
だから危ないところは回収しちゃえっていう。まあ、いいところは当然出てると思うけど、多少悪いところは「もう引いちゃえ」みたいな感じにはなってきてるような状況があって。まあ、さっきの短期とはまたちがう話なんだけど、全体的なトレンドはそんな感じで、ちょっと、長期の運転融資に陰りが見えてるっていう感じはあると。

「そもそも長期運転資金っておかしくね?」っていう話じゃん?運転資金って、前回も言ったけど、あとでもらうやつとあとで払うやつがあって、あとでもらうほうが多いから、払えないから、銀行から借りるわけじゃん。

そう。なんでこれが起きたかっていうと、以前はそうだったんだけど、2002年の金融検査マニュアルで、書き換えを、要は短期のってずっと借りてなきゃいけないじゃない?だから、昔はずっと借りつづける、手形貸付でずっとくりかえし書き換え書き換えでやってたんだよね。それが、貸出条件緩和債権。要するに「ちょっとまずいんじゃない?」みたいな。債権者区分を少しダウンさせられなきゃいけない。要は「その貸付をすると、そのお客さんの融資先としての評価を下げなきゃいけないよね」っていうようなことになったんだって。

それが2015年に……でも、もう7年前なのか、正常運転資金を、短期継続融資は問題ないというふうに見解が変わったの。まあ、この頃に事業性評価とかが出てきてると思うんだけど。たぶん、安倍さんとかが「短コロをやれ」と、「短期の転がしをやれ」みたいに言いだした時期じゃないかなって、なんとなく思うんだけど。

それしかやってきてない人が、いきなり事業性評価もできないし、短期でいきなり張って……逆にいうと回収できない資金でもあるから。だったら、べつに長期運転でやってりゃいいんで。かつ、借りてる側も、「短期だと、はがされんじゃねーか?」みたいな。

そうそうそう。という恐怖が、借りてる側も長期の安心感っていうか、期限の利益が長いほうがでっかいんで。そんなのもあったからっていうのもあるんだけど、これ、いま、いろんな銀行とやってて、積極的にやってる銀行、やってない銀行があるんだけど、結構、商工中金が強いなと思ってて。

商工中金が資金繰り改善プログラムみたいなのをいまやってて、要は、「借りたら返すな!」戦法でいくと、過剰調達をしてると、借りまくってるから、利益で返済できない可能性があるのよ。まあ、現金があるから借入は返してるんだけど、それを短期に一部抱えてくれることによって、たとえば借入残を減らさないで……要は短期返済がないから。で、長期の返済を減らして収益で回るようにする、みたいなプログラムをやってて。

商工中金なので、政府系なので、無茶な貸しはがしとかしないわけじゃない?っていうのと、ホームページにも「原則、継続して融資します」って書いてあんの、ちゃんと。だから、貸しはがしみたいなリスクが低いので、このへんでちょっと現場が動いてきている感じと、まあ、民間でも、ちゃんとしたところは結構やってきてるなっていうのがいまの感じ。だから、短期は短期、長期は長期に今後なっていく。まあ、金融機関いろいろあるし、特に地方とかは動きが遅いから、いままでどおりの長期運転やってくるかもしれないけど、だんだん変わってきてるっていうことは、これから銀行交渉するなかで、短期で提案されたからって……

言ってるからだし、まあ、政府系なんで、そんなに無茶はしない……どこもそんなに無茶はしないけどね。ただ、わかんないんで、正直。担当ベースで結構いかついことしてくるやつもいるんで。なので、そういうのをちょっと検討されるといいのかなあ、っていうふうには。まあ、そんな締めです。

なるほどですね。ということは、短期の運転資金というのを提案されるケースが今後増えてくるだろうけど、それは決して「長期貸さねーぞ」っていう意味ではなくて、いま、動きとして短期のほうに切り替わってる最中なので、商工中金を中心に、それを原則継続するという前提で短期になってるというのを知ったうえで、まあ、積極的というか、変にネガティブに捉えなくていいっていうことですね。