
いま、私は人材獲得に向け社内の整備をしているところです。よい職場にして、今いる職員が自信をもって、自分の友達を連れて来れるような体制をとりたいと考えています。給料や休暇を多く取るなどは、まだ小さい会社で限界があります。その他でどのような取り組みをしたらよいでしょうか?ということです。

ね。だけど、「そういう会社っていいなあ」と思う人もいるわけですよね。たとえば野球チームで、みんな真剣に野球やってる会社とかってあるんですけど、結構人がとれたりするんですよ。草野球を本気でやっててね。

それでいったら、まあ、当然のことながら、ものすごい競争になるわけですよね。「いかに給料を高くして、いかに休みを多くして、いかに仕事内容をどうするのか」みたいなことになってくるんで、たとえば会社の中に遊園地つくるとか、やっていったらきりがないんですけど。やったことありますけど、私も。

バーに5人で来るっていうこと自体が、まあ、バーにもよるんですけど、カフェバーみたいなのだったらいいんですけど、静かな雰囲気を売りにしてるところにとったら、お客さんに対する裏切り行為みたいなもんなんで。

会社も一緒なんですよね。みんなで和気あいあいとしてて、まわりの人とどうでもいいような、ざっくばらんに話できる会社が好きっていう人もいれば、一切ほかの人と会話がないっていう会社がいいっていう人もいるんですよ。

そうですよね。10人いて、そのうちの7人が「いい会社だ」って言ってくれるところを目指すっていうことはなかなか無理があるし、そこを目指すってことは、隣のすっごいお金持ってる会社と競争することになりますよね。

すごくいいと思うんですよ。スタジオをつくって、社長がもし音楽好きだとしたら、とにかく音楽がいま自分のいちばん得意なことだけど、それでは食えてないんだけど、それを仕事にしたいなと思ってる人だけを集めて会社やるとか。

まず、だから、誰にとっての働きやすい環境なのかっていうのを……人はやっぱりひとりひとり違うんで。少なくとも100人に1人、普通に考えたら1,000人に1人とか2人までターゲットを絞るっていうことが大事だと思いますけど。

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
*本ぺージは、2020年2月12日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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