安田佳生でーす。そういうとこ似ますよね、きょうだいって。

僕は歩き方が、すごい兄貴と似てて。

どういうふうに練習してちゃんと歩いてもね、怪しいんですね、僕、歩き方が。

こんな歩き方する人ほかに見たことないんですけど、自分の兄貴だけはそうで。

遺伝ってすげーなって思います。

ええ。「あ、なんか怪しい人がいる」と思って見たら、兄貴だったりするんですよ（笑）

ということで……

はい。すごいテーマが。

うんうん。

そんなことがわかんないのか！って、こんなこと言ったらリスナーが10分の1ぐらいに減ると思うんですけど……

はっきり言いますけど、世の中の人はほんとバカだなあと。

齋藤孝さんの「質問力」って流行りましたけど。

まさに、ほんとそのとおりっていうか、なんていうんですかね、もう質問がすべてですよ、ほんと。答えなんかどうでもいいんですよ。

なんていうんですかね、自分の脳みそに……齋藤孝さんの本にも書いてて、読んだのが昔すぎて覚えてないんですけど、とにかく、正しい質問をすれば、正しい答えが出てくるように脳みそというのはできてて。

なにも考えずに生きてると、考えてないように見えてね、いろんな質問されちゃうんですね、勝手に。

たとえば「統一教会って、やっぱ悪者なんだろうか？」とか、「政治家って、国のこと考えてるんだろうか？」とか、どうでもいい質問を考えて、答えを出しちゃうわけですよ。そういう人生になっていくわけ。

だけど、自分の脳みそに正しい質問をすれば、その答えをちゃんと行動してくれるように人間ってできてて。

だから、ほんと質問が……いままで僕ね、長い間、会社つぶれてから10年ぐらい、かれこれ、いろんな会社の顧問をやってきたんですけどね、ひとりだけ「答えはいりません」って言う人がいて。

はい。

「答えは自分で考えるんで、質問が欲しい」と。

「だけど、斬新な質問がだんだん思いつかなくなってきて、とにかく問いを欲しい」って言って契約してくれた人がいて。

やっぱそういう人はね、物事の本質に気づいてるんで、年間数億利益をあげる会社の社長さんですけど、このレベルの人は、やっぱり、まあ、そりゃそうだよなと思いましたね。

でも、ほんとにそうなんですよ。多くの人はね、自分に対して間違った質問をしてるんですよ。

どうでもいい質問をしちゃってるから前に進まないだけで。

だから、答えなんかほんと、どうでもよくて。

スッキリします。脳みそってね、質問されると答えを考えるように、もう、そういうふうにできてるんですよ。

うん。だから、答えを考えて不安になるとか、答えが見つからないから……

そうなんですよ。だから、誰かに勝手に質問されてるわけですよ。こんだけ年金が出なくなって、物価が上がって、円が安くなって、「さあ、あなたはどうするんだ？」みたいにネットにも書いてあるから、「さあ、どうしようか」って考えちゃうんですけど。

そんな、他人に勝手に自分の脳みそに対して質問させるから、だめなんですよ。

大事。だから、「どういうふうになりたいか」とか「どっちに向かいたいか」っていうところから逆算して、自分の脳みそに質問しないといけないんですよ。

「いかに楽をして金持ちになるか」とかですね、たとえば僕も勉強中に、ぜんぜん勉強を聞かないで、そんなことばっか考えてたからだめだったんですけど。学校の授業とかは質問してくるじゃないですか、先生がいっぱい。

僕はとにかく、人に質問されるのがほんと嫌で。

質問されるっていうか、「この質問に対する問いを答えろ」って言われるのが嫌なんですよ。

しかも答え決まってるじゃないですか。

それがすごく嫌で。

答えはセットっていうかね、答えを探すようにできてるんですよ。そういうふうにつくられてるんですよ、脳みそっていうのは。

ありますあります。人間ってボーッとしてても、なんか考えちゃうじゃないですか。

それって、その考える前に、なにかがあるから考えるんですよ。

自分で意図せず、それが質問になっちゃってるんですけど。

だから、なんらかの質問をしてるから答えを探すわけです、人間っていうのはね。

そうそう、そうなんですよ。だから本当に、なんていうんでしょうね、自分にどういう質問をしてやれば、すごく効率的に人生が動き出すかという、そういうことを考えたほうがいいと思いますね、ほんとに。

やっぱ、齋藤孝さんの本を読んだほうがいいんじゃないんでしょうかね（笑）

質問力を上げれると思いますね。「自分はいま、どういう問いに対して考えてるんだろうか？」とか「動いてるんだろうか？」っていうことを、ちゃんと意識することですよね。

もちろんもちろん。

量？うーん、とにかくね、まわりの人と同じ問いについて考えてると、同じ答えしか出てこないんですよ。

だから、人と違う答えは出ないんで、人より給料は増えたりしないわけですよね。

「普通はこんなこと考えないよな」っていう問いを投げかけたほうがいいわけですよ。

だから、「営業活動せずにモノが売れていくにはどうしたらいいか？」とかでもいいかもしれないし。

うん。「他の人が絶対まねできない商品」とかでもいいかもしれないし、「本当にお金は必要なんだろうか？」とかでもいいかもしれませんし。

だいたいね、買い物させるときも選択肢なんですよね。「A or B」みたいな感じで、「さあ、あなたはどっちの保湿剤を買いますか？」みたいな感じで選ばされてたりするんで。

ね。進学するときとか、就職するときとか、ぜんぶそうじゃないですか。「そもそも、あなたは進学しますか？」とか「そもそも、あなたは働くことに関してどう思いますか？」とか、なかなか進路指導の先生とか、そんなこと言わないじゃないですか。

ね。そこを考えるべきだと思いますよね。

できるだけ上流に行くっていうかね。

はい。「なんでこの質問を考えるようになったんだっけ？」っていうね。

だから、もうほんとに下流の下流の下流の下流の、枝分かれてしている3つのなかのひとつみたいになってくると、選択肢かぎられてくるし。

ほとんど考え尽くされてるし。だから、夢のような答えを追い求めるんだと思うんですけど、そんなもん、ないんですよ。

そんなもん、ないんですよ。

はい。

いま、一生懸命それを語ってたんですが（笑）

「そもそも」っていう口癖がいいですよ。「そもそも」。

「そもそも、なんでこうなんだっけ？」「そもそも、なんでこれ考えてるんだっけ？」「そもそも、私はなんでこれ悩んでるんだっけ？」みたいな、そういうことですね。

ということで、栃尾さん。

おまとめを。

はい。最近サボり気味です。

うん、いいですね、はい。

脳みそっていうのはね、どんなにバカな脳みそでもね、質問すれば答えを出そうとするっていう、問われたことを考えるっていうふうにできてるんですよ。

えらい人が研究した結果そうだって言うんだから、もう間違いありません。

ってことは、つまり、自分にどういう質問を投げかけるか、人生の9割ぐらいはそこで決まるってことです。

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。