「おまとめ力をアップする方法を教えてください」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第499回「おまとめ力をアップする方法を教えてください」
というご質問。
栃尾さんは話しながらおまとめを考えているそうですよ。
安田は・・・
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

ストップ!エナジードリンク。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

それ、「ストップ!覚せい剤」的なことですか?(笑)

金子

ああ、そうそうそう。「やっぱりだめだった!」みたいなやつですね、飲みすぎて。

栃尾

私、「心配」って言ってたもんね(笑)

金子

言ってましたね。

栃尾

やめたんだ。

金子

やめました。

栃尾

体調悪くなって?

金子

はい。あれから胃腸炎ぽくなって、上から下から出ちゃったんで、やめましたー。みなさんもお気をつけてくださーい。

栃尾

……ま、そのせいかどうか、わかんないけどね。一応、営業妨害的にならないように(笑)

金子

そうですね(笑)

栃尾

では、今回の質問、読ませていただきまーす。30代・会社員 兼 個人事業主 兼 会社経営者の方からいただいております。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

安田

こんにちはー。

金子

こんにちはー。

栃尾

こんにちはー。いつも楽しく聴かせてもらっています。タコが自分の足を食べちゃう話や、名字限定でスタッフ募集をかける話など、とても面白く印象に残っております。さて、今回質問させていただきたいのは、話の内容などを要約する「おまとめ力」についてです。毎回、番組最後に行われる栃尾さんの「おまとめ」が、とても的確でわかりやすく関心しております。おまとめ力を鍛えるには、どのようなトレーニングが有効だと思いますか。おまとめ力は、人の話や情報などを効率よく覚えやすくすると同時に、自分が伝えたいと思ってることを具体化し伝えやすくする、つまり、インプットとアウトプットそれぞれにとって、大変重要なスキルであると考えております。おまとめ力の鍛え方について、安田さん、みなさんのお考えをお聞かせいただけますと幸いです。また、「こういうことをやったから鍛えられた」など、実際の経験にもとづくお話などもあれば併せてお聞きしたいです。よろしくお願いします。ということです。

安田

読むのも上手ですよね。

金子

上手ですね。

栃尾

あ、そうですか(笑)ちょっと速いかも。どうですか?(笑)

安田

おまとめも上手だし。

金子

うん、ほんと。そうですねえ。

栃尾

はははははは、なんですか(笑)はい、ありがとうございます(笑)

安田

栃尾さんはどうやって鍛えたんですか?

栃尾

私は、やっぱり文章でどうしても要約力って必要なので、それで鍛えられたと思います。特に文章のいちばん最初にリード文っていうの、わかりますか?

安田

はい、わかります。

栃尾

いちばん大きなタイトルがあって、最初のちっちゃい見出しがあるその上に、「この記事は誰向けに、どんな内容が書かれていますよ」みたいなことが書いてあるんですけど、そこがすっごいむずかしくて、それを何度も何度も書き直してるうちに、力がついたんじゃないかなと最近思っております。

安田

なるほど。なんか、突然振ってもできるのがすごいですよね。

金子

うん、すごいです。

栃尾

なるほど。結構頭のなかでいくつかの案を考えて、「あ、いつものパターンじゃだめだから、こっちのパターンで」とか、「ああ、これはだめだから、こういうパターンで」みたいなことをやってる気がしますね。

金子

すごーい。

安田

ちなみに、読書感想文とかも上手だったんですか?子どもの頃から。

栃尾

あ、なんか、賞とかは結構入ってましたよ、作文とか。

安田

うーん、すごいなあ。

金子

すごー。

栃尾

読書感想文、学校代表2名みたいなのに選ばれたことありますね、4年生ぐらいのときに。

金子

えーっ!すげー。

安田

すごいなあ。うん。

栃尾

(笑)

金子

安田さんは?(笑)安田さんはどうですか?

安田

私はですね、えーと、読書がそもそも苦手で、読まずになんとか書こうってことで、いつもだめでしたね。最後に載ってるおまとめをテキトーに写したりとかして怒られたり。

金子

よ…読んでない?

安田

もともと読んでないし、もともと読んでまとめるのも下手で、そもそも「読書感想文とはなんぞや?」とか、「どうやって書いたら点数上がるのか」とか、考えたことがなくて。そう考えると、いまは私、結構おまとめ上手なんですけど。

金子

うん。

安田

栃尾さんみたいに、突然振られてまとめることはできないんですけどね。

栃尾

ああ、なるほどなるほど。

安田

私は営業的にスキルアップしましたね。

金子

戦略的にって感じですか?

安田

はい。たとえば、すごくスキルが高いんだけど話すのが苦手な人とか、企画書をつくるのは上手なんだけどプレゼン下手な社員とか、いっぱい、いろんな人がいて、「つまり、まとめると、こういうことが言いたいんですよね」みたいなこと、それを営業的にどうまとめてあげたら話がわかりやすくなって、相手が欲しくなるのかっていう、僕の場合は完全に営業的なおまとめになってますけどね

金子

へぇ~。なんか、くう……

安田

それをやりだしてから、多少できるようになりました。金子さん、何か言いかけました?なんでしょう。

金子

いや、空気を読む力なのかなと、いま一瞬思いました。

安田

それもありますね、はい。相手がどこを理解していないかが理解できる、ってことが大事ですよね。

金子

お~。

栃尾

なるほどなるほど。

安田

だから、話をまとめるっていう意味での本当の話のまとめもあるけど、相手によってまとめ方を変えるっていうほうが、僕が普段やってることに近いですね。

栃尾

それは「どうやって鍛えた」みたいな意識ってあるんですか?

