「問いの重要性をみんなに伝えたい」【読むPodcast | ゲリラマーケティング】

第532回「問いの重要性をみんなに伝えたい」
という栃尾さん。
脳みそに正しい質問をすれば人生は必ず成功する。

そう言い切る安田の意図はどこにあるのでしょうか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

きょうだいそろって、しゃべり方が似ています。金子亜佑美でーす!

安田

安田佳生でーす。そういうとこ似ますよね、きょうだいって。

栃尾

3人とも?

金子

3人ともそうですね、似ますねえ、なんか知んないけど。恥ずかしくってしょうがないですね。

安田

僕は歩き方が、すごい兄貴と似てて。

金子

(笑)

栃尾

へぇ~。

安田

どういうふうに練習してちゃんと歩いてもね、怪しいんですね、僕、歩き方が。

金子

ははははは(笑)

栃尾

……(笑)

安田

こんな歩き方する人ほかに見たことないんですけど、自分の兄貴だけはそうで。

金子

(笑)

安田

遺伝ってすげーなって思います。

金子

いや、すげーですよ、ほんとに。

安田

ええ。「あ、なんか怪しい人がいる」と思って見たら、兄貴だったりするんですよ(笑)

栃尾

すごい、見分け方が(笑)

金子

いやー、いいですね、はい。ほっこり。

栃尾

はい。

安田

ということで……

栃尾

私から今日は質問をさせていただきたいんですけれども。

安田

はい。すごいテーマが。

金子

すごいテーマ、壮大な。

栃尾

なんか私、問いの持つ力……よく、そういう本とかも出てますし、「質問力」みたいなテーマをよく耳にしたりとかあるんですけど、もっともっと、すごいんじゃないかと思ってて(笑)

金子

(笑)

栃尾

なんていうんですかね、問いの力、私自身は、「問い」をテーマにしたとはわざわざ言ってないですけど、一応、「裏テーマで“問い”がある」みたいなイベントを企画したりとか、ときどきやってるんですけど、そんなに、みんな「問い」っていうことに対して、注目をしてくれないんですよね、あんまり。

安田

うんうん。

栃尾

そういう人に、どうやったらわかってもらえるのかなって。そもそも「問いって、めちゃめちゃパワーがあるよな」みたいなことをお話ししたいんですけど、安田さん、どう思われますか?っていうところです。

安田

そんなことがわかんないのか!って、こんなこと言ったらリスナーが10分の1ぐらいに減ると思うんですけど……

金子

10分の1に減る!?(笑)

栃尾

はい(笑)

安田

はっきり言いますけど、世の中の人はほんとバカだなあと。

栃尾

今日、すごい毒舌ですね(笑)

金子

言いましたね、はい(笑)

安田

齋藤孝さんの「質問力」って流行りましたけど。

栃尾

はい。ああ、そっかそっか。

安田

まさに、ほんとそのとおりっていうか、なんていうんですかね、もう質問がすべてですよ、ほんと。答えなんかどうでもいいんですよ。

栃尾

うーん、それはすばらしい、そこまで言うって。うんうん。

安田

なんていうんですかね、自分の脳みそに……齋藤孝さんの本にも書いてて、読んだのが昔すぎて覚えてないんですけど、とにかく、正しい質問をすれば、正しい答えが出てくるように脳みそというのはできてて。

栃尾

うん。

金子

おお。

安田

なにも考えずに生きてると、考えてないように見えてね、いろんな質問されちゃうんですね、勝手に。

栃尾

はいはい。

金子

ん!?

安田

たとえば「統一教会って、やっぱ悪者なんだろうか?」とか、「政治家って、国のこと考えてるんだろうか?」とか、どうでもいい質問を考えて、答えを出しちゃうわけですよ。そういう人生になっていくわけ。

栃尾

ふーん。

金子

うん。

安田

だけど、自分の脳みそに正しい質問をすれば、その答えをちゃんと行動してくれるように人間ってできてて。

栃尾

うんうん。

金子

お~。

安田

だから、ほんと質問が……いままで僕ね、長い間、会社つぶれてから10年ぐらい、かれこれ、いろんな会社の顧問をやってきたんですけどね、ひとりだけ「答えはいりません」って言う人がいて。

金子

お~。

栃尾

安田さんに対するオファーがですか?

