資金繰り表、そういう意味でいうと実態に合わせるんですか?どのタイミングでどこに計上するかっていうのは、会計上のルールでのってるんですか?
会計上のルールがP/Lで、キャッシュインするのかっていうのを資金繰りにちょっと変換して入れていかなきゃいけないから、ちょっと高度かもしれないね。
あ~、そういうこと。それ、自分の頭の中でやるの、ちょっと無理ですね。
それはだから税理士さんにお願いして(笑)
そうだ、そこで質問ですよ。なぜ税理士の先生は、この質問ありましたけども、資金繰り表つくってくださらないんですか?これ、たしかにいい質問ですね。なんでなんですか?
まず、だから事業計画をつくってないでしょ?
それ、でも会社の問題ですよね。
会社の問題だよ。だから税理士のせいにすんなっていうね。
あ、いま怒られてます?(笑)
過去の資金繰り表をつくってくれないっていう理由は、ソフトがイケてない可能性が高いので、これが見たければB/Sを2期比較してさ……「見たければ」って、見なきゃいけないんだよ、ごめんなさい。「2期でお金の流れを読む」ってあったじゃん?
前回もやりましたよね。「並べないとお金の動きがわからん」と。
そうそう。でも、これ2期比較してるじゃない?96のB/Sは2期比較
ちょっと待ってください。いまどこの話してるんですか?
P96。2期比較して読んでったじゃない?この間。
ありましたね。
それが2期じゃなくて、要するに2つ並べたら読めるんだから、前月と当月のB/Sを並べれば前月のキャッシュフローってわかるじゃない?同じ理論で。
あ~、はいはい。
っていうので見てったほうが、税理士さんにお願いして「その他」にいっぱい入ってる、要は他の会計ソフト、弥生とか奉行とか……まあ、freeeとかなら出てくるのかな、わかんないけど、それで資金繰り表形式で見るよりも、それで営業キャッシュ出てるのかって確認しちゃったほうがいいかもしれない。
ああ、わざわざつくらずにね。
そうそう。まあ、見ながらつくってもいいんだけど、そうやって2期比較して月次でも見ていくと、お金今月はどうだったのかなっていうのがわかるじゃない?「現金減ってるな」と。だから、P/Lは見れるんだけど、B/Sも比較しないからわかんなくて、たぶん社長のところに出てるB/Sって前月繰り越しがあって、今月の右・左の動きがあって、最終値が出てると思うんだよね。4行になってる。いちばんはじめの行と最後の行の比較をしていくと、お金が1億あったのが5,000万になったと、たとえばね。じゃあその理由は何だろうっていうふうに探っていくと、B/Sの他の項目に表れてるか赤字なので。
あ~。たとえば設備に変わってるとか、そういう話ですよね。
そうそう。だから、見ていけばわかるんだよ。
並べればね。
並べれば。で、見てる試算表は基本的には並んでると思うんで。ただ、真ん中に借方・貸方って入ってるから、あれ無視してもらって。あ、それ書けばよかったね(笑)
それ、そうですね、たしかに。
ポッドキャスト聴いてる人だけお得に。
いまのはお得ですね。
それぐらい比較していけば、過去のキャッシュフローっていうのはつくれる。で、問題は、税理士さんがなんでつくってくれないのか。予算の話だと思うんだけど。過去の話は税理士さんに言えば、キャッシュフロー計算書じゃなくて、「簡易にそうやってつくってませんか?」っつったら、それはつくれると思う。会計を勉強してればできるんで。で、未来に関しては、やっぱり計画をつくってるかどうか。で、つくってるとするならば、「P/Lここまでできた」ということを先生に話して、おそらくB/Sはつくれてないんで、B/Sと資金繰り。資金繰りはサイトを確認していけばできるので。
ほぉ。
規模感にもよって、税理士さんができるレベルかどうかわからないよ。ソフト使わなきゃいけないかもしれないし、取引先ごとにぜんぶ売掛の回収日が違うとか。
それはエグいっすね。
支払日が違うとかだと、まあ「支払日統一せえよ」って話もあるんだけど、それで設定していけばできる。
あの、この流れでちょうど素人質問いいですか?
