【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「人は死んだらどうなるのかを考えようとしましたが、グダグダしてしまいました。」2019年10月30日配信

第370回 質問が来ないので、ぐだぐだマーケティングその4。
人は死んだらどうなるのかを考えようとしましたが、グダグダしてしまいました。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

自分に厳しいことをやめたら、いくぶん楽に生りゃれます。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

生きりゃれます?

金子

△#♪¥£☆!

安田

自分に何ですって?

金子

自分に厳しいことをやめたら、ちょっと気持ちが楽に生きれまして。

安田

ほぉ。

金子

たとえば「お風呂の中の水滴はぜんぶきれいに拭き取る」とか。

安田

ほぉほぉ。

栃尾

出る前に?

金子

出る前に。

栃尾

へぇ~。

金子

とか、仕事だったら「ノルマ達成するまで絶対やり続ける」みたいな。

栃尾

寝ないみたいな?

金子

そうっすね。そういう、自分に課す何かをやめたことで、ちょっと楽だなあと思いました。

安田

はい。

栃尾

はい。

金子

はい(笑)

栃尾

で、今日のテーマは何でしょうか?

安田

今日のテーマはですね、前回「供養」についてやりましたけど、人は死んだらどうなるのかと。

栃尾

あれ?前、話しませんでしたっけ?

金子

話しましたね。

安田

いいんですよ。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

前、どんな結論でしたっけ?

栃尾

安田さんは「次の世界がある、死後の世界がある」と。私は無になるんじゃないかなと思ってて。亜佑美ちゃんはどうだったっけ?

金子

えっ……わかんないっす(笑)

栃尾

わかんないけどさ(笑)そりゃみんなわからない。

安田

仮に無になるとしたら、供養は必要ないってことになりますよね。だって、「無」なんですから。

金子

うん。

栃尾

まあ、たしかに。気持ちの問題です。死ぬ直前の気持ちの問題かなっていう。

安田

死ぬ直前の気持ち?

栃尾

そうですね。だから、「さよなら」って人に言うときに別れを惜しんでくれるのか、「はいはい、さようなら」って言われるのかで、ちょっと気分が違うじゃないですか、別れるまでも。

安田

ああ、なるほど。「死んだあとに供養はいらんから、死ぬときに『まだ死んでくれるな』と言ってほしい」ってことですか?

栃尾

うーんと……まあ、それでもいいんですけど、「供養される」って死ぬ前にちょっと思ってれば、死ぬのが少しつらくないかなっていう感じです。

安田

へぇ~。

栃尾

つまり、死んだあとのためじゃなくて、死ぬときの納得感のために供養してもらうっていうのがあるなら、意味はなくはない、全部ではないかなっていうぐらい。

安田

なるほど。ということは、「私は全力で、生涯かけてあなたを供養します」っていうふうに、死ぬ間際には思わせてあげると。

栃尾

たとえばね。

安田

だけど、死んでしまったらべつにいいと。

栃尾

もちろん、だまされてたとしても何もわかんないと思います(笑)

安田

(笑)

金子

あーなるほどね。

栃尾

納得感のためかなって。「骨をまいてね」っていうのも、「そうであったらうれしいな」とかいう、死ぬときの納得感。

安田

でも、死ぬほうもそうですよね。残った人に悔いを残させないために、「私は幸せだった」とか、「愛してた」とか、「おまえと居てよかった」とか、心にもないこと言うじゃないですか(笑)

栃尾

なんでまた悪魔の顔してるの(笑)

金子

それはわからないじゃないですか(笑)

安田

だって、最期、死ぬ直前に誰かひとりを指さして「おまえだけは許さねえ」とか言って、「おまえのこと実は嫌いだった」とか言って死なれたら、だいぶ後味悪いですよ。

金子

ああ、たしかにね。

栃尾

でも、認知症とかで亡くなる方は暴言を吐いて亡くなっていくみたいですね。

安田

そうなんですか。

栃尾

うん。「すごいひどいケンカをして」とか聞きますよ、たまに。

安田

ふーん。

金子

それは、まあ、しょうがないでしょうね。

栃尾

あと、性格も変わってきちゃうみたいなのとか。

安田

でも、死んだあとはその人はいなくなっちゃうから、結局、残った人がどうかってことですよね。

栃尾

そうですよね。嫌な気持ちだけ残っちゃったら、ちょっとつらいですよね。

金子

うん。

安田

でも、死んだあとにハッピーに供養してもらえるっていうのも、死んだらなくなっちゃうわけなんで。つまりは、生きてる人の気持ち次第ってことですよね。

栃尾

私はそう思います。

金子

おぉ~。

安田

なるほど。

栃尾

たとえば墓参りに行ったときに、「うちのご先祖はこういう感じなんだよ」とか、「自分のお父さんはもう亡くなっちゃったけど、こういう人だったんだよ」とか、何か話が出ますよね、話題が。

安田

はい。

金子

うんうん。

栃尾

そういうことは多少意味があるのかなと思います。

金子

うんうんうん。

安田

そう考えたらですね、やっぱり生きてる人がいちばん大事ってことになるじゃないですか。うちの両親は「墓つくるな」って遺言で死んでいきましたけど、そのぐらい強く言わないと作っちゃうんじゃないかなって思うんですよね。

栃尾

そう思います。

安田

「頼むから作ってくれんな」ぐらい言えば、もうこれは作らないことの大義を得たみたいなもんで、「その場で祈ってくれれば、そこに行くから」って言われて、なかなかいい遺言を残してくれたというかですね、心にわだかまりないし。

