【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「夫の副業を応援したい。早く会社を辞めさせたい」2018年8月1日配信

第305回「夫の副業を応援したい。早く会社を辞めさせたい」という奥様からの質問。
働き過ぎて体を壊しそうなご主人への、ゲリラーズからのアドバイスとは。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

プロ意識って何ですか?金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

深いねえ、プロ意識。はい、質問にまいります。30代Web制作&声を使った仕事の方からいただきました。ポッドキャストネーム タマゴさんです。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

金子

こんにちはー!

安田

こんにちは。

栃尾

こんにちは。お三方のお話が日々の活力の大きなひとつとなっております。ありがとうございます。私は園児の息子ひとりいる共働きの夫婦の妻です。夫婦でサラリーマン家庭で、40歳手前の夫は現在平日日中は技術派遣で機械設計の仕事をしています。夫が現在いる派遣会社は昇給や昇格などはほぼなく、夫自身も仕事内容が特段好きということはないです。夫婦それぞれで今後やっていきたい物事(旅行、海外での生活、子どもの教育、親族のお世話、趣味)のためにもサラリーマンから独立し、収入を増やし、生活拠点の制約を減らすために、1年半ほど前より夫は友人とネット転売の仕事を自宅でしています。何もないところから始めて、ここ半年ほどは利益が月2,30万出るようになってきたのですが、夫と夫の友人2人分の収入として足りる額になるのはまだ先です。毎日夜から夜中にかけて作業をしているので、満足に寝られる日常を夫は1年ほど送っておりません。夫の体調や精神面があまり良くなく、一緒に生活している私としてはつらいものがあります。なので、できるだけ早く日中の会社を辞めて、ネット転売の仕事だけを朝と日中に行えば集中力も保たれ、作業時間も増え、結果としてすぐに生産性も上がりそうだと私は思うのですが、夫は「まだもう少し利益が増えてから」と会社を辞めていません。「辞めるのが怖い?」と夫に尋ねると「怖くないよ」と言います。夫が会社を辞めるタイミングを促すには、共に生活する妻としてどんなふうに過ごすと良いでしょうか?また、会社を辞め独立したあと、共働きの妻としてどのようにふるまえば夫の事業を成長させやすいでしょうか?お三方のご意見をお聞かせください。

金子

うーん!

安田

うーん、意外と長かったですね。

金子

ありがとうございます。

安田

金子さんが読んだら終わっちゃうとこでしたね。

金子

終わっちゃいましたね。10分あっという間。

安田

「プロとは何か」に悩んでるんですか?

金子

「プロ意識とは何だろう」と思ってるんです。みんな「プロ意識」って言うけど、変な拘りばっかりって思ったりもしちゃうんです。私が歪んでんのかもしれないけど。まあ、ちょっと、じゃあ、今度お願いします。

栃尾

今度、聞くよ。

金子

お願いします。ありがとうございます。

安田

プロ意識なんて持ったことないですけどね、僕。

金子

うん。ね。ねっていうか、そうなんですよ(笑)

栃尾

私はまぁ、ありますけどね。

安田

ありそうですね、たしかに。

栃尾

やっぱりプロとしてお金をもらってやる原稿と、友達……いや、まあ友達に頼まれたら違うかもしれないけど、自分で好き勝手に書く原稿は違いますね。どうですかね。

金子

まあ、まあ、そうですよね。そういう意味じゃそれは正し……正しいって言ったら上からだけど。

栃尾

私の場合、その仕事に限ったクオリティって感じですけどね。

安田

本気かどうかっていうとこでいくと、お金もらってるから本気かどうかっていうのがどうかっていうのもあるんですけど、僕はやっぱり人生のプロ意識っていうかね、人生を仕事としてのプロ意識みたいな感じで生きてる人はすごい少ない気がして、「俺は人生のプロである」みたいなふうには思ったことはありますね。

金子

へぇ~。

栃尾

人生の真剣度が高いってことですか?

安田

そうそう。周りの人見て「このド素人め!」みたいに(笑)

金子

うっはっは(笑)

栃尾

あはは(笑)

栃尾

私も、でも、めっちゃ一生懸命生きてるって自信だけはあるんですけど。

安田

ほぉ、素晴らしい。

栃尾

あんまり他のことは自信があるかっていうと微妙なんですけど、一生懸命やってる自信はあります。

安田

素晴らしいですね。はい、じゃあ。

栃尾

すいません。戻りますか?(笑)

安田

戻りましょうかね。

金子

ありがとうございます。

安田

共働きでダンナさんが仕事終わったあとに副業してて、このままでは体壊しちゃうんで、早く昼の仕事を辞めて独立してほしいということですよね。どうなんでしょう、奥さんが生活に心配ないぐらいガーって稼いであげりゃ良いんじゃないんですかね。奥さんの立場からしたら、そんなことないんでしょうか。

