「必要な調達額はいくらか」と質問されたのですが、どこまで正直に答える必要があるのでしょうか?必要額が5,000万円として融資していただいたにもかかわらず、翌期に他行からも5,000万円の融資を受けていた場合、やはり今後の印象などは良くないのでしょうか。ということですね。
なるほどね。まあ、良くないだろうね。良くないけど「しようがないよね」っていうところだと思うんだよね。全国で聴いてくださってるからあれだけど、地方で本当に銀行、2行とかで回していかなきゃいけないみたいなときは多少気は遣うかもしれないけど、それよりも、やっぱベースとしてはキャッシュ集めることが大事だから。ただ、嘘はつかないほうがいいと思うんだよね。必要額は5,000万は5,000万でしたって。それを他の銀行も提案してきたっていうことだったら仕方ないかなとは思うんだけど、それを嘘つく理由もそんな無いので、あんまり。ただ、それによって嫌がる銀行っていうのはあるかもしれない、あと借り過ぎてるってことで。僕らのクライアントも多いけど、キャッシュすごい持ってんので「もう借りなくていいでしょ」みたいに言ってきて降りていく銀行はあるよ。でも、お金は返済していくから、減ってくからまた借りるし、なので、ベースとして嘘をつかずに「他も来て条件も良かったんで借りたんですけど」っていうスタンスでいいと思うんですよね。そうすると1回銀行は引くかもしれないです、借り過ぎてると。だけどまた減ってくるから、返済してるから、そしたらまた銀行は来るんで。大丈夫です。
嘘はつかないほうがいいよってこと?
嘘はつかないほうがいいよね。つくアウトカムもないから。
アウトカム、目的がない?
そう、目的がない。
ちなみに、でも、これ、銀行員の行員の方の立場で言うと、あとで社内的にわかったときに「おまえなんでそれちゃんと情報取ってねえんだよ」みたいなのは、彼らは起きちゃいますよね。
それはあるでしょうね。なんというか、少ない銀行でちゃんと取引をしていくときには気を遣ってあげたほうがいいよねっていうのはそういう意味で。
そうですよね。彼らも社内でかわいそうな目にあう。
まあ、でも、だからって会社が倒れたわけでもないからね。ちゃんと握っとけよっていう話だとは思うけど。銀行内部の評価はどうなのかはあれだけど、「借りられてました」はたぶん握れてないから、その子はあれだろうね。でも担当なんて変わんだからいい(笑)
まあ、そのあたりも配慮して。
うん。でもキャッシュないと死ぬからね。
ということですかね。では、次いきたいと思います。素朴な質問ですが、銀行の本命商品って何なんでしょうか?
おおぉ。
~次回へ続く~