栃尾

そうですね。

安田

で、僕は子どものいる立場なんで、やっぱ子どものことを考えると、親たるもの、死んだあとに子どもにあんま負担かけたくないっていうか、その子ができるだけハッピーに心地よく生きてほしいって思うと思うんですよね。

栃尾

はい。

金子

うんうん。

安田

そう考えるとですね、そのような遺言を残していくのが非常にいいことなんじゃないかと。つまり、その場で渋滞に巻き込まれて、お盆の大混雑で20時間ぐらい車を運転するとか、そんなのご先祖は求めてないと思うんですよね。

栃尾

うんうん。

金子

うんうん。

安田

ね。

金子

うん。

栃尾

はい。

安田

だから、今後はですね、みなさん、お亡くなりになるときにはですね、「俺が行くから」と一言いい残してあげるのがいいかなと。

栃尾

うんうん。

安田

いかがなもんでしょうか?

栃尾

そうですね。死んだあとどうしてもらうかって、しっかり子どもに伝えておきたいなと思いました、そしたら。

安田

でも、墓を生きてる間に自分で買う人とかもいるじゃないですか。

栃尾

あ~。

金子

あ~、なるほど。

安田

買うのはお金の負担はかけてないですけど、たしかに。でも、墓あったらほっとけないし。

栃尾

そうですね。掃除もしないといけないし。

金子

うん。

安田

やっぱり、墓って先祖のためにあるような感じするんですけど、栃尾さんの「死んだら『無』理論」からいくとですよ、先祖なんていうのは「無」なわけですから、やっぱ、生きてる人がいかに快適かっていうことを考えたほうがいい気がするんですけどね。

栃尾

うんうん。なんか、それより写真1枚でもおうちに飾っとくほうがいい気がしますけど。

安田

そうですね。

栃尾

仏壇があるおうちも少ないでしょうし、最近は。

安田

まあ、でも、僕は死んだら無になるとは思ってませんけどね。

栃尾

そうですよね。その話だったのに(笑)

安田

僕、生まれ変わり派なんで。

栃尾

あ、生まれ変わるんですか。

安田

生まれ変わり派です。

栃尾

その瞬間に?死んだらすぐですか?

安田

瞬間かどうかまではちょっと、死んでないんでわからないんですけど。

栃尾

生まれ変わることは知ってるんですか?(笑)

安田

生まれ変わることはたしかだなぁと。

栃尾

あ、そうなんですね(笑)そっかそっか。

安田

それか、地球だけじゃなくてね、宇宙をまたいで生まれ変わるらしいですよ、なんか。

金子

ふーん。

栃尾

あ、宇宙人がお知り合いにいるんでしたもんね。

安田

はい。

金子

そうだった!

安田

でも、生まれ変わりって、なかなかね、生きてる限り証明するの難しいじゃないですか。

栃尾

無理ですよね。まだ証明できてないですよね。

安田

まだ証明できてませんけど。……暴れてますね、なんか。

栃尾

すいません(笑)

金子

ふはは(笑)

安田

でも、何て言うんでしょう、たとえば、もし生まれ変わるっていうことが証明されるとするじゃないですか。そしたらすごくないですか?

栃尾

なんか、その思想が危険だっていうのを聞いたことがあって。

金子

へぇー。

安田

危険!?

栃尾

つまり、たとえば「この世の中で不幸に生まれてしまっても、生まれ変わったら幸せになれる」みたいなことがあると……

安田

リセットしちゃうっていう?

栃尾

そうすると、誰かを殺すことが正当化されるみたいな。「生まれ変わるからいいでしょ」みたいな。

安田

なるほど。

金子

あ~、そうか。私は、いまの現世で悪いことをしてたら虫とかになっちゃうかと思ってるんですよ、来世。

栃尾

言われるよね。マンガとかにあるよね、よく。

金子

そうそう(笑)

安田

虫ねぇ。

金子

たぶん、虫とかになって一から徳を積んでいって、また次に生まれ変わったら人間よりいいものになったりとか、悪いものになったりとかっていうのを繰り返すのかなとか、勝手に思ってました。

安田

なんか、国どうしの戦争とか宗教どうしの戦争とかあるじゃないですか。かつて人類の歴史の中でなくなったことないんですよ、争いごとが。人間をいちばん殺すのは人間なわけで。で、それをなくす方法というのをいろいろ考えたんですよ。「お金が悪い」とかですね……あ、もう締めの時間に入っちゃいましたけど(笑)

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

だから、生まれ変わりが証明されるとね、たとえば、いま、すごい韓国と日本って仲悪いじゃないですか。

栃尾

悪くなってます。

安田

だけど、「生まれ変わる前は自分は韓国人だった」とか、自分の親父が生まれ変わって、「うちはキリスト教だけど、こんどイスラム教になってる」とか、だから、実はいま目の前で憎んでる人は、自分の親とか子どもだったりするっていうことになる可能性があるわけで、そしたら争う理由がなくなっていくるっていうかですね。僕は、だから、人類の争いごとをなくすいちばん手っ取り早い手段が、生まれ変わりの証明じゃないかと思ってたんですけど、栃尾さんの意見でちょっと挫折してしまいました。

栃尾

(笑)

金子

挫折しちゃったの?(笑)

安田

ということで……

金子

あ、いいの?(笑)

安田

(笑)本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年10月30日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらからhttp://yasudayoshio.com/podcast/#/top


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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