【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「どう動いていけばいいか、悩んでいます」2019年7月24日配信

第357回「どう動いていけばいいか、悩んでいます」
というワーママ・デザイナーさんからのご質問。
ワーママを一旦忘れよう、と回答する安田の真意とは。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

バラの香りはアンチエイジング効果があるそうです。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

はい、今回は職業、ワーママデザイナーの方からご質問をいただいてます。こんにちは。都内でワーキングマザーをしながら働いているデザイナーです。マーケター → 紙媒体のデザイナー → 広告代理店のWebデザイナーとキャリアを積んできました。出産・育児を経験後、ワーママを取り巻く環境などを目の当たりにし、誰もが前向きに仕事に取り組める環境づくりに興味がわいてきました。そんなときコーチングに出会い、「ワーママコーチングをしてみてはどうか」と思い至っています。他にも、私には障がいをもった兄がおり、ジョブコーチという職業支援の仕事があると知り、それもいいなと思っています。「ワーママ」「デザイナー」「誰かのために力になりたい」という条件があるときに、どう動いていけばいいか悩んでいます。「いままでの職業やスキルを使えば、より多くの人に課題を認知してもらえるのでは?」と思っているのですが、どう思われますか?最近noteを始めて日々更新しているのですが、「有効に使えないかなあ」など思っています。単なるワーママの職業相談みたいになっていますが、もし、お目通ししていただいて、何かアドバイスをいただければ幸いです。よろしくおねがいします。ということです。

安田

はい。あのー……ものすごいたくさん「ワーママ」っていうワードが出てきたなと思いまして。

栃尾

たしかに。

金子

「ワーママ」、言いづらいっすね。

栃尾

言いづらい

金子

はい。

安田

なんか、すごくワーママにこだわってらっしゃいますよね。

金子

うん。

栃尾

ワーママが珍しいんですかね、この人のまわりでは。

安田

シングルマザーっていうわけじゃないんですよね、だから。働くお母さんってことですよね。

栃尾

ですよね。

安田

それは、つまり「ワーパパ」とは事情が違うってことですかね。

栃尾

あ、それはそうですよね。

安田

「パパは子育てとか家事しないから」っていう前提ですか?

金子

あ、そういうこと?

安田

働きながら子どもがいるお父さんは普通でしたけど、働きながら子どもがいるお母さんっていうのが最近どんどん増えてるっていうことで。

栃尾

そうですね。

安田

むしろ専業主婦が少なくて、だから、シングルマザーさんで、自分で全部やらなくちゃいけないっていうんだったら大変だろうなと思うんですけど、もしそうじゃないんだったら家によって違いませんか?だって、ダンナがすごい協力的なワーママさんと、何もやってくれないワーママさんじゃ、だいぶ差があると思うんで、「ワーママ」ってくくれないよなって思うんですけどね。

栃尾

たしかにね。むかしはそんなに大差なかったのかもしれないですけどね、いまはぜんぜんダンナさんのほうが家事やるっていうおうちも結構ありますし。

安田

そうですよね。

栃尾

うん。たしかにぜんぜん違いますね、おうちによって。

安田

そうですよね。これに近い、つまり、ダンナがまったく協力しない、でも、子育てと家事やらなくちゃいけないワーママさんを逆にしたワーパパさんは知ってますよ、僕。

栃尾

ん?

金子

ん?

栃尾

(笑)

金子

もう1回もう1回(笑)

安田

つまり、仕事もしてて、子育てもして、家事もして、送り迎えもして。

金子

わーすごい!

安田

奥さんは働いてるんだけど、ぜんぜん家のこと手伝ってくれないっていう人がいて。

栃尾

あ~、はいはい。

安田

そういう人もいると思うんですよね。

金子

うんうん。そういう場合は「ワーパパ」って言うんですか?

安田

って言うんですか?

栃尾

いや、聞いたことないですけど。

金子

じゃあ「サラリーウーマン」ですか?そしたら、お母さんは。

安田

どうなんですかねえ。

栃尾

聞いたことはないですけど。

安田

ただ、ちょっと定義がわからないんですけど。どういう定義なんですかね、ワーママっていうのは。

栃尾

まあ、「働いてるママ」ですよ。

安田

「働くお母さん」っていうことですかね。

栃尾

はい。

安田

なるほど。

栃尾

でも、共通な悩みは多いですよ、やはり。

安田

あ、そうですか。

栃尾

うん。「そこまで夫が思うほどやってくれない」とか、あと、「熱出したら結局私がやるよね」とか、そういう、女性と男性で、とはいえ、やっぱりある程度分かれるんじゃないですかね。

金子

へぇ~。

安田

そこをブランドにするんだったら、「同じように働いてて、ダンナが協力してくれなくて大変なお母さんに向けた何か」ってことになるんでしょうね。共感を呼ぶんであれば。

金子

うん。

栃尾

なるほどね。そうですね。たしかに「ワーママ」ではもはやくくれない感じですね。

金子

うん。

安田

もうちょい絞り込んでほしいですね。「ダンナがまったく協力してくれない、だけど私も働かなくちゃいけないワーママさん」っていうことを前提にするんだったら、「誰かのために力になりたい」っていうんだったら、そういう同じような人をターゲットにするのがいちばんいいんじゃないかなって思うんですけど。

栃尾

なるほどね。

金子

なるほど。

安田

で、コーチングが突然出てきてるのがよくわからないんですけど、「ワーママコーチング」っていうのはワーママをコーチングするっていうことなんですかね。

栃尾

そんなふうに思いますけどね。

金子

ワーママのコーチングってことではなくですか?

