【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「歯と毛。あんたら、どっち選ぶよ?」2017年11月1日配信

第266回「歯と毛。あんたら、どっち選ぶよ?」という、自称経営者からの失礼な質問。果たして安田とゲリラガールズはどう対応するのか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

やりたい事をやることがよしとする意味、が日々の業務を企画していく上で少しずつ実感しています、金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

本日は「経営者か…」の50代の方からご質問いただいています。「ちわ!あんたら、歯と毛だったらどっち取るよ?」という。

安田

「経営者“か…”」って書いてありますね、自分でね。

金子

うん、「か…」って。

安田
どうですか?この失礼とも思える質問に対して、栃尾先生。
栃尾

意味が分からないです。「どっち取る?」ってどういう状況なんですかね。

安田
歯と毛は、歳をとったら抜けていきますよね。
栃尾

あぁ、はいはい。

安田
毛が抜けるとハゲて、歯が抜けると歯抜けになると。どっちかを失うとしたらどっち取るの?っていうことですかね。この人は本当にそんなこと聞きたいんですかね。どっちも今、失おうとしているのか?
栃尾

なんですかねぇ。

安田
「経営者“か…”」って書いてるのは何故なんですかね。
栃尾

何故なんですかね。危ういんですかね、その立場が。

安田
「自分は経営者だけど…」
金子

「経営者か…」って感じなのか。

栃尾

ああ、そうかそうか、ガッカリみたいな?

金子

うん。経営者じゃないのかもしれないですよね。

安田
まぁ、そもそもこの質問の仕方は人としてどうなんだと。経営者である前にね。ちゃんと書いてくれっていう感じなんですけど。
金子

「ちわ!」っつって、元気な感じの人なんでしょうね、きっとこれ。

栃尾

酔っ払ってるときに、つい出しちゃったのかもしれないですね。

金子

間違えて送信ボタン押しちゃったかもしれないし。

安田
なるほどね。どうですか、それで、真面目に答えるならば。金子さんはまず。
金子

いやぁ、だってこれ、どっちもなくなったら、もう……。歯はどっちかなぁ、入れ歯あるしなぁ。

栃尾

入れ歯しても良い前提ですか?

安田
そりゃそうでしょう。
栃尾

じゃあカツラしても良い前提ですか?

安田
そりゃそうですよ。
金子

カツラは分かりますよね。周りからみたら。

栃尾

女の人は分かんない、雰囲気。

安田
でも、カツラの場合は女性だと名前違うじゃないですか、ウイッグとか言われて。あれ、ズルいですよね。
栃尾

女の人、分かんないじゃないですか。

安田
ハイヒールだって「シークレットブーツ」って呼んでほしいですよね、僕は、ホント。
栃尾

全然秘密にしてませんよ。ヒールが外に出てる。

金子

今日はちなみに赤ですか?ヒール。

栃尾

今日は赤じゃないです。雨っぽかったから。

金子

うーん、歯はなくしたら嫌ですね。

安田
じゃあ・・・
金子

そう、歯・・・いや、違う、毛はなくしたくないから、入れ歯にします。

安田
入れ歯?
金子

はい。入れ歯にしました。

安田
ハゲるよりは入れ歯が良いと?
金子

だって、ウイッグ付けるの大変だし、お洒落に付けれる自信がないから。

安田
なるほどね。
栃尾

私なんかこの髪型そのままウイッグにできますよね、おかっぱだから。

金子

ああ、できるかも。

栃尾

私は、もう圧倒的に歯ですね。歯に1票。

安田
へえ、圧倒的に?
栃尾

圧倒的に。

安田
 ふーん。何故?
栃尾

だって、毛ってないと何に困りますか?歯は食べるのに困ります。毛は何に困りますか?はい、金子さん。

金子

えっ!?

栃尾

見た目でしょ?

金子

そう。

栃尾

熱中症は帽子被れば良いでしょ?困んないですよ。

金子

男らしいですね(笑)

栃尾

ウイッグもして良いんだったら全然OK。

安田

つまり見た目を取るか実害を取るかっていう。

栃尾

ああ!そういう質問ですか。

安田

そんな深い質問に見えないですけど(笑)。まあまあ、そうなんですかね。

栃尾

そうかもしれません。

金子

いやぁ、私、見た目を取っちゃったんだな、これ。

安田

見栄を取るか、ね。

金子

見栄を取っちゃったんですね。

安田

でも、若い頃だったら絶対毛を取ると思いますね、僕も。

栃尾

なるほど。金子さんのほうが若いですからね、私よりずいぶん。

安田

女性はまだウイッグとかって許されますけど、男でカツラ付けてるとバレちゃったりしたときに「なんて女々しい奴なんだ」みたいなことになっちゃいますし。

金子

ああ、なるね、たしかにね。

栃尾

そこまで思いますか?

安田

いや、思われんだろうなと思って。

金子

カツラが取れた瞬間に、やっぱり、ちょっと、込み上げてくる笑いが。

栃尾

言っててカツラにしてる人が良いと思います。

安田

言っててカツラ?

栃尾

つまり「カツラしてるんだよね」って言いながらカツラしてくれる。

安田

意味ないじゃないですか。

栃尾

いや、こちらが目のやり場に困ったりしなくて済むじゃないですか。

金子

ああ、「カツラなんだ」っつってペッって取って。

栃尾

取らなくても良いですけど(笑)。「カツラなんだよね」って分かってる状態でつけてるのは全然良いと思います。

安田
 いや、それはちょっとカツラの本筋に反することですね。
栃尾

そうですか?似合う似合わないとかありますし。

安田
 いや。やっぱ基本的には、ハゲてることを隠すためにカツラってするわけですからね。
栃尾

そうですか。

安田
 見栄ですから。
栃尾

そうか。

金子

そうか。どっちなんですか?結局。

栃尾

安田さんは?

