「週休3日になったら何が起こる?」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第522回「週休3日になったら何が起こる?」
週休2日を導入しても日本企業の生産性は下がりませんでした。

では週休3日になったらどうなるのか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

人に嫉妬するとしたら、どんな人に嫉妬しますか?金子亜佑美です!

安田

安田佳生です。嫉妬ね。

金子

嫉妬、はい。

安田

嫉妬したことないなあ、あんまり、僕、そういえば。

栃尾

えっ!?うそばっかり。ほんとですか(笑)

安田

うん。

金子

いい方(笑)

安田

モテる人とか運動神経いい人とかは、うらやましいなあと思いますけど、嫉妬したことないな。

栃尾

あ、「うらやましい」と「嫉妬」が別物?まあ、別物なのか。

金子

なるほどなるほど。

安田

「できる人、うまくいってる人を引きずり下ろしたい」みたいの、あんまないですね。

金子

あ~。

栃尾

あ~、引きずり下ろしたいのは嫉妬の一種ですけど、ぜんぶじゃないですよね。

安田

そうか。

栃尾

はい。

安田

うーん。

金子

なるほど。嫉妬って、もうちょっとレベルがワンランク上というか、えー、「引きずり下ろしたい」までにいく……言葉のカテゴリーに入るんですかね。

栃尾

なんですって?(笑)

金子

「なんですって?」って(笑)

安田

(笑)

金子

たしかに嫉妬って結構強い言葉で……な、なるほどって、いま、ちょっと………

栃尾

嫉妬により、「あ、自分ってだめだなあ」みたいになっちゃうのもあると思うんですよね。

金子

ああ、うん、自己否定。

栃尾

はい。その人と敵対するだけじゃなくて、嫉妬したことでがんばるとかもあるかなあと思って。

金子

うんうんうん、ほんとですね。

安田

正常な感情というか、僕、自分でほんとに不感症というか、欠落してる感情がいくつかあるんだろうなあって自覚してて、それに近いもんがあるかもしれないですね。

栃尾

ああ、なるほどなるほど。

金子

ふーん。ああ、なるほど。

安田

なんか、あんま他人に興味ないんですよね。

栃尾

うんうんうんうん。

金子

うんうん(笑)

栃尾

うんうんうん。

金子

なるほど(笑)

安田

よくないと思います、だから、はい。

金子

いや、いいんじゃないんですか。いいと思いますけどね。

安田

どうかなあ。

金子

どうなんだろう。うらやましい

安田

まあ、よさ・悪さはコインの表裏なので。

栃尾

たしかに。

金子

ああ。

安田

あるもので勝負するしかないですよね。

栃尾

たしかに。ほんとですね。

安田

僕は、感情豊かな人は、それはそれでステキだなあとは思うんですが。

金子

まあ、たしかに。ほんとですね。それもステキですね、うん。

安田

ということで、本日のテーマはですね、嫉妬ではなく。

栃尾

はい。

金子

なんでしたっけ(笑)

安田

「たまにはちゃんとしたテーマをやれ」というお叱りが。

栃尾

天から降ってきたんですね(笑)

金子

(笑)

安田

天から降ってきまして。今日は「週休3日」についてですね、議論したいなと。

栃尾

おお、いいですね。

金子

おーっ、気になるー!週休3日がいいなあ。

安田

金子さんは週休2日世代だと思うんですが。

金子

そうですねえ、週休2日です。

安田

私が社会に出たころは、まだ週休2日の会社のほうが少なくてですね。

金子

ん!?

安田

日本全国みーんな週休1日だったんですね。

金子

ぎゃー!あ、そうなんですか!

栃尾

土曜日、学校あったし。

安田

はい。

金子

土曜日、学校ありましたよ。

栃尾

うん。

金子

だけどそうなんですねえ。

安田

はい。

金子

うわあ。

安田

で、7日のうち1日休みだから、6日ですよね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

よく戦争中は「月月火水木金金」みたいなのが流行りましたよね。

金子

うんうんうんうん!

