こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。
おばあちゃんが施設で暮らすことになってから、父と母の仲が格段によくなりました!金子亜佑美でーす!
ふーん。
安田佳生でーす。そうなんだ。
そうなんですよ。ケンカが一切なくて、最近。
何十年も一緒に暮らしてたんだもんね。
そうそう。30年ぐらいかな。
ふーん、そうなんだ。
うん。よかったなあと思って。
そうだね。
家でケンカすんのやめてほしいですね。
やめてほしいですけどねえ、しょうがないかなとは思いますね。
まあ、そういう身近な争いもあることから、本日のテーマはですね……
はい。
おっ。
「世界の行方について」っていうのを、われわれゲリラーズで占ってみたいなと。
占うんですか?
やべーですねえ。そ、そ、壮大な……
はい。そんなことできるの?
最近ね、ロシア・ウクライナ問題もあるじゃないですか。
うーん、ほんとですね。
はい。
僕の肌感覚としてはね、ちょっと前までは「民主主義って効率悪いのかな」っていう雰囲気が、なんとなく世界に、ちょっとあった気がするんですね。
はい。
おお。
たとえば経済とかも、中国とかがものすごい勢いで発展してるし。
うん。
うん。
いまは「ゼロコロナ失敗だ」とか言われてますけど、初期の頃は封じ込めとか成功して、「やっぱ、トップダウンでなんでもやったほうが、うまくいくんじゃないか」と。
うんうん。
うん。
民主主義って民度の差がすごい出るって言われてるんですけど、つまり、ひとりひとりが優秀だったらみんなで決めてもいいんだけど、そうじゃない人もいるわけじゃないですか。
はい。
そうですねえ。
そもそも、国民がみんなそんなにすばらしい国とか、「他人を優先して」みたいなことにならないと思うんですよね。
うん。
うん。
みんな自分のことばっかり考えてるし。
うん。
うん。
「じゃあ、優秀なトップがトップダウンでガーン!って言ったほうがいいんじゃないのかな」みたいに、いや、僕の肌感覚ですよ、ちょっと、なんか、世界がそんな感じに流れるなかでロシア・ウクライナ問題が起こり、やっぱり国っていうのは、トップのトップダウンで行動を決定するっていうのはだめだと。
危険ですよね。
うん、危険。
ああ、そういうことか。
「どんなに効率が悪くても、やっぱり民主主義だ」というふうに世界中の人が……インタビューしたわけじゃないですけど(笑)
(笑)
心の奥底になんとなく、ちょっと疑問を抱いてた民主主義に、「やっぱりこっちだ」っていう確信を持ち始めてるんじゃないかなっていう気がして。
ふーん。
なるほど。そうだそうだ!
(笑)
(笑)
ほんとそうだ!
どっちがいいとか悪いとかじゃないんですけど(笑)たとえば会社だったらね、会社って民主主義じゃ絶対成功しないって言われてて、みんなで集まって会社の方針を決めるとか、新商品を考えるとかやってもうまくいかなくて、「多数決じゃなくトップが重要な決断を、9割が“右”って言っても“左に行くんだ!”みたいに引っ張っていかなきゃいけない」なんて言われてて。
うんうん。
うんうん。
まあ、だから、会社と国はちがうのかもしれませんが。
たしかに。
うん。
どっちもよさはあるんですよ、ほんとに。たとえばキャッシュレスとか、いま、マイナンバーカードとか、日本で広めようと思ったら大変じゃないですか。「いや、こういうところが不便だ」とか、「俺は現金じゃなきゃだめなんだ!」みたいな人が、おじいちゃん……
ああ、私だ私、それ(笑)
(笑)
だけど、ああいうトップダウンの国だったら、「明日から一切マネーなし」って言っちゃえばできるわけなんで、ものすごい効率がいいわけですよ。
まあ、そうですね。
なるほど。
そっちのほうが無駄なお金とか時間も使わないし、いいとも言える、いい部分もあるし。だけど、今回みたいにトップが間違えちゃうと、とんでもなくひどいことになっちゃう可能性もあるわけで。
うんうん。
なっちゃうんだ。
だから、みんなで決めたら、おそらく、ものすごい最悪の事態にはならない気がするんですけど、僕のイメージではね。だけど、たぶん、ものすごくいい決断もできなくて、おそらく、どっちつかずの中途半端な感じになると思うんですね。
うん。
うん。
だから、どうなんだろうとは思うんですけど、正しい判断とか、効率がいい、人類にとっての「絶対こっちの方向に行ったほうが発展する」みたいなのを犠牲にしてでも、そういう民主主義的な多数決的な方向に世の中が、これを機に流れていくんじゃないかっていう気がしてまして。
なるほど。
うんうん。
そして、お二人のそれに対する意見を聞いてみたかったわけ。
やべえ、高尚すぎる(笑)
