第342回「有名大企業の未来予測」

この記事について

2011年に採用ビジネスやめた安田佳生と、2018年に採用ビジネスをやめた石塚毅による対談。なぜ二人は採用ビジネスにサヨナラしたのか。今後、採用ビジネスはどのように変化していくのか。採用を離れた人間だけが語れる、採用ビジネスの未来。

前回は 第341回「60代シニアが1000万円稼ぐ時代」

 第342回「有名大企業の未来予測」 


安田

マクドナルドの営業益が過去最高だそうです。

石塚

マクドナルドは単純に値上げが収益に繋がってます。

安田

「値上げするとお客さんが離れる」って言われてたのに。

石塚

これが減らないんですよ。

安田

どうして減らないんですか?

石塚

単純にみんなマックが好きなんですよ。

安田

ホントですか?

石塚

一定頻度で食べたくなる。そもそもマクドナルドだけが高くなってるわけじゃないし。

安田

確かにそうですね。どこも限界なんでしょう。みんなであげれば怖くない。

石塚

マクドナルドってほんと常習性が強いので。週に1回ぐらい食べたくなっちゃうんですよ。

安田

私もたまに朝マックが食べたくなります。

石塚

安田さん朝マックなんだ。パンケーキですか?

安田

エッグマフィンとハッシュドポテトです。

石塚

僕はビッグマックなんですよ。

安田

やんちゃですね(笑)

石塚

二週に一回ぐらいビックマックが食べたくなります。食べると幸せな気持ちになるんですよ。子供の時はあんなの高くて食べられなかったから。

安田

なるほど。大人食いですね。

石塚

そうそう。「大人だからビックマックぐらい簡単に食べちゃうよ、俺」みたいな。

安田

じゃあマクドナルドの業績は値上げの効果ですか。

石塚

そうです。あと見逃せないのがマックデリバリー。ものすごく売れてるんですよ。

安田

ウーバーですか?

石塚

ウーバーもありますけどマック自体がデリバリーを受けてくれるんです。

安田

そうなんですか!

石塚

その代わり単価が高いです。配送費が含まれてるから。

安田

それは仕方ないですよ。ところでマックとは逆に資生堂が108億円の赤字だそうで。これはどうしてなんですか。

石塚

資生堂はずっと取り組んできた中国市場があまり思わしくない。中国の景気が良くないので。

安田

良くないとは言っても日本よりはマシでしょう。まだまだ経済成長してますし。

石塚

中国の経済見通しって厳しいんですよ。そんな楽観的なことを言う人はいないです。

安田

そうなんですか。

石塚

富裕層はどんどん海外に逃げ出していて。移住先で1番の候補は日本だって言います。

安田

日本ですか。税金高いのに。

石塚

向こうにしてみたら安いもんでしょ。

安田

そうなんですね。

石塚

資生堂はメイドインジャパンというブランドが中国市場ですごく受けて。中国市場向けの工場を3つも稼働させちゃった。あれが重たいんでしょうね。

安田

180億の赤字って資生堂にはかなり重いんでしょうか?

石塚

いやいや。年間500億円以上を販促費に使ってる会社ですから。180億ぐらい赤字が出ても大したことない。大手は今後もそんなに揺るがないと思います。相変わらず円安ですし。

安田

日産なんて厳しそうですけど。ホンダとの合併も破談になって。

石塚

日産に関しては、厳しい言い方だけど「25年前のことを忘れたのか?」っていう。謙虚さがないですよ。ゴーンさんが来なかったら「今頃おたくもう会社ないよ」っていう。

安田

「喉元過ぎれば」って感じでしょうね。

石塚

あんなに瀬戸際まで行ったのに。株価5倍のホンダが「子会社にならないか?」って言ってくれたら「よろしくお願いします」だろって。僕は言いたいです。

安田

なぜ破談になったんですか?

石塚

プライドの問題ですよ。ホンダの子会社になることをみんな嫌がって。だけど世界を見たらGMもクライスラーも似たようなことをやってるじゃないですか。

安田

確かに。

石塚

「そんなこと言ってられないだろう」って僕は思いますけど。プライドの問題でしょうね。

安田

最終的にはどうなると思いますか?

石塚

もう1回25年前が起こると思います。結局「ごめんなさい」ってなった時に、格安でどっかに買い叩かれる。

安田

それは国内企業ですか?

石塚

いやグローバルでしょうね。

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石塚毅
(いしづか たけし)
1970年生まれ、新潟県出身。前職のリクルート時代は2008年度の年間MVP受賞をはじめ表彰多数。キャリア21年。
のべ6,000社2万件以上の求人担当実績を持つ求人のプロフェッショナル。

安田佳生
(やすだ よしお)
1965年生まれ、大阪府出身。2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

 

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