第60回「海外の人もわざわざ訪れる専門店とは?」

このコラムについて

小さなブルーオーシャン?
何だかよく分からないよ。ホントにそんなので商売が成り立つの?

と思っている方は多いのではないでしょうか。何を隠そう私もそのひとりでした。私は人一倍疑り深い人間なのです。そこで・・・私は徹底的に調べてみることにしました。小さなブルーオーシャンなんて本当にあるのか。どこに行けば見られるのか。どんな業種なら可能なのか。本当に儲かっているのか。小さなブルーオーシャン探求の中で私が見つけた答えらしきもの。それはきっとみなさんにとっても「何かのヒント」になるはずです。

「アパレル業界はアイテム数を増やそうとしますけど…」


「アパレル業界はアイテム数を増やそうとしますけど…」

あっという間に4月ですね。
新型コロナの拡大防止のため、
我々の生活は大幅に変更せざるを得ませんが、
自然界はまったく変わることなく、
徐々に暖かくなり、
もう桜が散りそうな勢いです。

そろそろ衣替え。
Tシャツを出さないと…。
ということで今回はTシャツの話。
特に「白Tシャツ」。
シンプルですが、とても着るのが難しいシャツです。

S

tockSnapによるPixabayからの画像

そんな「白Tシャツ」専門店が、
世界で唯一、日本にあることをご存知ですか?
千駄ヶ谷にある「#FFFFFFT(シロティ)」
無類の白T好き3人が2016年にオープンしたお店です。

あらゆる種類の白Tを集めてきた中で、
「白Tってこんなにおもしろいのに、なぜその専門店が無いのだろう?」
という想いから、「白Tだけを取り揃えるお店」
として生まれました。

洋品店、アパレル業界は、
アイテム数を増やして勝負するのが主流です。
しかし、「#FFFFFFT(シロティ)」には、
白Tシャツのみ。

とは言え、店内には、国内はもとより世界中から
厳選された白 T が常時約 40 種類ほどが
ラインナップされているそう。
生地、製法、デザイン、シルエット、生産国などが
それぞれ異なるため、「必ず自分の一枚に出会える」
のだとか。

「自分好みの白Tを求めて、若い方から年配の方、
あとは海外のお客さんも多くお越しいただいていますね」
と語るのは、創業メンバーで“白Tハンター”こと夏目拓也さん。

さまざまなアイテムがあり、
楽しみにながら、
自分に合うものを探すのもいいですが、
「#FFFFFFT(シロティ)」のように、
一つのアイテムをさまざまな視点から
自分に合う一枚を探すというのも、
いいかもしれませんね。

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佐藤 洋介(さとう ようすけ)
株式会社グロウスブレイン 代表取締役

大学(日本史専攻)を卒業後、人材コンサルティング会社に16年間勤務。ソフトウェア開発会社、採用業務アウトソーシング会社、フリーランスを経て、起業。中小企業の人材採用、研修に携わる一方で、大学での講義、求職者向けイベント等での講演実績も多数。人間の本質、行動動機に興味関心が強い。
国家資格キャリアコンサルタント、エニアグラムファシリテーター、日本酒ナビゲーター。

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