栃尾

ああ、そうなんだ(笑)

安田

「休むな」ってことなんですけど。単純に2日休むと働くのが5日になるから、生産性が落ちるだろうって感じですけど、結果的に週休1日と週休2日になっても、日本企業とか日本全体の生産性って落ちなかったんですよ。

栃尾

へぇ~。

金子

あ~、そうなんだ。

安田

それでいくと、べつに週休3日だろうが4日だろうが、同じことが起こるんじゃないのかなっていう気が私はしてまして。

金子

たしかに、たしかに。

栃尾

「1日しか働かなくても一緒だろう」みたいな話にもなってきますね(笑)

安田

一緒なんじゃないのかなっていう気もしてるんですけど。

栃尾

へぇ~(笑)

安田

実際、だって、現に週休1日のときにね、「1日増やして6日でやっといまの売上が成り立ってるものを、5日にして成り立つわけないだろ」みたいなのが、大企業が週休2日を導入して完全週休2日になって。私が社会人になったころって、リクルート社でさえも完全週休2日制じゃなかったですからね。

金子

えーっ!

安田

土曜日に出社したりしてましたから。

栃尾

ふーん。

金子

なるほど。わぁー知らなかった。

安田

それがですよ、いまは週休2日は当たり前になってますけど、週休3日になったときに給料が減るのか、それとも、まったくなにも変わらずに週休3日になっていくのか。僕はたぶん、いずれ週休3日になるんじゃないかと思うんですよ、世の中全体的に、日本だけじゃなく。

栃尾

なるほど。

金子

なるんかあ!いいなあ、その世界。

安田

いいですよね。

金子

その世界いいですねー。

安田

物をつくるって意味では、人間が働かなければ生産性って落ちるじゃないですか。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

だけど、いまは機械がすっごい発達しまくってるんで、人間が休んでる間にも物をつくったりとか、運んだりとかするわけですよね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

つまり、人間が楽するためにテクノロジーがこれだけ発達してるわけなんで。いま、休んだらなにが問題かって、競争相手に負けることだと思うんですよ。

栃尾

ああ、はいはいはい。そうですね。

金子

うん。

安田

だけど、みーんなで、人類全体で休んじゃえば、もう物はすでに余ってるわけだし、サービスも余ってるわけなんで。

栃尾

うん。

金子

たしかにたしかに。

安田

だから、みんなで、「せーの」で休んじゃえばいいんじゃないのかなという気がしまして。

金子

休んじゃいたいですけどねー。

栃尾

はい。私、実は週休3日にしてます。

安田

おっ、すばらしい!

金子

お、早い早い。さすがあ。

栃尾

でも、あんまり大きい声で言えないんですよね。

安田

なんで?

金子

どうして?

栃尾

なんかわかんないけど、「働けよ」って思われそうで。たとえば連絡が1日遅くなっちゃうじゃないですか、やることとか。

安田

ほおほおほお。うん。

栃尾

たとえば、お休みの前の夜遅くに来たら、つぎの日には返さないわけですよ、基本的には(笑)

安田

なるほど。

栃尾

なので、取材も「行けますか」って言われたら「ちょっと私、お休みなんで」って、あんまり言いづらいというか(笑)

金子

なるほど。

安田

僕もずっと長い間、いまはやってないですけど、「水曜日は仕事しない」って決めてるときがあって。

金子

ん~っ!

栃尾

あ、宇野常寛さんと一緒ですね。

安田

そのときはね、「休み」とは言ってませんでしたね。水曜日、聞かれたら、「あ、すいません。もうそこ先約が入ってるんです」って。

栃尾

あ、私もそうしてます(笑)「都合つきません」みたいな。

金子

なるほど。

安田

そう言うしかないですよね。

栃尾

やっぱ、ちょっと言いづらいですよね。

安田

こちらの問題じゃなくて相手の問題なんで、それで気分を害するっていうのは。

栃尾

ああ、そうですね、どう思うかっていう。

金子

うんうんうん。

安田

そうなんですよね。

栃尾

はい。でも、水曜日にしたんですね。水曜日にしたのはなぜ?っていうのを聞いてもいいですか?

