こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
なんとなく小さいほうをするときはトイレのドアを閉めないタイプです。金子亜佑美です。
安田佳生です。
あはははは(笑)うちの子と一緒ですね。
一緒(笑)。今回のご質問は営業30代の方からご質問をいただいています。最新回から1.5倍速でポッドキャストを聴いていましたが、3週間かけてようやく初回に到達しそうです。安田さんの番組を聴き始めてから今まで自分の脳みそが、いかに凝り固まっていたかということに気づかされました。今は脳みそをかき混ぜ中です。ところで、1点ご質問させてください。現在、転職を検討していると同時に色々と副業もしてみたいと思っています。転職先の会社に悪い印象を与えず、どのように会社側へ副業の可否を確認すべきでしょうか?ご教授いただきたくお願いします。ということです。
副業については最近色々ニュースになってますよね。
そうですよね。でも、この方すごいですね。3週間かけて全部聴くって。結構相当聴いてますよね。
そうですね。
素晴らしい。
1.5倍速でもわかるもんなんですね。
私いつも1.5倍速です。
え、そうなんですか?
そうです。だから、ジングルとか通常の速度で聴くと変にきこえる(笑)。速いので聴いちゃってるので。
へえ。1.5倍速で喋ることもできるんですか?
どういうことですか、それは(笑)
聴けるんだから喋れるんじゃないかなと。
でも、1.5倍速で聴いてると自分の喋る速度も速くなりますよ。
へえ~。
そうなんですね。
そうなっちゃう。気をつけないと。
なるほど。
副業・・・これ、でも普通に聞いたらダメなんですかね。
転職先に?
はい。「副業の規則どうなってますか?」っていうふうに。
「副業をしてみたいから副業をOKにしてほしいんだけど、もし『無理』って言われたらどうしよう」ってことですか?
転職先が決まってるんだったら、そこに就職したいし、なんとか副業を認めてもらいたいっていうんだったらどういうふうに話すのかっていう話になるんですかね。でも、まだ決まってないんだったら、とりあえずね。
「『副業していいですか?』って聞くと悪い印象を与えて落とされるんじゃないか」っていうことなんじゃないですかね。
ああ、なるほど。
ああ。
どうですか?
そうかも。さすがエディターです。最近褒める回が続いてます(笑)
大事ですよね(笑)
ありがとうございます。やっぱり「全部を会社に捧げる」っていう意思を面接で出したいじゃないですか、なんとなく。
そうですね、たしかに。
うーん、まあ、今時どうなんだろう?って思う反面、自分がもし社長の立場だったら「副業を前提で考えてます」って言われたら、たしかにちょっとその人の評価落ちちゃうかもしれないですね。
ああ、なるほど。「副業規定」ってざっくり聞かれたらどうですか?それでもやっぱりあんまりですかね。
いや、全然問題ないっちゃ問題ないんですけど、気持ち的にですよ、気持ちの問題で「あ、この人100パーの気持ちで臨んできてないな」っていうふうに人間なんだから感じちゃうかもしれないなっていう。
そうですよね。やっぱ同じ能力だったら100パー熱意ある人を採りたいっていう感じしますよね。
うん。ちょっと不器用でも熱意のある人のほうをもしかしたら採っちゃうかもしれないですよね。
まあ、でも、人によるんでしょうね。僕も社長のときだったらそうでしょうけど、今だったら全然平気ですもん。今だったら「副業したいんです」「ああ、どうぞどうぞ」っていう感じなんで。結構、今、過渡期じゃないですか、副業に関しては。
過渡期って?ごめんなさい、何でしたっけ?
過渡期っていうのは、なんですか?冷凍食品じゃないですよ(笑)
移りゆく途中っていうか。
ああ、なるほど。わかりました。
だと思います。
例えば何でしょうね、過渡期って。
過渡期?
ええ。
まさに今じゃないですか?安田さんの。
私?ああ、そうですね。
安田3.0に。
サナギみたいなもんですかね、じゃあ。
グルグルしてる。
グルグル?
中があれ溶けてるんですよね。
へえ、そうなんだ。
溶けてつくり直してる。
液体になってるんですよね。
そうなんですね!
らしい。グルグルはしてないかも。
えーと・・・何の話でしたっけ?