安田

それは、やっぱ現場の営業で、いろんな言い方して相手に伝わらなかったり売れなかったりっていうのを、くり返しながら覚えていった気がしますね。

栃尾

うんうん。それが私でいう、文章の赤字とかダメ出しみたいなことを受けるのと同じような感じなんですかね。

安田

同じような感じでしょう。

栃尾

何度もトライ&エラーして、改善していくっていうところですよね。

安田

そうですね。まあ、僕の場合は仕事の企画とか商品の魅力とか、あるいは、取材してきたことをライターさんに「こういうふうにまとめてほしい」っていう伝え方を、自分なりにまとめてきて練習してきたっていうのはあるんですけど、仕事からいったん離れると、もう、ぜんぜんだめですね。

金子

ふーん。

栃尾

ふーん。

安田

「なにやってほしいの?」とか「なにが言いたいの?」みたいなことはよく言われるし、「訳わかんない」ってことはしょっちゅうありますね。

金子

(笑)

栃尾

奥さまにですか?(笑)

安田

はい。奥さまを中心とする世界の人々からダメ出しを。

金子

(笑)

栃尾

なるほど(笑)仕事ってことに特化してるんですね。

安田

そこだけですね。あとだめですね。

金子

ふーん、そうなのかなぁ。

安田

なので、そのときどき、TPOに合わせて、まとめ方って変わってくるじゃないですか。

栃尾

相手によってはぜんぜん変わりますよね、たぶん。

安田

それを常に考えて人と接してコミュニケーションしてる人は、上手なんでしょうね。

金子

あ~。

栃尾

うん。あと、やっぱり、フィードバックのシステムはあったほうがいいでしょうね。

安田

ああ、「いまのはわかりやすい」とか?

栃尾

そうですね。安田さんの場合だったら、「この場合だったら成果が出やすい」とか「出にくい」とか、そういうことで調整していったわけじゃないですか。私の場合だと、上司から赤字が入るってことで、フィードバックを受けて直していったので。なので、普段の会話とかじゃなかなかむずかしいかもしれないですけど、「わかりやすい」「わかりにくい」とか、ほんとは言ってもらうと、いちばんいいかもしれないですよね。

安田

うん、そうですね。

金子

うん。

安田

よく昔受けてたときに、「どう答えると記事として面白くなって、また取材に来てくれるのか」みたいなことは考えましたね、同じ話でも。

栃尾

いやあ、それ知りたいですよ。

安田

だから、記事の場合は記事として読まれて、読者が増えていくってことが大事ですから、真面目に商品のこととか話しても、あんま意味がなかったりするわけですよね。

金子

ふーん。

安田

そういうこととか考えましたね。営業は特に、いまだったらオンラインで、短いメッセージで興味をもってもらわないといけないんで。考えますねえ。

栃尾

それは、じゃあ、最初はうまくいかなかったみたいな、「インタビューされて記事になったけど、あんまウケなかった」みたいな経験があったんですか?

安田

ありましたありました。

金子

へぇ~。

栃尾

あ~。

安田

採用の仕事をやってましたけど、会社説明会を最初やったときに、「なんじゃこりゃ!?」っていう感じで、会社の説明をほんとにして、まったくだめで。で、上手な人を見て練習しましたね。

栃尾

ふーん。

安田

よく、日記が下手な人は、1日、朝から晩まで書いちゃうんですけど。

栃尾

はいはい。

安田

「上手な人は、ひとつのシーンだけ切り取って書く」っていうのを聞いてですね。

栃尾

なるほど。

安田

なるほどなと思ったんですけど、それと一緒ですね。「話全体のなかの、どの部分をどの角度から切り取ってあげると、この人にはわかりやすいのか」っていう。

栃尾

うんうんうん。たしかに。

金子

なるほどー。

安田

切り取りセンスがいりますね、やっぱ。

金子

切り取りセンスか。

栃尾

そうですね。「まとめる」って全体をまんべんなくまとめるんじゃなくて、大事なところを抽出するっていうことなのかもしれないですね。

安田

そうですね。

栃尾

うんうん。

金子

ふーん。なるほど。

安田

まあ、でも、やっぱ僕が見てすごいなと思うのは、おまとめの反射神経のところですかね、栃尾さんは。

栃尾

ありがとうございます。

安田

僕はいきなり振られるとできないんですけどね。

金子

すごいですよ、ほんと毎回毎回。

栃尾

ありがとうございます(笑)

安田

栃尾さんは「あらかじめ考えてる」って言ってましたけど、考えてなさそうなときに意地悪して、たまに振ったりもするんですけど、それでもちゃんとまとめますからね。すごいなあと。

栃尾

どうなんでしょうか。まとまってるかわかんないですけど(笑)

安田

いや、まとまってますよ。

金子

うん。

栃尾

ほんとですか(笑)ありがとうございます(笑)

安田

ということで、おまとめをお願いします。

金子

あ、おまとめある?

栃尾

どうしよう(笑)結構やっぱ練習が大事だってことで、フィードバックを受けることは大事なのではないでしょうかということと、あと、切り取り方ですね、響く切り取り方が大事だという、その2点でいかがでしょうか?

安田

はい。ということで……

金子

はい。すばらしい!

安田

はい。本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2022年4月20日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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