「日本一高いポスティング代行サービス」を謳う日本ポスティングセンター。依頼が殺到するこのビジネスを作り上げたのは、壮絶な幼少期を過ごし、15歳でママになった中辻麗(なかつじ・うらら)。その実業家ストーリーに安田佳生が迫ります。
第36回 「自分は不幸だ」と思っている人へのメッセージ

今日は、「若くして社会に出ざるを得なくなった子たち」に向けて、何かメッセージを送っていただけないかと思っているんです。不安だらけの世の中で、やる気をなくして悲観的になった若い子たちに、「こんな風に考えて頑張ればきっと未来は拓けるよ」というようなアドバイスをいただければ。

ええ。実は高校受験が目前に迫っている時に、父親とのいざこざで右手の指を骨折したんですよね。で、利き手を骨折したからもう勉強なんてできない。受験もできないから高校にも行けない。そしたら将来なりたかった美容師にもなれない。じゃあもう中学に行く必要なんてないや、となってしまった。

はい。私、中学時代は不良ではありましたけど(笑)、ちゃんと定期テストは受けていましたし、進学もするつもりでした。でも骨折が引き金となって、それまでに張り詰めていたものがプツンと切れてしまったんでしょうね。

自分の現状を誰かのせいにして嘆くのではなく、どうすればそこから抜け出せるのかを考えるべきかなと。たとえばお金がないから進学できないのであれば国の助成金を使えばいい。実際、授業料が免除される場合もあるんですよ。

残念ながらそうですね。もちろんそういう人生を歩むことになったのは全部が全部自分のせいではないと思います。ただ悲観している人ほど他人のせいにして、本気で解決しようと思っていないんじゃないかなあと。
対談している二人
中辻 麗(なかつじ うらら)
株式会社MAMENOKI COMPANY 専務取締役
1989年生まれ、大阪府泉大津市出身。12歳で不良の道を歩み始め、14歳から不登校になり15歳で長女を妊娠、出産。17歳で離婚しシングルマザーになる。2017年、株式会社ペイント王入社。チラシデザイン・広告の知識を活かして広告部門全般のディレクションを担当し、入社半年で広告効果を5倍に。その実績が認められ、2018年に広告(ポスティング)会社 (株)マメノキカンパニー設立に伴い専務取締役に就任。現在は【日本イチ高いポスティング代行サービス】のキャッチコピーで日本ポスティングセンターを運営。
安田 佳生(やすだ よしお)
境目研究家
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。安田佳生事務所、株式会社ブランドファーマーズ・インク(BFI)代表。