
この前質問した元小学6年生の男子です。僕のおとーさんの性格はのんびりなんですが、兄はとろい……ですが、優しくていいやつです。「とろい」は悪いイメージが自分の中にあるのですが、そこで「のんびり」と「とろい」の境目は何でしょうか?というご質問です。ありがとうございます。

「がくせー」って伸ばしてるところとか、「おとーさん」って、「とー」で伸ばしてるところとか、ほんとに小学生だったりそれに近い人だったら、ちゃんと「おとうさん」って習って、そのように書くと思うんですよね。

そう。もったいない。失礼な言葉だから、まあ、自分に使う分にはいいんですけど、自分が言われても嫌な言葉だと思うから、言わないほうがいいんじゃないかなって。境目は正直あれですよね、たぶん気持ちの問題な気がするんでよくわかんないっすけど。

ないですないです(笑)。状況によると思いますね。つまり、「みんなでそろってやらなきゃいけない」みたいな、そういう世界観というかルールがあって、学校みたいな。そういう状況でちょっとゆっくりだと「とろい」って思われるかもしれないですけど、許される場所や、ゆっくりやることによるメリットがあるみたいなところだったら、のんびりになるっていう。つまり、本人的には何も変わらないけど、まわりの見方が違うのではないかなという印象を受けました。

つまり、何かの目的があって、それに到達する、それをクリアする手順だったり時間だったりが遅いってことだと思うんですよね。だから、「何かをやろう」とかいう目的がないときには「とろい」とは言わないと思うんですよ。だから、性格はのんびりっていうのはべつに悪いことじゃないですけど。たとえば「引っ越しの作業がとろい」とかっていうのは、引っ越しの作業をテキパキできないということじゃないですか。

それでいくと、「とろい」っていうのはさっきも言ったように、何らかの動きが「引っ越し作業をするのがとろい」とかいうことだと思うんです。だから、目的を変えちゃえばいいと思うんですよね。すべてが遅い人ってあんまりいなかったりもしますし、たとえば料理の手際がめっちゃいい人だけど、性格はすごいのんびりしてる人とかっているんですよ。

自分が遅い部分。「とろい」っていうのはつまり「遅い」ってことだと思うんですけど、遅い部分がマイナスにならないような生き方、仕事選びとかパートナー選びとかをすれば何の問題もないし、むしろそのゆっくりさをいかせるようなお仕事なり、「そういう人が好きです」っていう人とお付き合いするなり結婚するなりすれば、逆にプラスに働くんじゃないですかね。

はい。赤身しか食べなくて捨てられてたんですよ、「まずい」って、「こんなん肉じゃない」って。ところが、「脂が乗っててうまい」「やわらかい」っていうことになってくると、「これはこれでいいじゃないか」と。いまやこっちのほうが価値があるぞってことになってるわけですから。同じようにですね、「とろい」じゃなくて「とろ」にしましょうか。
*本ぺージは、2020年9月9日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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