悪い印象を与えずに副業について聞きたい。
ああ、そうそう。過渡期だから、会社や経営者の価値観とか文化によると思うんですよ。多分、今後は副業を普通にしていく世の中になると思います。だから、本当に副業したいんだったら、普通に話してみて、それで「ああ、いいよ」って言ってくれる会社を選んで転職するのが一番いいと思うんですよね。ある意味いい判断材料になる。それでちょっと嫌な顔をしてくれる所は合ってないんじゃないのかなっていう気がいたしますけど。
率直に聞くことが価値観を測るフィルターになるっていうことですよね。
そうですね、はい。ただ、本業と副業は全然関係ないっていう考え方もあるじゃないですか。
関係ないとは?
例えば「本業と同業の副業は禁止する」みたいな考え方もあります。つまりお客さんを取っていかれるとか、本来ならば会社に入ってくる売上を持っていくんじゃないかとか。だから、本業に近い仕事とか本業の顧客に対する仕事とかはやっちゃダメっていう、そういう会社が圧倒的に多いんですよね。でも、そうすると自分が今まで培ってきたスキルをまったく使わない、コンビニでバイトするとか、それは副業の本質から外れてるんじゃないかっていう気がします。だから、自分がその会社でもっとも活躍できるものを他の職場でも使うっていうのがどう考えても合理的。だけど、会社のお金で集めたお客さんに会社の商品と同じような商品を他からお金もらって売るっていうのはさすがにダメだと思うんです。一番根本的に重要なのは、同業で同じお客さん相手に対してビジネスをやったとしても、その会社にもメリットがあるということだと思うんですね。デメリットがないっていうことじゃなくて、プラスがあると。そこを考えないといけないと思うんですよ、アイデアとして。
個人が考えるっていうことですか?
個人が。だから、副業してくれたらもちろん自分の収入も増えるけど、自分の人脈とかスキルを活かすのはもちろんいいわけじゃないですか。でも、会社としては当然それって不安。それをメリットとしてプラスアルファのそこの会社に価値があるものに対して返してあげるっていう、それを考えていくのがすごい大事かなと思いますよ。
ああ、そうですね。
具体的にそういう例があるんですか?
たとえばそれによって新しい会社の商品に幅ができたり、新しいお客さんとの繋がりが生まれたり、お客さんが本来その会社の商品だったら満足してくれないところを満足してくれたことによってリピート率が上がったり。
単純に技術力とかもアップしそうですよね、他の会社で働くことで。
それはよく言われてますよね。副業することのメリットとして、自社では経験できないことを経験して成長できるんじゃないかっていう。でも、それと今やっている仕事・お客さんと関わりないことをやれっていうのはなかなか矛盾してるような気がするんですよね。だから、会社もある程度寛容になったほうがいいと思うし、個人も「そこは自由なんだから」「俺の客なんだ」みたいなのじゃなくて、そういうことをやってると副業した他の会社でも絶対嫌がられちゃう。そうではなく「絡んでくれたらこの人はプラスをもたらしてくれる」っていうようなことをやらないといけない。本業と完璧に分けるんじゃなくて、なんとか自分の中で「本業の会社のプラスに繋げれないもんだろうか」って真剣に考えたらアイデア出てくると思うんですよね。
なるほど。
それで提案してみたらどうかっていう?
それで提案したらいいんじゃないかなって思うんですよ。
なるほどね。
たしかに「それならOK」ってもしかしたら言われるかも。
それが理想の姿なのかなっていう感じがしますけどもね。
そうですね。ちょっと性善説っていう感じなんですかね。
性善説?
つまり、ズルいこともできちゃうけど、ルールで縛るというよりは・・・なんでしょう。
でも、ズルいかどうかっていうのは言い方変えると「短期的に得かどうか」っていうことで、長期的に見たら関わる人をプラスにしていったほうがお客さん勝手に増えていくし。
「ズルい」っていうのは短期的に見るっていうことなんですね。
たとえば目の前にお金が落ちてて、それをポケットに入れてしまうと短期的にはプラスになりますけど、長期的に見たら捕まるっていうことじゃなくて、「人を陥れて自分がプラスになればいい」って思ってる人からは人も離れていくし、長期的に見たら決してプラスにはならないよね、っていうのがハムスターの教えです。
すげえことを教えてくれた(笑)
ということで、おまとめのほうを。
この直接的な質問に関しては、ストレートに「副業規定どうなってますか?」とか「副業は大丈夫ですか?」っていうふうに聞いたらそれがフィルターになって良いのではないでしょうかということと、あと、会社に提案するとしたら、自分が副業をすることで会社にもどうプラスになるかっていうことを提案するといいでしょう。で、ズルいことは短期的なメリットでしかないっていう素晴らしい教えがございました。
面白い。
はい。ということで本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年2月21日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。
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