2019年4月3日 ソルナ小さなブルーオーシャンネット小さなブルーオーシャン履歴書見極め ネットの履歴書第2回『見極めるべき人材』 TWEET SHARE HATENA COPY LINK 株式会社ソルナが開発した究極の履歴書。それが『ネットの履歴書』。これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。 小さなブルーオーシャンを追え 〜ネットの履歴書〜 第2回『見極めるべき人材』 安田 14%ってことでしたよね。すぐキレちゃう人とか、ネットで問題を起こしそうな人。 三澤 はい。 安田 その14%をきちんと見抜いて排除しておけば、ネットの問題なんかもすごく少なくなると。 三澤 そういうことです。 安田 やっぱり、辞めた社員が書いてる割合って、多いんですか? 三澤 中にいた人が書くパターンが圧倒的に多いです。 安田 元社員が書くと、問題も大きくなるんですか? 三澤 なりますね。嘘の中に一部本当のことも混ぜたり、中の人じゃないと分からないような情報も混ざってるので。より信ぴょう性が高い。 安田 ネットで見た人が信じてしまう? 三澤 信じて、広めてしまいます。結果的に、事実じゃない情報がどんどん広がっていく。 安田 だからこそ「書き込む可能性の高い人間」を、入口で見抜いておく。 三澤 もうひとつの大きな目的は「本当に犯罪を犯していないか」ってところ。 安田 本当の犯罪? 三澤 たとえば繰り返しがちな犯罪で、わいせつ関係だったりとか、痴漢だったりとか。 安田 結構見つかるんですか? 三澤 これだけの件数調べてると、やっぱり一定数出てくるわけです。特に塾の先生とか、学校の先生とか、子どもさんと関わるお仕事。 安田 え!それってマズくないですか? 三澤 かなりマズイですね。 安田 たとえば塾や学校って、すでに雇ってる先生の中に、危ない人が混じってたりしないんですか? 三澤 実はかなり混じってるんですよ。 安田 それは大問題ですよね? 三澤 そういう人が「いる」ってことも問題ですし、そういう人を「雇った」という責任問題も大きい。 安田 なぜ、ちゃんと調べないんだと? 三澤 はい。今はネットでいろんな調べ方をすれば出てくるので、何かあった場合に親御さんに説明がつかない。 安田 じゃあ、見つかった場合はすぐに辞めさせるんですか? 三澤 いや、すでに雇っている場合は慎重な対応が必要です。 安田 なんか、そういう人って逆恨みしそうですもんね。 三澤 そうなんです。だから、少し遠ざけた部署に配置するとか。人の目が届く所でしか子どもさんと接点もたないようにするとか。 安田 やっぱり大事なのは、採用する前に見抜くことですね。 三澤 はい。わいせつ関係だけではなくて、経理とかの「横領」などもよくある話です。 安田 確かに、経理は怖いですね。 三澤 意外と多いのが、広告担当の広告費の詐取というか、一部横領とか。 安田 バックマージンもらってたりとか? 三澤 バックマージンもありますし、本当の横領っていうのもあります。 安田 それは明確な犯罪ですよね? 三澤 実際に逮捕された人が何年か経って転職をしたり、マーケティング部長候補として履歴書を持ってきたっていうケースもあります。 安田 知らずに採用してしまうケースも? 三澤 知らずに、また同じような仕事に就けてしまうケースもあります。危険度はかなり高いです。 安田 そう言えば私も、人事の人にバックマージンを要求されたことがあります。 三澤 ワイキューブ時代ですか? 安田 はい。まだ無名だったころ。 三澤 遠回しに要求されたんですか? 安田 いえ。ストレートに「その分、上乗せして払うから戻せ」って言われました。 三澤 すごいですね。 安田 はい。で、断ったんですけど、すごく驚かれて。「え、なんで断るんですか?御社は1円も損しないじゃないですか」みたいな。 三澤 こっちが驚きますよね。 安田 まさに。「今まで来た業者は、みんな払ってたのか!」って、こっちが驚きました。 三澤 でも、そういう人って、いつの時代も必ず一定数いるんですよ。 安田 実際に塾で調べたことがあるんですよね?何人ぐらい調査されたんでしたっけ? 三澤 今いる社員さんを3,000名ぐらい調べました。 安田 元犯罪者とかも、出てきちゃったんですか? 