安田
 若い頃はやっぱり髪でしたけど、もう今ぐらいの歳になったら歯のほうが大事だなっていう。
栃尾

美味しい食べ物がお好きですしね、安田さん。

安田
 そうですね、美味しいもの食べれたほうが。やっぱね、だいたい歯に対する意識はある程度の歳になるまでみんなそんなに持てないんですよ。
栃尾

ああ、そうかも。

安田
 30代とかでもハゲちゃう人はハゲるんで。でも、30代で歯がボロボロの人ってあんまいないんで、よっぽどの不摂生じゃないと。この人の質問、なかなか中身を作るの難しいですよね。
金子・栃尾

あはははは(笑)

栃尾

でも、だんだん歳を取って歯の大切さが分かるっていうのをすごく分かって。私、知覚過敏があるんですよ。あとは奥歯が虫歯だらけで治してるので、あんまり硬いもの思い切って噛めないんですよね。で、子どもとかがバリバリバリって食べてたり冷たいものを容赦なく食べてたりすると「ああ、あの体験はもう一生できないんだな」と思います。うらやましいな。

金子

美味しいですもんね、思いっきりバリバリって食べるのとか。

栃尾

そうそう。

金子

それはたしかにそうかあ。

栃尾

硬い物をバリって容赦なくね。

金子

これ、じゃあ3人で1つの結論にするとしたら、やっぱり歯ですかね。

栃尾

結論つけたほうが良いですか?

金子

結論は・・・

栃尾

それぞれで。

安田
 まあ、歯っていうことにしておきますかね。
金子

歯ってことにしておきますか、じゃあ。

安田
 うん。この「50代経営者か…」っていう方・・・じゃあ、この人は何故こういう質問をしてきたのか、ということでいくと、やっぱり栃尾さんの仰る「酔っ払って送ってしまった説」でしょうかね。
金子

有力な候補ですね、それは。

栃尾

そうなんでしょうか。

安田
 「か…」っていうのは何なんでしょうね、「経営者か…」って書いてありますけどね、職種の所に。「一応カテゴリは経営者なんだけど、経営者とは言えないぞ俺は。何故ならば大して稼げてもいないし、経営者と言える程のものは何もないぞ。社員もいないし、こんな俺は経営者とは言えないぞ」と。
栃尾

あの人なんじゃないんですか?いつも借金・・・

安田
 個人を推測するのはやめましょうよ。
栃尾

借金のご相談っていうのを送ってくださっている。違いますかね。

金子

あ~。どうなんだろう。

安田
 「借金があって困ってるけど、どうしたら良いか」っていう。
栃尾

とか、「お金があり過ぎて困ってる」とか。

安田
っていう質問をたまにしてくる方がいましたね。
栃尾

もう、なんか私たちと友達感覚になっていらして、友達に送るような感じでポチッと送ったっていう仮説はどうでしょう。

安田
だんだんヤケになってるんですかね。
金子

大丈夫ですかね、逆に心配になるんですけど(笑)

栃尾

「借金を返済しているところで、会社が危ういので経営者なのか?」みたいな。間違ってたらごめんなさい。

安田
じゃあ、もしそうだとするならばですね、もうちょっと面白い、盛り上がる質問をぜひ次欲しいなと。
栃尾

ハードル上げていきますね。

安田
「50代経営者か」の方からの再びの質問をお待ちしたいなと。
金子

ああ、それ面白い。ぜひいただきたい。

安田
 しょうがないから、私から1つ、ためになる話だけして終わりたいなと思ってるんですが。
金子

おお。

栃尾

何か歌でも歌うのかと思って(笑)。違うんですね。

安田
 言語学の本を読んでてなるほどと思ったんですけど、男の子って中学生ぐらいになったら自分のことを「僕」って呼んでたのを「俺」って言い始めたりするんですね。
栃尾

もっと早いですけどね。

安田
もっと早いですか。
栃尾

はい。

安田
でね、「俺」って言い始めると態度とか着てる服とか読む雑誌とか変わるんですって。例えば「俺」って言いながらクマのぬいぐるみを抱いて寝るわけにはいかないっていうのがあって。普通は不良っぽくなっていって素行が荒くなっていって言葉も荒くなるっていう感じじゃないですか。
栃尾

と思ってますよね。

安田
そうじゃなくて、言葉が変わることによって、その言葉にコントロールされて人間は行動が変わっていくっていう。
栃尾

へえ。

金子

そうなんだ。

安田
 僕もアメリカで18から5年ぐらいいるときに、やっぱ英語使う機会が多いとだんだんと考え方とか変わってくるんですけど、それもやっぱりアメリカにいるからとかじゃなくて使う言語によって変わってくるんですよ。だから、例えば「わたくしは」って言いながらすごい偉そうなこととか人間ってできなくて。つまり、めっちゃできる人とか丁寧な人の言葉遣いとかにすれば、行動はそれによって支配されて変わっていくっていう。
金子

ああ、それはすごい。

安田
 ね。
金子

そうなんですね。

安田
はい。という、ちょっと役に立つお話をしてしまいました。
金子

私も役に立ちました。

安田
 ということで今日の結論をお願いします。
栃尾

結論は多数決で「歯」になりました(笑)

安田
 歯になりましたということで、今週は以上です。どうもありがとうございました。
栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2017年11月1日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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