安田

はい。

栃尾

へぇ~すごい。

安田

「答えは自分で考えるんで、質問が欲しい」と。

栃尾

すごい。

安田

「だけど、斬新な質問がだんだん思いつかなくなってきて、とにかく問いを欲しい」って言って契約してくれた人がいて。

金子

すごい。

安田

やっぱそういう人はね、物事の本質に気づいてるんで、年間数億利益をあげる会社の社長さんですけど、このレベルの人は、やっぱり、まあ、そりゃそうだよなと思いましたね。

栃尾

いや~すごいですね、それ。

金子

すげー。かっこいい。

安田

でも、ほんとにそうなんですよ。多くの人はね、自分に対して間違った質問をしてるんですよ。

栃尾

うんうん。

金子

ふーん。なるほど。

安田

どうでもいい質問をしちゃってるから前に進まないだけで。

金子

ああ、そうなんですね。

安田

だから、答えなんかほんと、どうでもよくて。

金子

へーっ、なんかスッキリしますね、そう言われると。

安田

スッキリします。脳みそってね、質問されると答えを考えるように、もう、そういうふうにできてるんですよ。

栃尾

まあ、そうですよね。つい考えちゃいますよね。

安田

うん。だから、答えを考えて不安になるとか、答えが見つからないから……

金子

あ~そうなんですね。

安田

そうなんですよ。だから、誰かに勝手に質問されてるわけですよ。こんだけ年金が出なくなって、物価が上がって、円が安くなって、「さあ、あなたはどうするんだ?」みたいにネットにも書いてあるから、「さあ、どうしようか」って考えちゃうんですけど。

栃尾

はいはい(笑)

安田

そんな、他人に勝手に自分の脳みそに対して質問させるから、だめなんですよ。

栃尾

うん。

金子

なるほどー。

栃尾

質問の質が大事っていうことなんですか?

安田

大事。だから、「どういうふうになりたいか」とか「どっちに向かいたいか」っていうところから逆算して、自分の脳みそに質問しないといけないんですよ。

栃尾

うんうんうん。

金子

えぇっ!?

安田

「いかに楽をして金持ちになるか」とかですね、たとえば僕も勉強中に、ぜんぜん勉強を聞かないで、そんなことばっか考えてたからだめだったんですけど。学校の授業とかは質問してくるじゃないですか、先生がいっぱい。

金子

うん。

安田

僕はとにかく、人に質問されるのがほんと嫌で。

栃尾

へぇ~なるほど。

金子

えーっ。

安田

質問されるっていうか、「この質問に対する問いを答えろ」って言われるのが嫌なんですよ。

金子

お~。

安田

しかも答え決まってるじゃないですか。

栃尾

うんうん。

金子

あ~そっかそっか。

安田

それがすごく嫌で。

金子

質問に答えはセットなんですね。

安田

答えはセットっていうかね、答えを探すようにできてるんですよ。そういうふうにつくられてるんですよ、脳みそっていうのは。

金子

ああ、そっかそっか。

栃尾

はいはい。答えが出ない質問とかもありますもんね。

安田

ありますあります。人間ってボーッとしてても、なんか考えちゃうじゃないですか。

栃尾

はい。

安田

それって、その考える前に、なにかがあるから考えるんですよ。

栃尾

うんうん。

安田

自分で意図せず、それが質問になっちゃってるんですけど。

金子

あ~。

栃尾

そうですね。

安田

だから、なんらかの質問をしてるから答えを探すわけです、人間っていうのはね。

栃尾

うんうん。

金子

ふーん。

栃尾

その質問がいまいちだったら、めちゃめちゃ大したことない時間を過ごしてしまうってことですね。

安田

そうそう、そうなんですよ。だから本当に、なんていうんでしょうね、自分にどういう質問をしてやれば、すごく効率的に人生が動き出すかという、そういうことを考えたほうがいいと思いますね、ほんとに。

栃尾

ふーん。その「質問力」みたいなのって上げられるんでしょうか?

安田

やっぱ、齋藤孝さんの本を読んだほうがいいんじゃないんでしょうかね(笑)

金子

そこ?(笑)

栃尾

読んでないっていう(笑)

安田

質問力を上げれると思いますね。「自分はいま、どういう問いに対して考えてるんだろうか?」とか「動いてるんだろうか?」っていうことを、ちゃんと意識することですよね。

栃尾

うんうん。

金子

いい問いを考える必要がありますよね、そうなると。

安田

もちろんもちろん。

金子

どうやったらいい?

