第242回 人生なんて

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法/人生なんて

 

ワタクシ、「研修講師を生業にしている方」や、それを「生業にしたいと志す方」、それぞれに初対面でお会いする機会が多くあり、その数は「年間およそ50名」ほど。

先日お会いした方は「志す人」でしたが、彼は「大手2社」を経験して、数ヶ月前に独立したというのですが、

「大手2社」とは、どちらの会社かおわかりになりますか?

「嫌いなことなんてやっても伸びないよ。どうせ一度の人生なら、好きなことをとことんやるべきだ。そうすりゃ、それがやがて社会の役に立つんだよ」

「創業者の言葉に共感して、新卒で入社したんですが、、」

「創業者は、嫌なことや不得意なことは一切やらずに、得意なことだけに集中していたようです」

「ですが、、会社員だと、そうもいかないじゃないですか」

「嫌なことをダラダラとやり続けても成長する可能性は低いでしょ?だから好きなことができそうな会社に転職したんですよ」

「なるほど、そうなんですね」とタカマツは相槌を打ちます。

「2社目に入った会社の創業者も『人物』で、色々と学びました」

「特に印象に残っているのが、、」

「成功する人と失敗する人の違いは、頭の差より『性格の差』のほうが大きい」

「頭の良し悪しよりも、性格の良いほうが成功しやすい!ってことを教えてもらったんですが、」

「職場には意外と性格が悪い人が多くて、、」

「そんな人たちの近くにいたら、チャンスを逃す恐れがあるなって感じまして」

「しばらく、人間力を磨くことに集中してみて」

「だんだんと組織の中で人気や人望も集まってきたので」

「ヨシ!今がタイミングだな!って思ったんです」

「社内研修での講師経験も積み重ねてきましたし、人材育成に携わることは好きですし」

「で、独立したんですよ!」

と楽しそうにお話されます。

知り合いに高松を紹介されたとのことでお会いしたのですが、彼が研修講師として活躍するのかどうかは私にはわかりませんが、「成功の法則」を教えてくれたことに感謝しています。

・好きなことをやる
・いいやつになる

おそらく、それ以外にも「決定的な何か」があるのかもしれませんが、高松や彼がそれに気づき、成功する日が訪れることをひたすら願っているのであります。。

さて、

では、彼の独立を後押しした方をお伝えします。

一人目は「ホンダ創業者・本田宗一郎」さん。

二人目は、「ソフトバンクグループ創業者・孫正義」さん。

「偉大な方の言葉には影響力がある」なんて聞きますが、人生なんてどうにでも変わるものなのでしょうね。

 

 

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高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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