こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
手漕ぎボートを漕ぐのが得意でした、金子亜佑美です。
安田佳生です。
手漕ぎボート?
手漕ぎボート。
何かと思った。
手漕ぎボートです。
手漕ぎがあるんですか?
アヒルボート。
足で漕ぐ。スワンね、アヒルというか。
ああ、スワンスワン。
手漕ぎが得意なんですか?
手漕ぎボート得意でしたね。
サーフボードに乗って漕ぐやつはまた別ですか?
あれはボディーボードですね。
ボディーボード?
ボディーボードです。
いや、手じゃなくて、こんな貝みたいなので。
あぁ~、何でしたっけ、それ。
あれ何だっけ。
名前忘れました。
分かんないですけど。
あれもいいですね。
あれ、できそうな気がすんですけどね。落ちたら死ぬと思いますけど(笑)。はい、じゃあ質問いきましょう。
はい、今回はこんな質問をいただいております。30代会社員の方です。いつも楽しく拝聴させていただいております。日経平均も昨年からかなり上がっている昨今、私は去年の6月頃から株を始めました。始めたばかりということもあり2017年は含み損になることが多かったですが、今年はプラスにすることができるのではないかと早くも思い始めております。私はある法則で株価が上がるであろうと感じた場合に株の購入を検討しておりますが、その感覚よりもIRへ質問した際の受け答えやレスポンスの速さ、また、その会社の社長の人となり、ソーシャルメディアや会社説明会での発言内容もまた株を購入する際の大きな基準にしております。多くの会社や経営者様と接することが多いお三方が株を購入するとしたら何を基準にされますか?また、成長する会社に共通していること等がありましたら教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
そんなん分かってたら自分で買いますけどね(笑)
「ある法則」でやってるんですね。
「ある法則」って何ですかね。
何でしょうねぇ。でも、株主総会なり、株主への質問に答えてくれるコーナーとか課とかが、IR課とかがある会社もあるんですけど、その対応が丁寧とかっていうのは、たしかに何となく株価上がりそうかなって感じはしますよね。でも、普通に考えたらそこはどこの会社もすごい力入れそうな感じがしますけどね。
私の友達が株主総会の資料を作ったんですって。結構みんなパワポの毛の生えたようなのしか作らないんだけど、その人はすごいデザインっぽくしたとか言ってるんで、それで株価上がったかは知らないですけど、でも、それでブロガーの人が「今回の株主総会で良かった資料」みたいのにピックアップされたって言ってましたから。
おぉ!すごい!
だから、でも、株主をよく見てるみたいな基準に。
株主をよく見てる?
株主ばかり見ているみたいな。
あ~、僕の嫌いなタイプですけどね(笑)
基準になっちゃう可能性もありますよね。つまり、お客さんより株主のほうが大事っていう会社も多分あって、そういうふうに見られるのもまたあんまり良くないですよね。
あ、そうか。
まあ、でもね、株主に嫌われちゃうとね、解任されたりしますからね。
介入?
解任。
解任?
はい。社長とか取締役を辞めろ!ってっていうことになって。
えぇっ!言われちゃうんですか?
言われちゃうんですよ。
えーっ!株主怖いですね。
株主怖いですよ。
へぇ~、そうなんだぁ。
株主が会社の持ち主ですからね。
あー、そうかそうか。
長期か短期かでこれもまた変わってくると思うんですけど、長期的に考えるならば、その会社の事業が、やっぱ社長の考え方もそうなんですけど、事業の将来性があるかどうかってことになりますよね。社長の話聞いて「この社長はまともな人だ」とか「現場の対応もすごくまともだ」とか「やってる事業がすごい伸びそうだ」っていうんで株買うっていうのもありますけど、でも、ほとんどの人は多分10年とか20年先に売ろうなんて思ってなくて、だからこの方も多分そうだと思うんですけど、去年始めて今年もう儲けようと思ってるわけなんで、短期的に儲けたいわけじゃないですか。そうなってくると会社の業績とかってあんま関係なくて。景気とかと多分一緒だと思うんですよね。つまり、みんなが買うから株って高くなるんで、実際にいい会社かどうかとか実際業績が上がるかどうかじゃなくて、「この会社は業績が上がりそうだ」とか「儲かりそうだ」とかっていうイメージだと思うんですよね。
そうですよね。
つまり、他の人が株買いたがるかどうかだけなんで。
不思議ですよね。つまり、人が買いたくなりそうなのを見越して、それより先に買わないと儲からないっていうか。人と同じことを目指しているのに人と同じことを目指せないっていうか、ジレンマがあるっていうか、そういう不思議な感じしますけど。
でも、結局人が買い始めた時点で手遅れなんで。僕は投資とかは全然しないんで分かんないんですけど。
株やってないんですか?
