其の廿参 少子化ってなに?

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:じっくり観察してみる
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拙者、パンダ侍の
パンダ部分は
生まれたとたん、
絶滅危惧種で
侍部分は
ほぼ絶滅状態。

もっとも危惧されるのは

種の存続

であろう。

ホモ・サピエンス

というでっかい
くくりいうと
少子化どころか、
絶賛、増加中。

拙者の野暮用で
入手した

世界人口推計2019年版

によると、

2050年にほぼ100億人

に達するらしい。
が、めちゃくちゃ
地域差が大きく

2050年までに
人口増加の半分は
たった9カ国で
発生するらしい。

でも国際移動が
加速するため

人口の捉え方

が複雑に
なっている。

と書いてある。

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一方で
日本はどうか
資料をみてみると

2050年に1億人を
割り込む見込み。

と書いてある。

少子化傾向が進み
2050年の出生数は
65万人程度

とある。

ちなみに日本で
最高の出生数は
昭和24年で
269万人くらい。

歴史人口学

によると、
日本人の人口は
18世紀から19世紀は

3000万人程度で
安定していたと

考えられている。
と書いてある。
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ふーむ。

少子化やばい!

という切り口は、
しっかりした
頭のいい人たちの
記事がたくさんあるので
まともな見解は
そちらにお任せするとして、

拙者、絶滅危惧種の
パンダ侍が
クルミ大脳の
3%をフル活用して
少子化を
じっくり観察してみると、

チャンスじゃない?

と思えてくるから
あら、不思議。

まず、拙者の先祖
パンダのことを
お話しよう。
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パンダは、

竹やぶに逃げ込んだ熊

が先祖でござる。
争うことを恐れ、
びびりながら
へっぴり腰で
他の熊が
入ろうとしない

まったく餌がない
貧相な地域

に逃げ込み、
無理やり笹を
食べ続けた熊が
先祖でござる。

繁栄ようぜ!

なんて、
これっぽちも
考えなかった熊。
それが先祖でござる。

そーゆー熊を
先祖に持っている
パンダ侍が
偉そうに鼻の穴を
広げながらゆーと、

量を争う時代は
終焉を迎えつつある

と映ってくるのだ。
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拙者たちよりも
ずっと若い世代が
生きていく世界。

それは

質が掛け合わされる時代

ではないだろうか。
これには

という発想すら
薄れていく
変容が見え隠れしている。

拙者の友人が
先月アイスランドに
行って

地熱を利用した
エネルギー企業を
視察してきた。

会社説明をしてくれた
人材に、

何人くらいの会社なんですか?

と友人が質問したところ

3人です。

という。

友人は

えっ?

って聞き直した。

3人です。
他国企業とのコラボレーションで
運営しています。
我が社は3人です。

という答えだ。

地熱を利用した
エネルギー企業が

3人で経営できる

時代が
やってきている。
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ってことで
少子化は案外憂う要件ではない。
憂うのは、幼稚化や学ぶ意欲の低下とかではないだろうか。
むしろ、

少子化とは

質を高め合い、それがかけ算されるボーダレスな生き方

の実現チャンスでござる。
拙者は、新しい考えを持つ子どもたちの邪魔をしないように生きる、yo!

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野ゆうこ

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

株式会社つくるひと 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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