(笑)どんなに優秀な人でもぜんぶは見れないと思うので、たとえば、すごく優秀な人が男性だったとしたら、女性の細かな悩みとかを、まったく見えてなければわからなかったりするので、そういう間違いは大いに犯すんだろうなとは、やっぱり思いますけどね。で、企業の場合は、商品を全員に届けなくても、好きな人がいればいいっていう話なので。
うん。
うん。
でも、国とはたしかにちがうなっていうのは、そういうとこなんだろうなと思いますね。取りこぼしちゃいけないというか。
ああ、そっか。なんか、えらい人が欲しいなとは思いますけどね、最終的に決断してくれる人がいると、下がワーワー言って「ああしてほしい」「こうしてほしい」って言っても、「それはさすがにできないよ」って言ってくれる人は欲しいなと思いますけど。
まあね、だから、中国なんてあれだけの数のなかから、世襲でもないし、ある程度優秀な人、競争に勝ち残った人がトップになっていくわけなんで、一般国民の多数決で物事を判断するよりは、きっと1個1個は精度が高くて正しいんだと思うんですよね。
うん。
はい。
だけど、1個決定的に間違えてしまうと、大変なことになってしまうっていうですね。
あ~、はいはいはい。
なるほどなるほど。
だから、なんかいろいろ言われてるじゃないですか、「アメリカとかヨーロッパが実はけしかけたんじゃないか」とか、「裏で戦争が長引くのを喜んでるんじゃないか」とか、いろいろ言われてるんですけど、正直いって、でも、結果どうなるかって誰にも予想つかないんで。
うんうん。
わかってたら、プーチンさんもこんなことしなかったと思うし。
うん。
だから、たぶん、こうなるまでは、みんなわかんなかったんだと思うんですよ。
うん。
うんうんうん。
「もしかしたらトップダウンのほうがいいんじゃないのかな」みたいな。人間ひとりひとりが心のなかで揺れ動くトータルの、世界70億人の心トータルみたいなもんが、結構、世界の行方を左右するんじゃないかっていう気がしまして。
うんうん。
おー、責任重大だ。
そう。心トータルがちょっと右に寄ってたのが、左にガーン!と揺れ戻った気がするわけですよ。
うん、なるほど。
なるほど。すげー。そこまで考えてなかったなあ。
まあ、私もそんなことばっか考えてるわけじゃないんですけどね(笑)
……(笑)
……(笑)
「来月の家賃どうやって稼ごうかな」ということとか、ほとんど考えるわけですけど(笑)
はははは(笑)
はははは(笑)たしかに、大きな極端なことが起こると、それによって結構意見が変わっちゃうっていうのはありますよね、流れが変わるというか。
うん。極端すぎると怖い。
うんうんうん。
たしかに。
だから、ウクライナのゼレンスキーさんの政治力っていうか、「ウクライナ対ロシアの戦いじゃなくて、民主主義陣営対ロシアとの戦いだ」みたいに、うまく巻き込んでいったっていう見方もできるんですけど、やっぱり、そんなにみんなバカじゃないんで、僕は、本気で民主主義を守らなくちゃいけないという気持ちが一気に高ぶったんじゃないかなという気がしてまして。
ふーん。
民主主義っていいとこばっか取り上げられますけど、すごい非効率だと思うんですよね。
そうなんでしょうね。
なんだかんだいって、本当は優秀な人に委ねちゃったほうが早いわけですけど、だけど、「10のうち9を正解するからっていって、そういうやり方はやっぱりいかんね」みたいなふうに人間の心が、ちょっとそっちに揺り戻ってきたかなって気がいたします、私は。
はい。
うん。心、ですね。
ね。じゃあ最後に、お二人から世界の行方を占ってください。
どうしよう。
(笑)
私の行方は発表したんで。金子さん、どうですか?
えーと、そうですね、でも、やっぱりプーチンさんはちょっと間違ってんじゃないかと思うので、最終的にはウクライナが勝って、プーチンさんが……ちょっと……あの……残念だっていう流れになるんじゃないかと思うんですけど。
なるほど(笑)それはロシア・ウクライナ問題の行方ですね、世界の行方じゃなくて。
(笑)
(笑)いや、日本も怖いですけどねえ。
ね。
じゃあ江美さん、はい。
えーっ、私ぜんぜん浮かばないですけど、なんだろう、「戦争を仕掛けるとすごくデメリットが大きい!」っていうことを全世界がわかるといいなと思います。
はい。
うん、そうだそうだ!
ということで、本日は以上です。ありがとうございました。
ありがとうございましたー。
ありがとうございましたー。
*本ぺージは、2022年6月29日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
*Spotify、Google Podcasts、Apple Podcast、iTunes、Amazon Musicでも配信中!
ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。