株は買ったことないんで分からないです。自分の会社の株はもちろん買いましたけど。だけど、世界的に有名なバフェットさんとか、そういう人いるじゃないですか。
はいはい、ウォーレン・バフェットさん。
バフェットさん。
そういう人たちは絶対短期のなんちゃらとかいうんじゃなくて、すごい長期的に見越して買ってんだと思うんですよね。
私それ聞いたことありますね、長期的に持ってるって。
そうですよね。やっぱ短期で考えたら、よっぽど特殊なCIAみたいな情報網を持ってたら別なんですけど、そうじゃなかったらもうギャンブルなんで。
うんうん、そのイメージですね。
競馬とかと同じで、麻雀みんなで行くときもそうですけど、4人で麻雀行ったら、4人合計でいったら絶対負けるんですよね。
なんでですか?
場代を払うからなんです、店にね。
そうなんですか?
はい。麻雀するための費用を払うんで、誰が勝って誰が負けようが4人のお金合計したら絶対減るわけなんで。
そうなんだ。
すんごいしかめっ面してる(笑)
だから、株を売ったり買ったりして取引してる所は儲かるけど、結局みんなのお金の合計で言ったら手数料分絶対損するんで。株が上がり続けたら別ですけどね。まあ、でも、どういう会社の株買うかっていうと、基本的に僕は人の会社の株買わないんですけど、なぜかというと、人の事業の未来に投資すんだったら自分に投資したほうがいいと思うんで。だから、自分の株を買うっていうことがつまり自分で事業を始めるっていうことなんですけど。でも、もし買うとしたら、やっぱあれですね、儲けようと思っては僕は絶対買わないと思いますね。
「応援しよう」みたいな感じですか?
そうですね、はい。「本当にこの人のやろうとしていることは超ステキだな」と思ったら娯楽として買うんじゃないですかね。
なるほど。
前、だから、ワイキューブの社長のときには「株買って応援してほしい」って言われたことがあって、そういう意味では何回か買ったことあるんですけど、でも、売ったことがないんですよ。買ったことすら忘れてましたね。
今も持ってるってことですか?
今はもう会社がなくなったんで、そこで誰かが売っちゃってなくなったと思いますけど。
会社で買ったってことですか?
そうですね。会社の付き合いとして。個人的には買ったことないですね。「買ったら絶対に儲かるから」って言われて、何回か本当に個人的に買ってくれって言われたことあるんですけど、ことごとく断りましたね。それで例えば1,000万とか1億とか手に入っても、あんま嬉しくないんじゃないかなっていう。
新しい事業ができるじゃないですか。
うーん……それ使ってね。
はい。
たしかにそうかもしれないですね(笑)
(笑)
柔らかい(笑)
でも、どうなんですかね、事業ってもうちょっと僕ん中では確固たるもんなんで、ギャンブルで当たったから事業をやるみたいなのはあんまないですかね。お金なくてもやりたいことはやりますしね。高校生のとき初めてパチンコしましてね。
え?高校生?
いいんでしたっけ?
いや、ダメなんですけど、未成年のうちは。時効だということで。働いてなかったんで親からもらったお小遣いで行ったんですよ。500円スッたところですごい罪悪感があって。うちの親父が肉体労働者だったんで、すごいハードな仕事してるの知ってたんで、「あの労働を俺はここで瞬間的にスッてしまったんだ」っていう罪悪感がすごくて。
うわ、えらい!
いい子どもだ(笑)
えらいよ、それは。
それと株あんま関係ないかもしんないですけど、それに近いような感じで。自分で働いたお金でパチンコでスッたこともあるんですけど、そのときは気持ち良くスレたっていうか(笑)
(笑)
なるほどね。
どうまとめましょうかね、今回(笑)。じゃあ、最後にビシッと「こういう株は上がる!」っていう話を栃尾先生から。
え、無理でしょ(笑)。いやあ、あの、何でしたっけ、応援する気持ちで私たちであれば株を購入するんじゃなかろうかっていう感じでいかがですかね。
「私たちの株を買え!」と。
まず、売らなきゃいけない(笑)
金子さんの株を買ってもらいましょう、ぜひ。
じゃあ、田植えから始めます。
田植えから(笑)。はい、ということで本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
*本ぺージは、2018年6月13日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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