安田

やっぱ5日連続で働くのはしんどいんで、2日働いたら1日ぐらい休みたいなということで。月、火、木、金も働けば十分だろうというふうに思ってたんです。

金子

いいなあ!なるほど~。

栃尾

「水曜日お休みにすると、1年中すべての日が休みの日に隣接する」って言ってました。

金子

おー!それはすごい大発見だ!

安田

そうなんですか。それは祝日とか?

栃尾

月曜日は日曜日と隣り合ってるし、火曜日は水曜日に隣り合ってる。水曜日お休みじゃないですか。

金子

ほおほおほお。

栃尾

木曜日も水曜日に隣り合ってるし、金曜日も土曜日と隣り合ってるので、前の日お休みもしくはつぎの日お休みだっていう話ですね。単純にそれだけの話。

安田

あ、なるほどね。

金子

すごいすごいすごい!

栃尾

そう。

金子

ほんとだ!

栃尾

だから、すごく働きやすいって言ってる人がいました。私は金曜日なんですけどね(笑)

安田

あ、そうなんですね。

栃尾

はい(笑)

安田

3連休っていうことですね。

栃尾

そうですね。

金子

いいなあ。

栃尾

ぜんぜんいいと思います。

安田

まあ、でも、日本企業はだんだんと休みが増えていくと思うんですが、世界と戦っていかないといけないっていうのもあるんで。

金子

うん。

安田

だから、人間全体のルールとして決めちゃったほうがいいような気がするんですよねえ。

金子

あ~、決めちゃってください安田さん。

栃尾

週休2日はどっかから、ちょっとずつ広まったんですか?一斉にやったんですかね。

安田

一斉にやったんじゃないですか。

栃尾

ああ、そうなんだ。

金子

ああ、そうなんだ。

安田

「エコノミックアニマル」とか言われて、日本が「働きすぎだ」と世界からひんしゅくを浴びたんじゃないんですか。「おまえら休め」と。

栃尾

なるほどー。じゃあ、国の政策として「一気にぜんぶに入れましょう」みたいな?

安田

まあ、国ごとにルールちがいますけど、やっぱ人類全体で決めたほうがいいことってあるじゃないですか。

栃尾

はいはい。人類(笑)

金子

あるあるあるある。

安田

たとえば日本は基本的人権っていうのがあるでしょ。

金子

うん。

安田

日本人として生まれたら、衣食住、最低限レベルは保障される。教育とかね。

栃尾

うんうん。

金子

うん。

安田

ああいうのは国じゃなくて、人類ぜんぶで決めるべきだと思うんですよね。

金子

ああ、ほんとですね。

栃尾

なるほど。

安田

最低限の衣食住とか医療とか学校とかは、人として生まれたらぜんぶ、「人間税金」みたいなのを全員から取って、これで賄うっていうふうにしたほうがいいんじゃないかなっていう。

栃尾

うん。

金子

うん。ストリートチルドレンとかにあげたいですね、人間税金。

安田

ね。ほんとにほんとに。

金子

うん。

安田

それでいくと休みとかもね、人間どうしが本当に競争しあうために必死で働くって、よく考えたらばかばかしいじゃないですか。人間ぜんぶが豊かになるために、いろんな発明とかしてるわけなのに。

金子

うん。ほんとだ。

安田

だけど、やっぱり裏切る人が出てきて、きっと休みの日に働いたりするんでしょうね。

栃尾

(笑)

金子

「裏切り者!」つって(笑)

安田

なんか、天の声に答えて役に立つ話しようと思ったけど、いまいち役に立ちませんでしたが。

金子

ははははははは(笑)

栃尾

はははははははは、そうでしょうか(笑)

安田

ちょっと、おまとめを。

金子

おまとめ厳しくないですか(笑)

栃尾

えーと、全世界で一緒に週休2日にしましょうということで。

安田

週休3日です。

栃尾

あ、間違えちゃった(笑)

金子

(笑)

栃尾

週休3日にしましょうということですね(笑)

安田

まあ、週に4回働きゃもう十分だと。3日は休みましょう、みんなで、ね。

金子

うん。

栃尾

はい。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。


*本ぺージは、2022年9月28日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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