このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法: 注文の多い大手さん。
つい先日。すごい技術が発表されました!
その名も「読書アシスト」。
大日本印刷さんと日本ユニシスさんが、
実証実験を開始したのですが、
速読訓練無しに文章を読むスピードを
約2倍も向上させられる文字レイアウト変換技術です。
独自の文章表示アルゴリズムを活用し、
読んでいる最中の目線の動きをスムーズに
誘導することで、
読むスピードを向上させるだけでなく、
日本語文における文節(意味のまとまり)ごとに
目線を上手に動かせるよう、
文字配置や改行位置を調整することで、
読むスピードが低下する要因となる
余分な目線の動きを減らすのだとか。
これにより、1分間に読める文字数が、
一般的に400~600文字程度であるのに対し
「特別な速読の訓練をしなくても」
最大で1,000文字程度まで、
2倍ほどのスピードに向上させることができる、
とのこと。
生産性向上や時間短縮。
個人のスキルアップなどが
求められる昨今の企業組織において、
大変画期的な開発なのだと思うのです。
大手さんとのお付き合いでは、
読書量が豊富な方々から
書籍を推薦いただくことも多くありますし、
新たなプロジェクトなどを進める際には、
調査や事前学習のための課題図書などが
複数提示されることも少なくありません。。
そんな機会に「読書アシスト」が
活用できるのであれば、私のように
超速インプットが得意ではない人は
助かりますね。
それにしても。。
大手で活躍する方に思うのですが、
どなたも「インプットの量も質も
スピードもハンパない」方々ばかり。
ですから。
付き合う我々に「ハードな基準」を
求められることも多々あります。
だからと言って、
「インプットに注力」しまくり
「提案内容の質」を求めすぎると、
足元をすくわれることもあるのです。。
プレゼンや打合せなどのアウトプットの際。
企画内容よりも、
先ず見られることは、、
・規定フォーマットで作成されているか?
・一文字すら誤字脱字はないか?
・文字サイズやフォントに統一感があるか?
などなど、だったりするのです。
内容が良いのは当たり前。
且つ、
一切綻びのない状態で提出してこそ
仕事の基本。
というような「暗黙のルール・文化」が
多くの大手企業には存在します。
成長意欲・上昇志向ばかり磨くことなく、
「じっくり丁寧な見直し」もお忘れなく。
https://read-assist-dxn.web.app/
※実証実験期間:2020年7/10~9末
「注文の多い料理店」などの
名作を読むことができます。