三澤 元犯罪者や、ネットで変なことを言ってる人とか、軽いのだと「会社に内緒で副業をやってた人」とか。全体の17・8パーセントいました。 安田 17・8パーセントって言ったら、534人ですよ。ものすごい数です! 三澤 塾は多かったですね。 安田 それは仕事柄ですか?やっぱり。 三澤 仕事柄だと思いますね。 安田 子どもと接したりする仕事だから? 三澤 そうです。そういう「ちょっと危ない趣向の人」が集まってくるんです。 安田 じゃあ、その塾だけの話じゃないですよね。ほとんどの塾にそういう人が混じってる? 三澤 その塾だけじゃないです。塾のお客様は、中堅から大手さんまで何社もいらっしゃいます。 安田 じゃあ、それらの塾は、今は入口でブロック出来てるんですか? 三澤 はい。先ほどの塾は毎月100名面接してるんですけど、全員の履歴書が送られてきてチェックします。 安田 問題があればそこで発見されると? 三澤 はい。今は「必ずそこを通してからじゃないと採用しません」というフローになっています。 安田 問題があったら、高学歴でも落とすわけですか? 三澤 学歴だけじゃなく、写真の印象も、字の丁寧さとか書いてる内容も、ピカピカの人たちもいるんですよ。 安田 「え!こんな人が」みたいな。 三澤 その通りです。「あれっ?」ってことがあまりにも出てくるので、「これは全員調べておかないと怖い」となりましたね。 安田 自分たちでは調べられないものなんですか? 三澤 人手を割く余裕がないというのもありますし、情報管理の一環で掲示板とかが見れなくなってたり。 安田 なるほど。 三澤 それに、出てきた情報によっては、色眼鏡でその人を見ることになるので。 安田 色眼鏡?どういう意味ですか? 三澤 採用には関係ないけど、すごく変わった趣味だったりとか。LGBTとか。 安田 ああ、なるほど。 三澤 本当にデリケートな情報も出てくるので、人事の方が1人でぜんぶ見て、○か×かだけを現場に戻すようにしてます。 安田 社内で手分けして調べたら、えらいことになりそうですね。 三澤 共有してはいけない情報まで、共有されてしまいます。それにやっぱり、社内で調べるのは限界があります。 安田 技術的な限界ということですか? 三澤 そうです。たとえば同姓同名の人もたくさんいますから、どれが本人の情報なのか特定しないといけない。 安田 偽名を使ってる人とかは、分かるんですか? 三澤 はい。検索して出てくる情報って氷山の一角で、偽名とか、すでに消された情報とか、技術的には拾ってくることができます。 安田 それは素人では無理ですね。もちろん手作業でやってるわけじゃないんですよね? 三澤 ロボットを使います。ただ、ミスが出ないように目視も必要になってきます。 安田 それは大変ですね。 三澤 はい。一定レベルで育成をしないと、目視もなかなか難しいんです。 安田 最近、すき家とかで問題が起こってるじゃないですか。本人はクビ覚悟でやってましたけど、ああいうのは永久に残っていくんですか? 三澤 永久に残ります。 安田 じゃあ、「ネットの履歴書」が普及したら、就職できなくなりますね。 三澤 まあ「そういう人が採用したい」って会社があれば別ですけど。影響のない仕事に就いていただくしかないですね。 安田 本人は自覚ないんでしょうけど、結構致命的ですよね? 三澤 これからの社会では、かなり致命的です。 安田 ネットの履歴書が普及したら、ああいうバカげたことをやる人が減っていくかもしれませんね。 三澤 普及したら、みんなかなり慎重になると思いますよ。 安田 そういう意味では、会社のドクターを超えて「人類ドクター」とも言えますね。 三澤 はい。そういう側面もあります。ただ個人的には、企業に「もっといい採用」をしていただくお手伝いがしたいです。 安田 問題のある人を落とすだけではなく? 三澤 単に悪い人を落とすのではなく、その会社で活躍できるかどうかまで見抜く。 安田 それが出来たら画期的ですね。 三澤 人には隠れた悪い部分だけでなく、隠れた良い部分もあります。だから総合的に人の素の部分を見抜けるツールにしたいです。 ・・・次回へ続く・・・ 感想・著者への質問はこちらから コメントをキャンセル名前 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前を保存する。 コメント ※ Δ