金子

江美さん。

栃尾

ダーッと稼……げ……ないってことなんですかね。共働き、夫婦でサラリーマン。

安田

僕、個人的にはですね、会社潰れた経験があるじゃないですか、そのときに、自分ひとりだったらべつに……離婚してて子どもも別々に暮らしてたんで、ホントひとりだったんで、自分ひとりだったらべつに生きていけるなと思ったんですけど、再婚してまして、「金持ちと思って結婚したのに、結婚してみたら会社潰れてた」みたいな、詐欺みたいなもんだなという心苦しさがちょっとあったんですけどね。で、会社が実は潰れるんだという話をしたときに、今の奥さんが「何とでも生きていけんじゃないの?」と言ってくれて。

栃尾

太陽ですね。

安田

ええ。

金子

ちょっと泣けますね。

安田

とっても強い人で。それでとっても救われたというかですね。だから、多分ダンナさんも「自分が」とか「ローンが」とかいうんじゃなくて、「奥さんとか子どもがどんな状況になっても、私はあなたと一緒にいりゃそれでハッピーよ」って言ってあげたら、それだけでやっていけるような気がすんですけどね。

栃尾

なるほど。

金子

そうですね。

安田

あ、なんか栃尾さんが僕を睨みつけてます(笑)

栃尾

いえいえいえ(笑)ダンナさんは責任感とか、「自分がしっかりしないと」みたいなプレッシャーで頑張り過ぎちゃってるってことなんですかね。

安田

やっぱ男って「俺が守んなきゃ」みたいなのがあるんですけど、結局は女性の許しみたいなもので生きてんじゃないかなっていう気がいたしまして。

栃尾

へぇ~、耳が痛い(笑)

安田

(笑)

金子

(笑)

安田

一切許してなさそうですけどね、栃尾さんは。

栃尾

ひどい(笑)

安田

でも、ダンナさんも今の働き方として、今までは会社員か辞めて独立するかっていう「100/0」だったじゃないですか。でも、そうじゃない会社も増えてきてて。副業OKとかね。で、当然世の中はそっちに流れていくんで、だから「昼は辞めて」とかじゃなくて、ちょっと働き方変えて……

栃尾

「派遣」って書いてあるので、多分、条件色々ありそうですよね。

安田

そうですね。

金子

うん。

栃尾

週3とか、時短みたいなやつとか。

安田

まあ、正社員だったとしても、自分で正社員の権利を捨てるっていうのはもったいないと思うかもしんないですけど、それよりは、やっぱりいくつかの仕事を掛け持ちでやる時代になってくると思いますんで、いきなり昼の仕事ゼロとかっていう感じにするんじゃなくて、ちょっとバランスを変えてみるっていうか、そこの収入をあえてわざと1回ちょっとだけ減らしてみる、2割ぐらいでも良いんで減らしてみると、仕事2割減らすと結構2割以上時間って空くんですよね。

栃尾

へぇ~。

安田

ええ、僕の実感として。意外と収入って、1日8時間働いてるとしたら、そのうちの2時間ぐらいでホントに自分が貢献できる仕事って終わっちゃって、あとはそうでもない仕事をしてたりするんですよ。だから、本当に収入2割減らすだけで時間が3割とか4割とか空くこともあるんで、それを別の仕事にあててみて、減らした分以上の価値があるんだったら、またもうちょい減らせば良いし。だから、いきなりゼロにする必要はないと思うんですよね。

金子

なるほど。

栃尾

たしかに。

金子

参考になる、とか言ってみたり(笑)

栃尾

じゃあ、ちょっとずつシフトしていくようなイメージですかね。

安田

そんな感じで、はい。だから、仕事は「これやったら、これ辞める」とかっていうことじゃなくて、色々で良いと思うんですよ、掛け持ちで。ただ、全部本気でっていうか、全部に24時間は掛けれないんで、ちょっとずつバランス変えてみたら一番良いバランスが多分出てくると思うんですけどね。どうでしょう、奥さんとしてやるべきことは、奥さんの立場からしてどうですか?おふたり。金子さんは何かダンナさんは自分で事業をやられてる感じですけど、どうやって応援してんですか?

金子

私も、さっき安田さんが言ってたように、最悪2人もし倒れそうになったら実家帰れば良いし、っていう(笑)

栃尾

優しい。

金子

いや、なんか、まぁ、ホントどうにでもなるから、好きにやろうよって。「自分の人生は自分の人生で生きて、そこに私はいるけど、関わってるけど、でも、決めるのは自分だから」っていう話はしてます。

安田

なるほど。素晴らしい。人生のプロですね。

栃尾

安田さん認証(笑)

安田

認証です。

金子

私は子どもがいないし、まだ自分だけしかいないから、守るものとしたら。多分、子どもがいたりとか守るものがあるっていう人はやっぱ違うんじゃないかなと。息子さんいらっしゃるし。

安田

ということで、金子さんが栃尾さんの時間を奪っちゃったんですね。

金子

えぇぇぇ~、奪ってたんですね。

栃尾

はい、そうですね。

安田

最後のおまとめを。

栃尾

まとめますか。まとめの準備してましたけど(笑)奥様が「何とかなるよ」っていうふうに許してあげるっていうのがまずひとつと、あとは緩やかに、急に辞めるとかじゃなくて緩やかに移行していけば良いんじゃないでしょうか、っていうことですか。

安田

そうですね。「減らす」っていうことをやってみたらどうかなってことで。ということで本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年8月1日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
プロフィールはこちらから

 

 

感想・著者への質問はこちらから