このコラムについて
「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。
本日のお作法/トップオブトップの思考
某大手さんの「1on1」に同席させていただきました。
高松が同席している時点で、正確には「1on1」ではございませんが、上司と部下の雑談の場にご一緒させていただいたのです。
何やら、「やらかしてしまった部下Bさん」に対して、「上司A課長が伝えたこと」を、そのまま記載します。
「横浜DeNAベイスターズの今永くんがバウアーについて語っていたことで、とりわけ印象的だったのは、、」
「打たれて負けた後の気持ちの切り替え」
「今永くん曰く『例えば、スライダーが悪くて打たれると、どうしてもそのことを引きずってしまう。なんで打たれたのか?、どこが悪かったのか?とそればかり考え込んでしまう、、』そうらしいんだよね」
「で、それをバウアーに相談すると、、」
「打たれた原因を考えるのは良いけど、次の登板になったらスパッと忘れることだ。悪いイメージは断ち切って次に取り組むことが大事だよ」
「と、返したんだってさ」
「そういうことだよ。な!」
「バウアー仕込みのメンタルタフネスで、来年、今永くんがメジャーでどれだけ活躍できるか、楽しみだよな!!」
A課長が去ったあと、Bさんがポツリ。
「今永くんっていうのは、ピッチャーで、バウアーさんっていうのは、なんかすごい人なんですよね??」
「私、野球に全く詳しくないんで、よくわからなかったんですが、、A課長が励ましてくれたことは嬉しかったです!」
今後、上司との雑談が少しでも盛り上がるように、
日本代表で「世界を制したトップ投手」とメジャーの「トップオブトップ投手」のこれまでの実績などを、たっぷりとお伝えした高松なのであります。