はい。
資金繰り表とキャッシュフロー計算書って何が違うんですか?C/S?
これ、ちゃんと読んでもらっていいですか(笑)
(笑)
フォーマットが違うだけじゃない?うーん、まあ、結果これが実績だったら一致しますよ。まあ、「一致する」って書いたんだけど。
C/Sって……
キャッシュフロー計算書とイコールに最終的にはなるけど、ほとんどキャッシュフロー計算書が間接法っていって、この本もそうなんだけど、B/Sの差額で出していく方式をしてるのね。
あ、ヤバい。ぜんぜんわかんなくなってきた。これはよくないやつです。
だから俺は書かなかったんだけど。何が言いたいかっていうと、資金繰り表のほうがわかりやすい。だって、「現金入った」って書いてあるじゃん。
管理するポイントの見るものは基本的には回収と調達じゃないですか。それを見るっていう観点では同じなんですよね。
同じなんだけど、たぶんピンとこないと思うんだよ。たとえば33ページの図11にいっちゃうと、わかんないでしょ、これ、意味が。
教科書?(笑)そうなんですか?
営業キャッシュフローがマイナス200だってことはわかるじゃん?
はい。
だけど、仮払いがマイナス100とか言われてもわかんないじゃん?
書いてありますか?仮払い。
1個上に「仮払いの増加マイナス100」って。わかんないというか、本をちゃんと読んでくれたらわかるんですけど!
わかんないです!
おいおいおい、クレームだよクレーム(笑)ごめん、えーと、逆に31ページに戻って図10だと、「現金の売上で100、売掛金回収100で、経常収入500」っつったらわかるでしょ?だって入ってきてるから、500。
ああ、そうですね。はい。
で、「原材料100出てって、人件費80出てって」みたいに書いてあるじゃん?で、経常の支出が350出てったよと。
ここはP/Lっぽいから見やすいですよね。
そうそう。それで「500から350引いて150経常収支だよ」って言ったらわかるじゃない?
わかりますね。
っていうこと。
あ、そうか。この10・11だと、これがなんでなったかわかんないでボンって出てくるんですね。
そうそう。
そうかそうか。じゃあ、きょうの結論といたしましては、経営者の人たちはしっかりと事業計画をつくり、資金繰り表を未来に向けて……
そうだね。
1年ぐらいってことですかね、最低でも。
まあ最低そうだね。最低1年ぐらいつくっておいたほうがね。
用意したほうがいいですよ、ということですか。
そうですね。
資金繰り表のフォーマットとかってネットで探れば落ちてくるんですか?
あぁ、あるんじゃないですか(笑)
ホントですか?これ、もらえないんですか?
うちの?
はい。
べつにいいっすよ。
マジっすか!?
うん。こんなかわいい文字じゃないよ?
いや、こんなかわいいフォントは困りますけど(笑)ください。
はい。
みなさんに配布してもいいんですか?
えー(笑)
じゃあ俺だけに。
いやいや、いいっすよぜんぜん。
マジっすか?
たいしたことないじゃん、べつに。
ホントですか?
うん。
じゃあ、Excelいただいて、なんか……あ、わかった!ポッドキャストのPDFから飛んだらダウンロードできるように設定しておくので、そのExcelください。そしたらみなさんに踏ませるようにしときます。
あーはいはい。わかりました。
いいんですか?いただいて。
いいっす。
じゃあ、いま決まりましたので、資金繰り表が欲しい方はPDFから飛んで……
おぉ、いいところに気づきましたね。
一応はじめて聴かれる方もいらっしゃるかもしれませんので。ダイヤモンド出版から出ました「財務諸表は三角でわかる 数字の読めない社長の定番質問に答えた財務の基本と実践」。
ちゃんと整えないと(笑)
そうですね(笑)ガチャガチャになって「計算間違ってるぞ」って?
そうそう。めっちゃ緊張するやん(笑)
関数しっかりしといてください。
だって、関数間違って、この資金繰り表めっちゃ直したから(笑)
じゃあ、いいじゃないですか。サンプルもつけていただいて。というわけで、やってまいりました。ぜひ、また書籍を読んで質問ありましたらご質問ください。
はい。
というわけで、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。