栃尾

まずは量を出してみるっていうのも、ひとつかもしれないですね。

金子

量?

栃尾

質問の量。そのなかでいいのが見つかるかも。

金子

あ~なるほど。まあ、たしかにそうですね。

安田

量?うーん、とにかくね、まわりの人と同じ問いについて考えてると、同じ答えしか出てこないんですよ。

栃尾

うん、たしかに。

金子

うん。

安田

だから、人と違う答えは出ないんで、人より給料は増えたりしないわけですよね。

栃尾

うんうん。

安田

「普通はこんなこと考えないよな」っていう問いを投げかけたほうがいいわけですよ。

栃尾

うんうんうん。

金子

うーん。

安田

だから、「営業活動せずにモノが売れていくにはどうしたらいいか?」とかでもいいかもしれないし。

金子

ああ、そういうやつですね。

安田

うん。「他の人が絶対まねできない商品」とかでもいいかもしれないし、「本当にお金は必要なんだろうか?」とかでもいいかもしれませんし。

金子

あ~。

栃尾

たしかに、ありきたりじゃないものって、結構いいポイントかもしれないですね。

金子

なるほど。

栃尾

ありきたりじゃない質問があると、考えが違うほうに進むんで。

安田

だいたいね、買い物させるときも選択肢なんですよね。「A or B」みたいな感じで、「さあ、あなたはどっちの保湿剤を買いますか?」みたいな感じで選ばされてたりするんで。

栃尾

(笑)はいはい。

安田

ね。進学するときとか、就職するときとか、ぜんぶそうじゃないですか。「そもそも、あなたは進学しますか?」とか「そもそも、あなたは働くことに関してどう思いますか?」とか、なかなか進路指導の先生とか、そんなこと言わないじゃないですか。

栃尾

うん。

金子

うん。

安田

ね。そこを考えるべきだと思いますよね。

栃尾

そうですね。当たり前になってるところを疑うとか。

安田

できるだけ上流に行くっていうかね。

栃尾

ああ、上流に行く?

安田

はい。「なんでこの質問を考えるようになったんだっけ?」っていうね。

栃尾

うんうん。

安田

だから、もうほんとに下流の下流の下流の下流の、枝分かれてしている3つのなかのひとつみたいになってくると、選択肢かぎられてくるし。

栃尾

そうですね(笑)

安田

ほとんど考え尽くされてるし。だから、夢のような答えを追い求めるんだと思うんですけど、そんなもん、ないんですよ。

金子

ああ、そんなもんはないですね、うん。

安田

そんなもん、ないんですよ。

金子

それはわかります!

栃尾

(笑)

安田

はい。

金子

なるほどー。どうやったら、いい問いができるのか。

栃尾

練習しないと。

安田

いま、一生懸命それを語ってたんですが(笑)

栃尾

10分かけて語ってたのに(笑)

金子

(笑)ああ、そっか、ちょっと聴きかえしますね。

安田

「そもそも」っていう口癖がいいですよ。「そもそも」。

栃尾

うん、たしかにたしかに。

金子

ああ、「そもそも」?

安田

「そもそも、なんでこうなんだっけ?」「そもそも、なんでこれ考えてるんだっけ?」「そもそも、私はなんでこれ悩んでるんだっけ?」みたいな、そういうことですね。

栃尾

うんうん。

金子

あぁ~。

安田

ということで、栃尾さん。

栃尾

まとめますか?

安田

おまとめを。

栃尾

まとめ!?(笑)

安田

はい。最近サボり気味です。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

栃尾

「人生は質問がすべてである」っていう感じのまとめでどうでしょうか?

安田

うん、いいですね、はい。

金子

おお、そうか!すごい!

安田

脳みそっていうのはね、どんなにバカな脳みそでもね、質問すれば答えを出そうとするっていう、問われたことを考えるっていうふうにできてるんですよ。

金子

なるほど。そうかも。

安田

えらい人が研究した結果そうだって言うんだから、もう間違いありません。

金子

(笑)

栃尾

うんうん。

安田

ってことは、つまり、自分にどういう質問を投げかけるか、人生の9割ぐらいはそこで決まるってことです。

栃尾

うん。ほんとにそんな気がしてきました。

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございましたー。

金子

ありがとうございましたー。

*本ぺージは、2022年12月7日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから
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安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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