栃尾

そしたら、でも、コーチングをメインに職業にしてるワーママさんは、みんなワーママコーチングになる(笑)

金子

たしかに。そうかそうか。

栃尾

そういう人もいっぱいいますよね。

金子

あ、そうか。そういうことか。

安田

コーチングっていうのは、「その人がどういうことに向いてるかとかっていうのを導いてあげる」みたいな感じですか?

栃尾

そうですね。たとえば月に1回とか2週間に1回とか面談をしながら、目標を決めたりタスクを決めたりするんじゃないんでしょうかね。聞いた情報によると、ですけどね。

安田

なるほど。

金子

1回だけ行ったことありますけどね。

安田

あ、そうなんですか。

金子

そうですね。強みを引き出してもらって、それにいまの職業が適性的に合ってるのか・ないのかとか、そういう話をしましたけど。

安田

それは代金を払って相談のってもらうっていう?

金子

そうですね。1時間で5,000円とか、そういう感じでした。

安田

へぇ~、なるほどね。あの、コーチングの話になって、ちょっとずれちゃうかもしれないですけど、コーチングで、そうやって企業に入って……っていうんだったらわかるんですけど、個人からお金もらうのって難しそうな気がするんですけど。個人も悩んでて、あんまりお金持ってなさそうなんで、相談のって、相談料じゃない、別のところで商品つくって売ったほうが。

栃尾

デザインとかのほうが、ってことですか?

安田

そう。そっちのほうがぜんぜん行けそうな気がしますけどね。

栃尾

そうですね。

金子

好きなのかな、コーチングが。知らんけど。

安田

いや、コーチングをするのはいいと思うんですよ。ただ、コーチングでお金を稼ぐんではなく、コーチングで仲よくなったりとか見込み客を広げていって、デザインとかで稼ぐとかのほうが簡単そうな気がしますけどね。

栃尾

あ~、コーチングはそんなにお金を取らず、ってことですか?

安田

ええ。もう、ぜんぜん取らなくてもいいと思うんで。

栃尾

安田さんの無料相談ツアーみたいにして?

安田

はい。

金子

あ~、そこで「私ができること」の提案みたいな感じですか?

安田

そうですね。

金子

なるほど。それ、めっちゃいいですね。

栃尾

たしかに。

安田

「いままでの職業やスキルを使えば、より多くの人に課題を認知してもらえる」っていうのは、人の課題を見つけてあげるっていうことが得意なんですかね。

金子

うーん。

栃尾

どうなんでしょうね。

安田

うーん。

金子

でも、デザイナーさんって、そういう課題とか困ってることを解決する能力が高い人が多い気がしますけど。

栃尾

そうだね。

安田

そうなんですか。

金子

はい。

安田

へぇ~。

栃尾

それがデザインですもん。

安田

あ、そうなんですか。

金子

はい、そもそも。

栃尾

企業とかの課題をデザインの力で何とかするっていう。

金子

そうですね。

安田

なるほど。ということは、ワーママの課題をデザインの力で何とかするってことですかね。

栃尾

まあ、組み合わせたらそうなるんですかね。

金子

そうですね。デザインの力は結構あるそうですよ。

安田

ワーママネットワークとか、つくったらどうなんですかね。同じような思いを持ってる人がすごい多いんだったら、コーチングとかを通じて仲よくなって、そのへんはお金取らずにやってあげたら、この方に感謝しているワーママネットワークできるじゃないですか。で、そういうワーママに対して「宣伝したい」とか「商品を売りたい」っていう人、絶対企業でいるんで、そこからデザインの仕事を取るっていうのはどうでしょうね。ワーママさんにどういうものがウケるかもわかるし、「私のネットワークで拡散しますよ」みたいなところで。

栃尾

でも、たくさんありそうですけどね、もはや。

安田

仕事が?

栃尾

違う。もはやワーママのネットワークっていうものが。

安田

あ、そうなんですか。

金子

へぇ~!そうなんだ。

栃尾

そういうアプリがあるんですけど、それはワーママネットワークがあって、企業にスポンサーに入ってもらってるんですよね。

安田

なるほど。

栃尾

企業がワーママの人に宣伝したいものを、そのためにお金出すみたいな。

安田

じゃあ、もう遅いと。

金子

(笑)

栃尾

(笑)だから、何か別のフックが欲しいかな。

金子

あとは、最終的にどうしたいかにもよりますよね。自分の手を離れて副収入的に得たいのかとかも、子育て中だから空いた時間でやりたいとかってワーママだったらあると思うんですけど、そういう意味で、デザインは結構時間がかかるものだったりするからコーチングを選んでるとか。

安田

どうなんでしょうね。

金子

どうなんでしょうね。わかんないけど。

安田

ものすごく本末転倒で、すべて無意味になっちゃうかもしれないんですけど、この「ワーママ」っていうワードを完璧に外して1回考えたほうがいいんじゃないかっていう気がするんですけど。

栃尾

うん。それがいい気がします。

安田

「ワーママ」っていう言葉がすごい多すぎる気がして、1回それを全部取っ払って、「私は誰にどういう価値をもたらすのか」っていうのを考えてみることもいいんじゃないかなって気が、ちょっとしました。

金子

うん。

栃尾

はい。お時間になってしまいましたので、ワーママを取っ払って1回考えていただいて、もう一度質問をくださいっていう話ですかね(笑)

安田

(笑)ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年7月24日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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