母から受け継いだ指輪をネックレスに、片方なくしたピアスをペンダントに、思い出の詰まった2つのリングを溶かして1つに――。魔法のようにジュエリーを生まれ変わらせるジュエリー修理・リフォーム専門店「Refine」(リファイン)。代表の望月信吾さんに、お客様に感動を届けるジュエリーリフォームの魅力、そして波乱万丈な人生についてお聞きする対談企画です。
第14回 アクセサリー修理に込めた想い

Refineを創業する前は、街の宝石屋さんに宝石を卸していたとお聞きしましたね。その時も話題に出ていましたが、昔はよくあった時計とか指輪を一緒に売っていたお店、最近はすっかり見かけなくなりましたよね。

いわゆる量販店のようなお店もありますが、ブランド店で買うことが多いと思います。今は全体的にブランド志向になってきていて、いわゆる「ノンブランドもの」を買うという選択肢が減っているんだと思いますね。

なるほどなぁ。30年前というと私が30歳の頃ですが、確かに当時からは随分と感覚が変わりましたね。でも、逆に今考えるとちょっと心配になってきました。ブランド店でもデパートでもない街の宝石店が、絶対に本物を売っていたのかなって。うっかり偽物が混ざってるなんてことはなかったんですか?

ああ、なるほど。それでいうと、当時はまだ「できのいい偽物」がなかったんですよ(笑)。今の時代の偽物の方がよっぽどクオリティが高いです(笑)。それに、当時はネットもなくて、私のような専門の卸が必ず介在していたから、そもそも偽物が出回ることも少なかったろうと思います。

そうです。……とバシッと言えればカッコよかったんですが(笑)、実はアクセサリーを修理してほしいというお客様もいらっしゃるんです。これはこれで「アクセサリーの修理は受け付けてない」と他のお店で断られるケースが多いようで。
対談している二人
望月 信吾(もちづき しんご)
ジュエリー工房リファイン 代表
25歳で証券会社を退社後、父親の経営する宝石の卸会社に入るが3年後に倒産。その後独立するもすぐに700万円の不渡り手形を受け路頭に迷う。一念発起して2009年に大塚にジュエリー工房リファインをオープンして現在3店舗を運営。<お客様の「大切価値」を尊重し、地元に密着したプロのサービスを提供したい>がモットー。この素晴らしい仕事に共感してくれる人とつながり仕事の輪を広げていきたいと現在パートナー募集中。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。